ランキング不正
文字数 1,012文字
朝からウサギのように真っ赤な目をした坂本マリアである。
しかも、濡れネズミのように肩を落としていて、生まれたての子鹿のようにちょっと震えているように見えた。
言ってはイケない。
それ実験じゃないでしょ、本気でしょと思ったが。
今のライフがゼロに近いマリアに言ってはイケないと思ったが、重い口を開こうとした矢先である。
誰だ?と思ったメガネ君だったが、空気が読めないバイトのチャラ夫君だった。
ピアスに長髪、ホストのようなスケスケシャツにスラックス姿の仕事はできるのだが、へこんでる人に決定的なダメージを与える伝説の無神経発言で有名なチャラ夫君だった。
もはや、マリアのライフはマイナスだと思われた。
イスをくるっと回して、デスクに突っ伏すマリアであった。
今日は許そう、静かに眠れ、坂本マリア。
(あとがき)
今日はとても悲しい話でしたね。
複垢作ってランキング不正して、ポイント伸びなかったら悲しいでしょうね。
自分の才能がないことを知ってしまったら、もう小説書けなくなるかもしれませんね。
と、そんな恐ろしいことはできない小市民で良かったと思う今日、この頃てす。