第一の謎 ポジション名

文字数 524文字

 ご存じの方も多いと思うが、野球のポジションは、非常に分かりやすいネーミングとなっている。
 ピッチャーとキャッチャーは、それぞれピッチング(投球)、キャッチング(捕球)するのだとすぐに理解できる。
 ファースト・セカンド・サードにおいても同様で、それぞれ一塁、二塁、三塁を守っていることを表しているのは明白だ。
 さらにはセンター・ライト・レフトも、キャッチャー側から見て、それぞれ中央、右側、左側で、単純すぎるくらいである。
 いずれも、これ以上ないほどのシンプルな名称と言っても過言ではない。
 だが、ここで問題となるのがショートの扱いだ。
 主に二塁と三塁の間の守備を担当するらしいのだが、ポジション名を聞いただけでは、それがどこの守備なのか、全く見当がつかない。
 ショート? 短いの? 何が?
 このような疑問が湧いてくるのは当然といえよう。

 一方、サッカーにおけるセンタ―フォワードやミッドフィルダー、アメフトのクォーターバックなどは、知らない人が聞いたら、もはやポジションかどうかすら不明だ。
 だが、ショートだけ仲間外れ感が半端ない野球と違って、すべてのポジションが分かりづらいサッカーやアメフトのほうが、よほど潔く思えてしまうのは私だけだろうか?
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