猫の日SS
文字数 397文字
なー、って膝の上に乗ってきたスヴァットが撫でろと要求している。
仕方ないなと撫でてやるものの、時々片目を開けてこちらを窺い不満気だ。何処を撫でてほしいのか、イマイチ判らないんだよな。
そっと横から伸びてきた手に黒猫を譲ると、程無くしてごろごろと気持ちよさそうな声。
「みごとなもんだな」
「ツボみたいなのがあるんだよ。この辺とか、この辺とか。個体によって少しずつ違うけど色々試してやるといい」
トーレの声にスヴァットは飛び上がった。彼を向いて背を丸めフーって威嚇までしてる。
「喉鳴らす程、トーレの撫で方好きだろう?」
あんなに気持ちよさそうなのに。トーレが撫でていることに気付くといつも不機嫌になる。
うにゃん!って抗議されても、下手に撫でられるよりいいと思うんだが……
猫の気持ちはよく解らないな。
後で干物でも焼いてご機嫌をとればいいかと苦笑するシェスティンだった。
仕方ないなと撫でてやるものの、時々片目を開けてこちらを窺い不満気だ。何処を撫でてほしいのか、イマイチ判らないんだよな。
そっと横から伸びてきた手に黒猫を譲ると、程無くしてごろごろと気持ちよさそうな声。
「みごとなもんだな」
「ツボみたいなのがあるんだよ。この辺とか、この辺とか。個体によって少しずつ違うけど色々試してやるといい」
トーレの声にスヴァットは飛び上がった。彼を向いて背を丸めフーって威嚇までしてる。
「喉鳴らす程、トーレの撫で方好きだろう?」
あんなに気持ちよさそうなのに。トーレが撫でていることに気付くといつも不機嫌になる。
うにゃん!って抗議されても、下手に撫でられるよりいいと思うんだが……
猫の気持ちはよく解らないな。
後で干物でも焼いてご機嫌をとればいいかと苦笑するシェスティンだった。