第31話 序章完結~次章へ紡ぐ~

文字数 6,769文字

目が覚めると体には軽い微睡がまだ残ってるよ
腕の中には七海の柔らかい感触
思わず可愛すぎて腕に力が入いちゃったよ
「うううん・・・」
七海の目が薄く開き
「おはよう」
”ごめん起こしちゃったね おはよう”
スルリとベッドを抜け出る七海
カーテンの隙間から入る日の光に七海の玉のような肌が輝き眩しいよ

御姫様抱っこをされバスルームに運ばれる私
まだ足がガクガクってバレてんね
バスルームに入り鏡を見ると少しフリーズしてる七海
「今さ認識阻害とか使ってないよね」
”うん”
「なんか私さ金髪になってないか?」
”うん”
一般的なプリーチカラの金髪と違って天然のブロンドだから西洋人の金髪のように不自然感はないよ
「髪の色の問題はこれだったのか」
”うん指先の火とか部位強化での微量魔力使用と違って昨日の魔法練習で本格的に魔力が全身に流れたからね”
「もしや髪色は属性により決まってるって部分が発生したと」
”そうだよ”
「よし!彩美と見分けが付かない御客様が多かったからイメチェンしたことにしよう!」
すごいポジティブが早いね流石だよ
気持を切り替えた七海は私を椅子に座らせてシャワーを始めたね
シャワーを浴び終わる頃には普通に立てるようになったよ

髪を乾かしタンクトップに短パンの部屋着スタイルでリビングへ
しかし服だけでなくブラにパンツまで共用してる夫婦ってのも珍しいよね
今日は休店日なので一日ゆっくりだよ
時間は十三時少し過ぎなので美香が来たらお昼かな
”買物行けてないので昼は外食でいいかな”
「じゃあお昼食べて買い出し行こうか」
”うん!そろそろ美香も来そうだしね”
ランチのお店はシャリーヌカフェに決定!
シャリーヌカフェはマンションを出て歌舞伎町と逆方向に文化センター通りを少し入って一本裏通りにあるお店
DJブースとかあって夜はディスコな感じで盛り上がったりするけど昼は結構なデカ盛りランチのお店ね
ここもMixBarで昼も夜もスタッフはNHから女装に純女って曜日変わりで多彩なんだよ
ここまで色々出来るのはオーナーさんが新宿で何人かいるNHとか女装関連の伝説と言ってもいいレベルな顔の人だからなんだ

さてと準備の前に二人テラスで一服をしてると美香がパジャマで飛び込んできたよ
「髪があ!髪があ!髪の色がぁ!ってぇねーさんも金髪!?」
完全にパニックモードの美香
タバコを咥えさせ火を着けると一呼吸して落ち着いたみたいだね
属性と髪の色の話を七海がすると納得したのか
「じゃあ私もねーさんと一緒にイメチェンしたことにしよう!」
しかし太陽に透けるブロンドの髪
”綺麗だ・・・”
思わず二人のブロンドに見惚れちゃうよ
二人とも元々色白だからハーフと言っても皆んな信じちゃいそうだよね
ランチに行き買物に行くことを伝えると一回部屋に戻って準備してくるねと自室に戻る美香
嵐ように来て去って行ったね
七海と目が合うと思わず笑い出す二人だったよ

さて外出となると着替えてメイクだね
私は胸元が広めで少し谷間が強調される黒長袖ニットに薄い黒色デニム地のハイウエストスキニージーンズにシンプルなライダースジャケットだよ
スキニージーンズとか股間を気にせずに履けるようになったのは嬉しいね
七海は膝丈のウエストラインが締まった白のVネックワンピースニットに金属のバックルが少し目立つ黒幅広ゴムベルトでお姉さん感がすごいよ
Vネックから少し見える谷間が眩しいね
胸元が寂しいのでマリッジリングを作った時一緒に渡されたアクアマリンのネックレスをお揃いで着けたよ

