第11話 死怨院乱道十二月将

文字数 6,944文字

西暦2022年3月
ロンドン、世界魔法結社(アカデミー)本部

その時、円卓に集った魔術師たちはにこやかに談笑していた。
その場に集った彼らは、世界でも有数の強力な魔術師たちである。
世界魔法結社(アカデミー)の旗を背に話題の中心となっているのは、現在の最高指導者『超越者(mega therion)』トレヴァー・ノースモア氏その人である。
そこから円卓を右に回り一番目には、現在十人しかいない『最上級導師(grand master)』大魔導ブラッドフォード・ブレント・ハンティントン氏が座っている。
さらに、イギリス魔女界の大御所ネル・ダービー女史、
ドイツ系アメリカ人の術具職人エトムント・ロスラー氏、
ロシア魔術界の長アントン・アレクサンドロヴィチ・フィリペンコ氏、
古代魔法学の権威マリア・ラッツォリ女史、
北欧ドルイド界の女王キーア・クンナス女史、
汎魔法学の権威ジェラルド・デイミアン・ボイス氏、
妖精・精霊学の権威デニス・マールムストレーム氏、
欧州魔術界の重鎮クリスティーン・アムレアン女史、
そして、アジア唯一の最上級導師、中国の仙術道士、王波(ワンボー)氏が座っている。

和やかに談笑をしていた11人の強力な魔術師たちであったが、不意にトレヴァー氏が隣にいるブラッドフォード氏に皆に聞こえる声で話しかける。

「そう言えば…先月日本のある犯罪組織を潰したのは覚えているかね?」

「え? はあ…」

不意に話題が変わったので、いぶかしげな顔をするブラッドフォード氏。
そんな様子を気にもせずトレヴァー氏は話を続ける。

「その時、人造神格である魔龍の一部を手に入れたのは知っているね?」

「まあ…、知っているだけですが…」

トレヴァー氏は不意に顎に手をやって考えるような仕草をして。

「…知っているだけか…。
それが、最近無断で封印を開放して一部を紛失させたものがいる」

「…何とそれは!」

ブラッドフォード氏は大げさに驚く、その様子を見てトレヴァー氏は、

「おかしいな? 君は誰よりもそのことを知っているはずだが?」

そう言ってブラッドフォード氏を睨み付けた。

「なんですと?」

いきなりなことに狼狽えるブラッドフォード氏。

「…それは、持ち出し禁止の機密を、ブラッドフォード氏が誰かに渡したということですかな?」

話を聞いていたアントン氏がそうトレヴァー氏に聞き返す。

「ありゃ! そりゃ大変んネ!! 犯罪よそれ!!」

王波氏が大げさに驚いて見せる。それを見てブラッドフォード氏は、

「貴様!!」

王波氏に向かって怒りの表情を見せる。

「あら? 何かネ? トレヴァーさまの話が本当ナラ、事実でしょうニ?」

「く…」

王波氏の言葉に、悔し気に俯いて唇をかむブラッドフォード氏。

「…誤解です! 私はそんなこと!!」

「誤解も何もないよ…。すでに調べはついて、証拠もある」

ブラッドフォード氏の反論にトレヴァー氏は辛辣に返す。

「…このところ君はやりすぎだね?
土御門治正氏の最上級導師就任を、陰で妨害していたそうじゃないか。
そして氏の暗殺にもかかわっていたとか?」

「が?! それは…」

ブラッドフォード氏は本格的に狼狽え始める。
その様子を見て、周りの最上級導師たちが、氏を糾弾し始める。

「うぐ…」

氏は周りを見回し、最後に王波氏を見た。

「しかたのない人ネ。そんな酷いことをしていたなんテ」

「貴様!!」

その王波氏の言葉に激昂するブラッドフォード氏。

「何かネ?」

不意に王波氏が鋭い目でブラッドフォード氏を睨む。それで押し黙る。
トレヴァー氏はもう話は終わったという様子で、円卓の周囲に待機している特務兵を呼ぶ。

「氏を拘束、速やかに逮捕しなさい…」

その言葉に反応して集まってくる特務兵。
その姿を見てブラッドフォード氏は、その場に崩れ落ちるのだった。

(仕方がないネ…。もう君はお払い箱ヨ。後はしかけておいた呪で、こいつの口を封じれバ今回の件はそれで終わりネ…)

うなだれるブラッドフォード氏を、冷たい目で見つめる王波氏。

(とりあえず私のやったコトも、あんたに持っていてもらうネ。それでしばらくは楽になるネ)

そう言って王波氏は心の中で笑うのだった。
こうして、最も次期『超越者(mega therion)』に近かったと言われる、大魔導ブラッドフォード・ブレント・ハンティントン氏は失脚したのである。


