私怨
文字数 2,174文字
神楽舞はいつもの調子で雑談をはじめた。
いや、外注スタッフの能力把握も業務のうちだと言えなくもないと自分自身に言い訳してみる。
神楽舞も最近、買ったピンク色のサイバーグラスをかていたりする。
ふたりとも、敢えてそのことには触れない。
ちょっと、気まずい。
うーん、そんなものなのか。
何となくわかるわ。
これが暗黙知?
飛騨はキーボードを打つ手を止めた。
見えない視線が舞に突き刺さる。
意味深な発言である。
つい本音を言ってしまった。
それこわーい。そんなことあるの?
今日の飛騨君、サイバーグラスで表情が読めないので不気味だわ。
今日は何故か口が滑りまくる。
仕事のストレスかも。
いや、すいません。
タイトル『日間ランキング○○○位!』ばかりでした。
申し訳ないです。
今日から謙虚になります。
三月下旬、春のBAN祭りも佳境である。
今年も大した事件は起こらないで欲しいな。
先日の案件の推移も気になる。
そんな彼女の願いも空しく、小説投稿サイト『作家でたまごごはん』最大の事件が起こることになる。
とはいえ、それはもう少し先の話である。
(あとがき)
黒子のバスケ脅迫事件 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%BB%92%E5%AD%90%E3%81%AE%E3%83%90%E3%82%B9%E3%82%B1%E8%84%85%E8%BF%AB%E4%BA%8B%E4%BB%B6
自己承認欲求がこじれたテロ事件のようなものなんでしょうかね?
格差社会が可視化される時代特有の犯罪なんでしょうね。
押井守監督のパトレイバーのシリーズ構成に学んで、短編連作の最後は『首都決戦』とか、『特車二課の一番長い日 前後編』みたいなイメージで考えています。
http://patlabor-nextgeneration.com/
『匿名捜査官タグ』でこういうシリーズ構成やりたかったんですが、エタってたりします。
http://ncode.syosetu.com/n3966bx/
まだ、最終話は何も思いつかないですが、10話ぐらいで終わる予定で、何とか無事完結したいですね。
第六、七話のタイトルは『まとめサイト』『組織票』です。
ちょっとグレーな話なんで、上手く書けたらいいですが。