”そうだ七海お願いがあるんだけど”
「なんだい?」
”美香もで三人お揃いの常に身に着けられるアクセサリーが欲しいんだ”
「あっそういうことか!」
”うん”
「じゃランチしたらデパートも寄ろうね」

メイクは少しキツメの服装な私とお姉さん系の七海なので二人とも七海出勤モードでお姉さんな感じに仕上げたよ
メイクが終わると
「おまたせー!」
美香がやってきたよタイミングいいね
「そういえば魔法の練習はどうする?」
魔法が使えるようになるのが楽しくてしょうがないんだね
”買物から帰って来たら夕食を作る前にやろうね”
「そうか今晩は彩美ちゃん料理!楽しみだなあ」

シャリーヌカフェまではマンションから徒歩数分で到着
外観は普通のカフェなんだけどドアを開けると少し暗めの照明でランチでも夜のイメージが出てるよ
店はカウンター数席と四人掛けのテーブル席が壁沿いに十席位と店の真ん中にはDJタイムとかでドリンクを置いたりするセンターカウンターがあるよ
入口と反対側には喫煙所の入口
喫煙所近くの席が空いていたので着席
七海はミックスフライ定食で美香は餃子定食
当然だけど二人はライス大盛だよ
私はカキフライ定食にしたよ
ドリンクは全員生ビールだね

注文が終わると生ビールが届いたよ
乾杯して一息で飲む三人とかあ
追加のビールをお願いして届くまで喫煙所で三人揃って紫煙を巡らす
三人入ると少しパンパンな喫煙所サイズ
「彩美ちゃんがスキニージーンズとか珍しいね」
”その前は・・・もっこりが・・・”
「あっ!」
何故か顔が赤くなる美香でした

メインプレートにライスと味噌汁が届きランチ開始
って量が半端無いんだよね
まあNHとか女装さんの御客さんは量食べる人多いからね
量の多さと味に惹かれてランチは近所のサラリーマンも平日は結構居たりするしね
カキフライを一個ずつ二人のプレートにそっと移した私です
「彩美ちゃんって体はねーさんのコピー状態なのに食べる量は変わらなかったんだね」
”多分だけど女体化に関係ない臓器はオリジナルベースなのかなって思ってるよ”
「そうだな全ての臓器まで再構成されたらとんでもないエネルギーが必要となりそうだしね」
”調べるのは大変だから気にはしてないけど染色体だけ女性になってる程度かなってね”

二人はライスをお替りして追加でソーセージと唐揚げを頼んでシェアして食べてるよ
私は喫煙所で先に一服
なんかさっきの美香の一言で少し意識しちゃったよ
スキニージーンズの上から股間を触って本当に平らなのを確認してしまったよ
前はどんなに頑張っても違和感ある形状だったので履きたくても我慢してたよ
デニムショーパンとかなら布が伸びないから無理やり押さえつけて履けたけどスキニーとか伸びる生地はだったんだよね

二人も食べ終わって喫煙所に来たよ
一服を終えて喫煙所を出ると初老の痩せた男性がカウンターでお茶をしてるよ
「お久しぶりです」
七海が挨拶する
この店のオーナー本田原だね
伝説級のNHや女装業界のドンと言っても過言でない人だよ
御高齢になり少しずつ店舗を人に譲り今はこのカフェで大好きなDJとかを楽しんでるんだ
夜は女装してDJブースって日が多いよ
「七海ちゃんかお久しぶりだね」
”お久ぶりです本田原さん”
「七海ちゃんと一緒ってことは彩美ちゃんかあ性転換したって聞いてはいたが私の目で見ても純女と見分け付かないとは」
まあ純女になってますんで
「春から七海さんの所でお世話になってる美香です よろしくお願いをいたします」
「こちらこそよろしく」
「すごくご飯おいしかったです」
「いつでも気軽に食べにおいで夜も定食はあるからね」
少し雑談をしてお会計からタクシーで南口のマリッジリングを作ったデパートに移動