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それから世界魔法結社は大騒ぎになった。10人だけの最上級導師の一人が逮捕、そしてその犯罪行為にかかわった多くの魔術師たちが拘束されたからである。
それは、かの『シルヴィア』も同じであった。

「大変ダヨ!!」

「どうした?」

慌てて部屋に駆けこんでくるシルヴィアを、つまらなそうな目で見る乱道。

「世界魔法結社の特務が動いたヨ! ここもすぐに制圧されるヨ!」

「ほほう? やっと気づいたのか、ボンクラどもが…」

そう言って嘲笑する乱道。それを見てシルヴィアは、

「なに落ち着いてるノヨ! もう特務が迫っているのヨ?!」

そう言って乱道を睨む。しかし、乱道は落ち着き払った様子で、

「フン…もうここには用はない。なぜなら、我が十二月将は完璧な状態で仕上がっているのだからな」

「それは!!」

「お前にも話していなかったな? 貴様も偽名を使っているのだ、このくらいは当然だと思え」

「く…」

シルヴィアは悔し気に乱道を睨む。

「でも…、今ここに迫っているのは、特務でも最強の『勝利のソウェイル』ヨ? どうするつもりナノ?」

「それは…。
ククク…。
いい初陣になりそうではないか…なあ、お前たち…」

そうして笑う乱道の背後に十一人の人影が現れる。

「!!!」

その姿を見てシルヴィアは、背筋に寒いものが走った。

(なにコレ…。これが、乱道十二月将?)

彼らの実から放たれる神気に狼狽えるシルヴィア。

「安心しろ…シルヴィア。散々世話になったからな? 世界魔法結社(アカデミー)を潰したりはしないさ。
…ただ、出ていくのを邪魔するなら、それなりの反撃をするだけだ」

乱道はそう言って邪悪な笑みを浮かべた。
今、世界魔法結社(アカデミー)本部で前代未聞の事件が起ころうとしていた。


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その時、ソウェイルは他の特務兵とともに本部内を走っていた。本部の最奥部にある隠し部屋に潜む悪鬼を取り押さえるためである。
その悪鬼の名は死怨院乱道…、このたび逮捕された大魔導ブラッドフォード・ブレント・ハンティントンによって、世界魔法結社(アカデミー)に匿われていた日本の魔法犯罪者である。
氏は、この乱道を解き放って、日本に…そして土御門に混乱をもたらそうと画策していたのである。
全ては、世界魔法結社(アカデミー)内で重要な地位に迫りつつある土御門家を弱体化させるために…。

「皆止まれ!!」

不意にソウェイルが特務兵に向かって叫ぶ。

「どうかしましたか?」

いぶかし気にソウェイルに問いかける特務兵。

「見ろ…」

そう言ってソウェイルが、通路の端を指さす。そこには…

「ネズミ?」

…そう、そこには数十匹のネズミが塊になっていたのである。

「これはいったい…」

その光景を見て苦い顔をする徳見兵達。
ソウェイルは、

「少し遅かったかも知れん…」

そう呟いて通路の奥、悪鬼乱道がいるであろう方を睨んだ。

「そうですね…」

不意にソウェイルが目指す通路の奥から声が聞こえる。
そこにそれはいた…。

「う…」

それは、無数の黒いネズミで構成された人間らしき人型。
その異様な光景に特務兵たちは後退る。

「乱道? ではないようだな?」

「ええ…。わたくしはその配下である十二月将でしてよ?」

ソウェイルの問いに答えるその声は女性のものであった。

「十二月将…。乱道の使い魔と言ったところか?」

ソウェイルは警戒しつつ背負っている剣の柄に手をかける。

「フフフ…そう。生まれたばかりですが」

「そうか? ならば…」

ソウェイルは一気に加速する。その動きはその場にいる誰も捉えることは出来ない。

「そのまま死ね!!!」

空にソウェイルの剣の閃光が走った。

ボン!!!!

次の瞬間、黒いネズミの塊が爆発した。

「く?」

不意に背後で警戒している特務兵達が呻き始める。

「む?」

「フフフ…。無駄ですよ? 物理攻撃ではわたくしを倒せません。それどころか、わたくしを助けることになりますわ」

いぶかしげに唸るソウェイルをあざ笑う女性の声。
ソウェイルはすぐに異変に気付いた。

「毒? そしてウイルスか?!」

そのソウェイルの言葉に、嬉しそうに女性の声は答える。

「その通り、毒だけでなく、ウイルスの方も見抜くのはさすが勝利のソウェイルですね」

「ち…」

舌打ちするソウェイルの背後では、特務兵たちが次々に毒と疫病に倒れていく。

「さて? なたはどこまで持ちますか?」

その女性の声に、深い苦渋の顔で返すソウェイル。

(日本の使い魔は、それそのものを倒そうとしても無駄だ…、大本である乱道を倒せば…)

そう考えたソウェイルは、その場に特務兵達を置いて、自分だけ奥に向かって駆けた。
不意に、ソウェイルの耳に激しいギターの音が響き始める。

「く!!!」

その曲を聞いて一瞬意識が飛びかけるソウェイル。

(音による精神操作?! それも、これほど強力な…)

その曲が響くと同時に、世界魔法結社(アカデミー)内では、いたるところから喧騒が響き始める。
曲に扇動された魔術師たちが、むちゃくちゃに暴れ始めたのだ。
…さらに、

ビービー!!

