第4話 猫洗い

文字数 588文字

お風呂場に響く1匹の猫の悲鳴、洗われているのは三毛猫。
皆さんこんにちは。ミケの飼い主です。
お察しの通り、今日はミケをお風呂場で洗い中です。
猫って生き物は水で洗われるのを嫌いますが、うちのミケももれなくそのうちの1匹です。
たまにテレビなんかを見ていると、大人しく洗われている猫もいますが、なかなか珍しいとボクは思います。うちのミケも大人しく洗えるようにならないかな。
普段ボクが会社に行っている間、外にでも行っているのか足が泥だらけになっていることもあり、たまに洗ってやらないといけないのだ。
何とかシャンプーで洗って流し終え、ドライヤーである程度乾かすことができました。洗面所のドアを開けるとミケが猛ダッシュで逃げていきました。
キャットタワーの上で必死に毛づくろいをしているミケに、お風呂を頑張ったご褒美にミケの大好きなおやつを持っていくと、すぐに飛びついてきました。
誰も取らないのに一生懸命食べる姿に思わずボクも笑顔になってしまいます。
「もう終わりだよ。」
おやつがもう無くなったことをアピールするために、ひらひらと手のひらを見せますが通じているのかいないのか…。
もっとくれと言わんばかりに、ニャーニャー鳴いていますがあげすぎも良くないのであげたい気持ちをグッと我慢します。
余談ですが、洗い立ての猫ってとてもふわふわでいい匂いですよね。洗っている時の猫の細さにも驚かされますが…。

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