目的地は三階の少し分かり難い売場の陰に隠れた場所
金色を基調とした壁に濃いスモークが施された両開きの自動ドア
ドアの横には「MembersSalon」と書かれている
自動ドア抜けて入ると正面にカウンターがありスーツ姿の女性が二名いる
周りをみると左右にスモークの自動ドアがあり左は「VIP」右は「MEMBERS」のプレートがある
「何々ここは!?」
美香が軽くパニックってるね
まあ初回は私も気圧されたから美香の事は笑えないよ

VIPルームの商談室では下田が既に待機していた
「三人お揃いですか」
七海と私のネックレスを見てる下田
「実は指輪を作りましたアクアマリンですが万が一の補修用に残してるのがありますので同じネックレスを御準備では如何でしょうか?」
「それはいいな」
「はいネックレスのトップを切り出しましても補修には十分残せる量になりますので」
「ではお願いをしたいが納期はどうかな?」
確認をしに一回バックルームに下がる下田
”補修に関しては保護の魔法を施せばまず壊れる事はないから大丈夫だよ”
「お洒落だけどチェーンが細くて雑な私は切らないか心配だよ」
”それも私の魔力で保護をすれば数百キロで引っ張ても切れないから大丈夫だよ”
「それなら安心だね」
下田が戻って来て次の金曜日には完成すると報告がありお願いをしたよ
三個揃ったら念通と保護を施そうね

地下の食品売り場まで移動して当面の食材を買ったよ
来週分を纏めたら結構な量になったので外商経由にして夕方に届けてもらう事にしたよ
このまま戻ってもいいけど東南口の春屋珈琲でお茶をしてから帰る事にしたよ
ここは婚姻届けを出し私が転移した日の昼に七海と寄ったよね
春屋カフェは店舗にもよるけど多くの店舗で喫煙可能なので愛煙家に最高の場所なんだよね
店員さんもメイド風の制服で店内はモダンゴシック調でゆっくり紫煙とコーヒーを楽しめるんだ
あっスイーツも色々あって美味しいし映え狙いで見た目も可愛いよ
七海と私はカフェラテとモンブランケーキ
美香は紅茶と紅茶シフォンケーキと紅茶縛りだね

カフェラテは砂糖を入れず飲むのが七海と私のスタイルだよ
コーヒーでなくカフェラテなのはケーキの甘みとミルクのマッチングが好きなんだよね
紫煙を巡らしつつ楽しむカフェタイムは最高だね
スイーツは何回か挑戦したけど結論はお店に勝てない!なので最近は作ってないよ
さてそろそろ戻って魔法の練習をしないと暗くなっちゃうね

今日は魔矢の練習
二人は光属性だから正確には光矢だね
的はエアダッチワイフを石化してでね
光矢は魔矢に比べて初速が格段に速く射程も長いけど貫通力が弱いので相手が大型の場合は連射か本数を多く出す必要があるね
昨日と同じ手順で的と結界を準備する
まずは見本を見せるよ

腕を的に向け腕の周りに矢をイメージし軽く魔力を込める
腕の周りにかなり漆黒の太い矢が十数本現れる
前より魔力が上がってるから制御が難しいよ
魔力を抜いても初回より威力が落ちないね
魔防壁を出せる心構えをして矢を放つ
”魔矢”
やっぱしだ的が無散して結界に当たり砕けた矢の破片が跳ね返ってくる
美香が目をつむり体を固めたのに対して七海は余裕リラックスして私の横にいるよ
まったく信頼度が高すぎて嬉しいよね
”魔防壁”
黒い半透明の壁が三人の前に出現し跳ね返って来た矢の破片を防ぎ消滅させていく

