(二)-10
文字数 275文字
翌朝、僕は自分のベッドの上で目が覚めた。鼻にはこより状にねじられたティッシュが鼻に詰められていた。それを鼻から抜くと、先は血に染まっていた。どうやら、鼻血が出ていたらしい。
「あ、起きた? 昨日は大変だったよ。私の裸を見て、鼻血を吹き出して気を失っちゃうんだもん」
彼女はキッチンで何かをフライパンで焼きながらそう言った。
やっぱりそうなのか! 鼻血ブーで失神するとは。そんなの漫画と小説の中だけのことだと思っていた。そういうことは、パソコンの美少女ゲームである程度は慣れているはずだったのに……。くそ、やはり二次元はリアルには敵 わないのか。
(続く)
「あ、起きた? 昨日は大変だったよ。私の裸を見て、鼻血を吹き出して気を失っちゃうんだもん」
彼女はキッチンで何かをフライパンで焼きながらそう言った。
やっぱりそうなのか! 鼻血ブーで失神するとは。そんなの漫画と小説の中だけのことだと思っていた。そういうことは、パソコンの美少女ゲームである程度は慣れているはずだったのに……。くそ、やはり二次元はリアルには
(続く)