(二)-6
文字数 252文字
そう考えた後、改めて場に意識を戻すと、里穂とミリアが笑顔でコイツと話していた。
コイツも女の子目当てなのかもしれない。確かに、こういうサークルに所属するのは、テニスなどの活動が目的の人もいれば、人間関係を目的で入る場合だってある。もちろん私もそういう目的がないわけではない。高校時代は勉強と部活しかしなかったし、女子校だったから男と会うチャンスなかったし。だからといって前のめりになって男あさりをしたいわけではないけど、そりゃあ、女子大生になったんだもの、恋の一つや二つ、期待しちゃうじゃない。
(続く)
コイツも女の子目当てなのかもしれない。確かに、こういうサークルに所属するのは、テニスなどの活動が目的の人もいれば、人間関係を目的で入る場合だってある。もちろん私もそういう目的がないわけではない。高校時代は勉強と部活しかしなかったし、女子校だったから男と会うチャンスなかったし。だからといって前のめりになって男あさりをしたいわけではないけど、そりゃあ、女子大生になったんだもの、恋の一つや二つ、期待しちゃうじゃない。
(続く)