いきなり本部施設内に設置された警報機が鳴り始める。そして、

ダダダダダ!!

突然、対侵入者制圧用の警備システムがソウェイルを襲った。

「くそ!!」

その時、世界魔法結社本部は、阿鼻叫喚の地獄絵図に変わっていた。
至る所で暴れる魔術師たち、暴走する警備システム。
何とか意識を保っている者も、毒と疫病に倒れた。

(バカな!!! 世界魔法結社本部がこうもあっさり!!!)

世界魔法結社本部は、世界中の魔法組織の頂点に立つ施設である。それゆえに、魔法的防御も機械的防御も、世界最高のものを扱っている。だから、本当ならこれほどあっさり混乱に陥ることは、万に一つもないはずである。
それが、こんなに簡単に混乱に落とされている。

(これが、乱道の十二月将の力だと言うのか?! このままではまずい!!)

ソウェイルは、阿鼻叫喚の混乱の中を一気に加速して駆け抜ける。
そして、目的の場所へと到達した。

「ようこそソウェイル」

そこにその男はいた。

「死怨院乱道…だな。そして」

乱道の隣には、不安げな表情の女が立っている。

「准導師ティナ・ダウディング…貴様がこいつを手引きしたのだな?」

その言葉にびくりとする女。
その言葉を聞いて乱道は笑みを深くする。

「ほう? シルヴィア…、お前の名前はティナ・ダウディングというのか? いい名前ではないか?」

本名をばらされたシルヴィアは狼狽えながら、

「そんなこと言っている場合ではないデショ? どうするの?」

そう言って乱道に食って掛かった。

「心配することはない。彼はもはやわが術中にある」

そう言って乱道はにやりと笑った。

「何?」

…と、不意にソウェイルの背に悪寒が走る。

「く!!」

その場を飛びのくソウェイル。さっきまでソウェイルがいた場所に人影が一瞬見えた。

ザク!!

「が…」

ソウェイルの腰に激痛が走る。それは分厚い刃を突き入れられた感触。

(クソ!!!!)

ソウェイルは手にした剣を背後に向かって振りぬく。
しかし、手ごたえはない。

(この私が…まさか気配を読めないだと?! それに、この動きは?!)

再び飛びのいたソウェイルを更なる激痛が襲う。

(クソ!!!! 対神攻撃を防ぐ防御外套がこうもあっさり貫かれるとは?!)

ソウェイルには襲ってきているモノの気配が読めなかった。そんな事態はかつてなく、初めての事であった。

「ぐふ…」

そのまま十数回の襲撃を受け続けた、ソウェイルはついに膝をつく。

「ははは!!! これが世界魔法結社(アカデミー)の最高戦力か? なんと脆い…」

その姿を見て、嘲笑う乱道。ソウェイルは悔し気にその顔を睨む。

(このままではまずい…。いくら本部内とはいえ、本気を出して殲滅せねばこっちがやられる!)

…そう、ソウェイルは本部施設内ゆえに本気を出せず力の大半を封じていた。
だからこそ、一方的な戦いになってしまっているのだが、もはや周囲の被害に気を配っている余裕など存在しない。

