第十話『アビス・ボール』
文字数 1,695文字
ついに決勝戦が開始された。
ネオンはそのままボールをライナに向けて投げつける。
ボールの支配権が交代する。
攻守変更となりミリリ達はボールを投げられる側となる。
ミリリの横にいた青髪のチームメイトに
闇のオーラが漂うボールを投げつけた。
コート外まで吹っ飛ばされ、そのまま床に突っ伏した。
ローズマリーが盾になるようにネオンの前に立ちふさがった。
そして……。
マリアは自分の相棒を思いっきり前方に蹴り飛ばした。
しかしベニベニは前方に吹っ飛ばされていため、威力が相殺。
結果、ベニベニは場外まで吹っ飛ばされず
内野ギリギリのラインで止まる。
そしてボールは勢いを保ったまま、上空へ弾かれた。