「なんていうか物理攻撃と言っていたが的が無散してしまうのでは鬼火と変わらないのはないかな?」
”その威力のコントロールが難しいんだよね形を残すより山一つ吹き飛ばす方が簡単で・・・”
「無敵チートの裏返しが苦労になるとかかな」
”うん じゃあ七海からだけど説明はいらなそうだね”
既に的に向け腕を伸ばした腕の周りに私の矢に比べるとかなり光る細いけど数十本の矢が現れる剣山みたいだね
「光矢」
的に放たれる矢
的に当たると魔矢と違い貫通はせず的に刺さり穴を穿って消えてゆく
形を留めたけど穴だらけだね
でも攻撃の意味としては私より理想的かもね無散させちゃったら食材にもならないしね
「次は私ね!」
美香が腕を伸ばし矢を出す
おっ七海より細くて本数が多い個性が色々出て魔法は面白いね
「光矢」
放たれた矢は的に当たると七海の矢と同じで貫通はせず刺さるが細く本数が多く穴の数は多いけど深さは浅いね

残った的を鬼火で消して結界を解除する
魔力を使ったので反応した髪が金色に輝き夕日に輝く二人は天使のようで見惚れちゃよ
私の視線を感じたのか七海が
「彩美の黒髪も魔力を発動した後はブラックオパールの様に七色に光を反射し輝いて綺麗で見惚れるよ」
ブラックオパールの宝石言葉は「威嚇」そう私は戦い道を切り開くことしか出来ないんだね
同じことを思ってくれたんだね七海が私を抱きしめ
「大丈夫だ一人だけで道を切り開く苦労はさせないから」
「私もいるからさ」
思わず涙が出ちゃったよ

一服して気持ちを切り替えたら夕飯の準備だね
流石高級デパートの食品売り場でストレートタイプの試飲したら最高に美味しかった鶏ガラスープが手に入ったので七海が退院した日に作った生姜鶏団子鍋にしたよ
夜は少し寒くなってきたので鍋もいいよね
食後はジャックでまったりしてから三人でお風呂
もう慣れたよ美香の裸をみても感じない失った思い出せない感覚に少し寂しさは覚えるけど

ここから約二週間の日常
金髪になって初出勤日に驚くスタッフやキャストに
「いやさあ彩美と私の見分け付きにくいって感じだったのでジャンケン負けた方が金髪とかヨッパでやったら一撃で負けてね」
何となく別の意味で物語を知って金髪の理由を悟ったマキは苦笑いを堪えてるよ
「調子に乗って美香もジャンケンで彩美に挑んで撃沈したのでおソロで金髪になってるんで週末は驚かないであげてね」
とかさ上手いよね皆んなが納得の理由をさらりと作ったよ
七海の金髪は予想以上に常連さんにも好評で「天使みたい」ってね

それから美香はキャンパスライフで友達と約束の無い日は帰宅後の遅め夕食を食べに来てくれたりで次の週末を迎えたよ
出来上がったアクアマリンのネックレスを下田が持って来てくれた
私は念通と保護を三本のネックレスに施したよ
これでガイアに残った美香とも満月の晩なら短時間だけど情報交換や打ち合わせを出来るしね
週末の美香が金髪初出勤をすると多くの御客様が驚いたけど七海と同じで好評な結果でよかったよ

次の週末の土曜日
今日の出勤で一旦メネシスに戻るので朝礼はいつもより長かったね
「私の我儘ですまぬが彩美のサポートで留学先に同行するので長期の休みになり申し訳ない」
キャストもスタッフも七海の言葉に頷く
「今後だが私は大ママとして帰国時は店に携わりママはマキにお願いをする」
「はい謹んで受けさせて頂きます」
「チーママは静香にお願いしたいがどうかな」
驚く静香
「皆んなに聞いても静香がチーママに一番適任と言うと思ってるが」
キャストにスタッフの全員が拍手で迎える
本当にこの店のいい所だよ皆んな自分の立ち位置をちゃんと把握してて嫉妬とか無しに適材適所を理解してくれるとか
涙を浮かべながら
「ありがとうございます!大ママと彩美ちゃんが戻るまで頑張って店をマキさんに協力して守ります」
「ありがとう」

