十三日目

文字数 366文字

特に語ることはありません。
何の思索をしたわけでもあるまいし、何か発見があったわけではありません。
強いてあげるとすれば、物語の膨らませ方について淡く頭に残っているくらいです。
現在、長編に挑んでいるですが、私は後半になるにつれて早く展開を進ませる傾向にあります。
これは短編の方が得意だと信じて、ずっと短編を書いてきた弊害だと思っています。
最初は落ち着いて、腰を下ろして、ゆっくりと執筆をするのですが、後半を覗けば、腰を浮かして忙しなく書いているではありませんか。
これはいけない兆候だと悟っています。悟ったからといって、具体案など皆無なのですが。
結局、私は一度、全てを書ききって、落ち着いて、ゆっくりと物語を補足していく作戦に出ました。
そしたら、なんという蛇足。
物語が膨らんだ代償に、物語の面白さを損ないました。
まったく、難しい塩梅です。
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