「私を甘く見るな!!!!」

ソウェイルがその力を一気に開放する、周囲がその霊圧でビリビリと震える。

「ぬ?」

その衝撃で、ソウェイルの背後にいた何者かが吹き飛ぶ。

「フン!!」

そのままソウェイルは剣を一閃、その剣圧でその何者かを真っ二つに切り捨てた。

「気配消しと…瞬間移動か? もはや私には効かぬ!!」

ソウェイルのその言葉に、乱道は笑みを深くする。

「そう…そうでなければな?
我が乱道十二月将の初陣なのだ…。それがこうもあっさり終わっては意味がない」

そう言う乱道の背後に、十二人の人影が現れる。
ソウェイルは鋭い霊的感覚で彼らの神気を感じ取ってしまった。

「く!!!!」

それは、一人一人が、ソウェイル自身の霊格をはるかに超える神霊…。
そのあまりに巨大な神気が世界魔法結社本部施設とロンドン全体を覆い尽くしていく。

「では…まず大衝(たいしょう)…」

「了解!!」

女が一人駆けだして手にしたナイフを一閃する。

「く!!」

神気に当てられ動けなくなっていたソウェイルはあっさりその攻撃を受ける。

「次に…大吉(だいきち)…」

その男の目を見てしまったソウェイルは、頭を抱えて呻き始める。

「さらに…河魁(かかい)…」

不意に男がギター手に激しい曲を奏で始める。
その曲を聞いたソウェイルは、とうとう頭を抱えてその場で暴れ始めた。

「があああああ!!!!!」

「フフフ…まだだぞ? 従魁(じゅうかい)傳送(てんそう)…」

その乱道の言葉とともに前に出た女と男が無数の針を生み出して飛ばす。
ソウェイルはその直撃を一身に受けてその場に転倒する。

「がは!!!!」

不意に、ソウェイルの傍に、恰幅のいいおばちゃんが現れる。

「あらあら…かわいそうにねえ」

そう言うと、その掌をソウェイルに添える。

「あがががががががが!!!!!!!」

次の瞬間、ソウェイルの体から透明な液体が噴出する。部屋に酒のにおいが充満し始める。

小吉(しょうきち)よ…そこまでにしておけ」

「ハイハイ…」

乱道の言葉に、おばちゃんは優し気に微笑む。

「まだ死ぬなよソウェイル…。まだ十二月将は残っているぞ? なあ功曹(こうそう)?」

「いえ? 私は今回はパスさせてもらいます」

「何?」

「僕のルールに反しますから…」

「フン…まあいい」

「…では…。
勝先(しょうせん)何をしている?」

不意に乱道がいぶかし気に傍に立っている男を見る。
その男の手には数枚の写真がある。

「いや…世にも珍しいソウェイルさんの呻き顔なんで、写真に残しておこうかと…」

その瞬間にも、手に数枚の写真が現れてくる。

「あと…僕もパスです。美しい僕の顔が血で汚れてしまいます」

そう言って乱道に笑いかけた。

「フム…、なんとも自分勝手な者達だ…、少し自由に作りすぎたか? なあ太一(たいいつ)?」

「そうですな…。まあ、元々二人はそれほど直接戦闘では戦力にはならないので、ほおっておいていいのではないですかな?」

その言葉に、一番初めに攻撃した女・大衝が叫ぶ。

「何よそれ! それじゃあ一番初めに攻撃した、月将最弱の私がバカみたいじゃない!!」

「弱いことを自覚しているのはいいことですよ? 教育し甲斐があるというものです」

その大衝の言葉に太一が笑う。
…と、その時

「貴様ら…俺を甘く見るな…」

ソウェイルが頭を片手で押さえながら立ち上がってくる。

「ほほう…さすが世界魔法結社(アカデミー)最強。神格すら再起不能になる二重の精神攻撃を克服しましたか?」

太一はそう言って感心したように顎髭を撫でる。

「では? 乱道様?」

その太一の言葉に乱道は頷いて。

徴明(ちょうめい)…やれ」

「その言葉待ってたぜ!!」

十二月将の中で最も巨大な男が一気に駆ける。
ソウェイルはよろけながらもそれに対応しようとする。しかし、

ズドン!!!!

ソウェイルのその腹を黒い突角が貫く。それは大男の腕から直接生えていた。

「ぐ…」

ソウェイルはしこたま血反吐を吐く。
そのまま地面に膝をついて倒れ込む。

「…ふむ。まだ、天罡(てんごう)神后(しんこう)が残っているが…。
まあいいか…」

「こいつを殺さないので?」

徴明はそう言って、ソウェイルの腹から突角を引き抜く。

「必要ない…、大事な我が力の源になる者だ、生かしておけ」

「では…」

そう言って十二の人影は乱道の周囲に集まり膝まづく。

「行きましょうか乱道様」

太一がそう言って乱道を仰ぎ見る。

「そうだな…。
シルヴィア…、いやティナ・ダウディング…世話になったな?」

乱道はそう言って邪悪な笑いを、シルヴィアに向ける。

「…そ、そうはいかないデス! 私もついていきます!!」

「ほう? そうすると、日本の呪術師をすべて敵に回すが…。
まあ、それもお前にとっては本望か…」

「そうです…。私は…、そのためにあなたに手を貸したのデスから!」

「ククク…まあいい。ならばゆこうではないか…。ともに日本に…」

その言葉にティナ・ダウディングは暗い瞳で言葉を付け加える。

「そして…、日本に…日本人ドモに滅びを…」

その暗い目を見て、死怨院乱道は邪悪な笑みを深くする。

「…その目、その目だ…。私が見たいものは…」

その言葉を最後に、死怨院乱道とティナ・ダウディングは、世界魔法結社(アカデミー)から姿を消した。
日本全体を危機に陥れる、最大の災厄が迫ろうとしていた。
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