第10話 ラジオとともに

文字数 835文字

 今日も5時起きで、ウォーキング。持ち物は、スマートウォッチと家の鍵と携帯ラジオ。いつもより身軽です。まだ夫が寝ていたので、玄関ドアはきちんと施錠して出ました。

 ラジオからは、リスナーからのメッセージが流れていた。「オリンピックが始まって、いつものテレビ番組がないため、曜日がわからなくなりました」 確かに。新聞のテレビ欄を見ると、年末のような時間枠。私の場合は、夫が定年を迎えてから、しばらく曜日の感覚がなった。でも、そんな時期も過ぎた今、私の週末は水曜日だ。

 なぜ、水曜日になったのか。この日は太極拳のレッスン日。始めて二年目。だんだん覚えることが増え、出来ない焦りで緊張がピークに。レッスンが終わった正午は、解放感で『今週は終わった〜』 となるのだ。週末は人それぞれ。

 私が聴いているラジオ番組は、音楽よりもパーソナリティのお喋りが多い。日常のあれこれはもちろんのこと、生活の知恵や情報はテレビに匹敵する。リスナーからのコメントは、私が最も注目すべきところ。老若男女から届いて、親切なことに年齢まで公表される。パーソナリティは、コレがあると話の内容が、よりリアルになるからと言っていた。

 コメントを本名で投稿する人は少ない。ほとんどがラジオネーム。私もその一人だ。たいていのラジオネームは、自分だと分からず、でも自分に関係のあるもので付けている、と思う。他のリスナーさんに聞いたことはないが、私がこう付けているから。

 その、ラジオネームが、バレた。

 子どもたちが中学生のころ。習字教室から帰るなり「お母さんのラジオネーム〇〇じゃない?っておばさん先生が言ってたよ」 おばさん先生は私より少し年上。投稿内容は、上の子の部活動の試合風景と感想だった。子どもの様子をよく知る先生は、ラジオネームと内容でピンときたそうだ。それ以来、改名した。

 ブログも本名を出していません。やっていることは、同じ。もし、私が、投稿ネームを変えたら、ピンときた人に、バレたとご理解ください。


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