この日の営業は七海と私がしばらく離れるって大盛況でバタバタだったけど・・・こんなに見送りに来てくれるなんて嬉しいよね
アフターは複数の申し出があり誰を選んでも角が立つので幻影亭の大部屋を手配して焼肉パーティーだったよ
本当に本当に・・・本当はかな・・・このままガイアで過ごせるとと思うけど・・・私は自分が産み出した物語の責任を果たさないとね
帰宅後は三人でお風呂に入って少し今後の打ち合わせ
「じゃあ冬休みはメネシスでいいのね!」
”うん十二月二十日の休み始まりに来るね”
「パパとママには年始年末の温泉旅行をプレゼントしてアリバイ作っとくよ」
”年明けは一月七日の大学始まる前に戻る事になるから冬休みはメネシスの味見程度だけどね”
「それでも楽しみだよ」
”私の中の扉の使い方を覚えれば次からは一人で転移出来ると思うので春休みは始まったら転移してきてもらって一月半位はるので軽い冒険の旅に出ようね”
「こっちが本番で楽しみだね」

打合せも終わり部屋に帰ろうとする美香を私が引き止める
「今日は三人で川の字寝をしようよ」
もう物理的にも精神的にも危険性ゼロな私なので今晩は二人の間に挟まれる私だよ
七海は分かってくれてるから今宵は美香を抱きしめ眠気の揺り篭に体をまかす
「彩美ちゃん温かくて気持ちいいよ・・・これだけで私は・・・幸せだよ」
美香の意識が闇に落ちるのと同時に私の意識も・・・大切な美香の温もりを感じながら・・・闇に落ちていく

翌朝は七海定番朝御飯を三人で食べて冷蔵庫の残ってる食材整理とかを美香にお願いして私はルシファーの用意してくれた服に着替える
七海は無難に動きやすい長袖ニットにワイドパンツに着替える
ちょっとだけチートでタバコを持てる片手で限りの袋に入れて持って行くよ

”じゃな美香ちゃん次は冬休みでね”
「静香のサポートも頼むよ」
「うん」
少し涙ぐむ美香が愛おしいね

”七海!私の魂にある扉を見付けて”
「これでいいのか?」
七海の魔力が私の魂の中にあるドアノブに触れる感覚
”じゃ行くよ!”
さあ物語は私の手を離れた新章へ!
少し前までは不安しかなかったけど七海と一緒ならなんでもござれな気持ちだよ
私の魂の中で七海と手をとり扉を開ける
ガイアでは霞んで消えて行く二人の体

さあ新章の幕あけ!もうこうなれば楽しむだけだよ!
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登場人物紹介

彩美<主人公>

女装癖のある男子高校生

平穏な高校生活が崩れた時に出会い救ってくれた七海と恋に落ちる

七海との出会いで高校生活を送りながらニューハーフとして生活することを決め新宿のMIXバーで活躍する生活を送る

少し普通ではないけど七海と一緒に平穏な日々を過ごしていたが突然の異世界転移で女体化する

異世界転移で与えられたご都合主義は「無敵チート」だけで苦労満載の異世界生活が始まる

唯一与えられた無敵チートの意味を日々考えている

七海<ヒロイン(純女)>

新宿二丁目にあるMIXバー「セブンシー」のオーナーでママ

店を開くまでは歌舞伎町で伝説級のキャバ汝として活躍していた

絶望の淵にいる彩美を愛し救いの手を差し伸べ恋人になる

少し特殊な性癖を持つため彩美と少し不思議だけど幸せな同棲生活を楽しんでいた

ある日突然の異世界転移した彩美の帰りを待ち続けている

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