一杯の紅茶のためなら

作者 mika

[歴史]

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6件のファンレター

1878年の秋、ペテルブルクの鍛冶横町。アンナの夫は小説家で、25歳も年上。食と健康にこだわる夫のために、アンナは心を込めて食事のしたくをして…。
そんな、年の差夫婦の朝食のひととき。

【参考】『ニシンの子牛肉添え。食べ物と作家とレシピについての本』(エリダール・オルジェフ)

目次

完結 全1話

2021年02月24日 20:01 更新

登場人物

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ファンレター

ロシアの匂い

すごい、プンプンします、サモワール、大好きです。 「一杯の紅茶のためなら」、どこかで聞いた、懐かしさがありました。 そうそう、ドストエフスキー! カラマーゾフ的なものも、mikaさんのこの作品から感じました。 すごいですね、この雰囲気の醸し出し… 淋し気な街で、充実した(?)生活空間、セピア色した一場面を見た思いがしました。 ドストエフスキー、今も生きていますね。 どうもありがとうございました。

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小説もすごく面白い!

読むのは、公開直後に読ませていただいていたのですが、ちょっと忙しくて感想を書くのが遅くなってしまいました。エッセイや翻訳、書評ですごい作品を陸続と公開されているmikaさんの小説、こちらもすごく面白かったです!最後に主人公が誰か明かされる、一種のミステリー仕立ての構成がとても好きです。どこかディクスン・カーの『パリから来た紳士』を彷彿とさせますね。実はmikaさんが拙作の「台湾日記」に書いて下さったコメントの返信にも少し書かせていただいたのですが、ロシアというのは、一般の日本人にとっては未だに「 ... 続きを見る

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はじめまして

私は文学的な素養というか教養が皆無なのですが、とても楽しめました。(知識があったらもっと楽しめるのでしょうけど(汗))主人公アンナの所作から夫に対する敬愛が伝わってきて、そしてアンナの目から見た夫のこだわりも微笑ましく感じました。会話も小気味よいです。読んでいる間、作者が丁寧に紡いだ史実を織り交ぜた物語世界に招かれて、上質なもてなしを受けているような心持ちでした。パスチラは私好みのレシピだったので、ネットで作り方の画像を見たのですが、結構手間暇かかりますね!でも一度食べてみたいです。(*^-^* ... 続きを見る

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表紙もステキ‼️

今表紙を見ました( v^-゜)♪題名にふさわしいステキな表紙です(*^^*)

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ロシア料理と作家の融合

mikaさんの素敵な作品拝読しました(*_*)作家の好物の料理を題材にしてさりげなく作品の紹介も匂わせながら何とも愉しくも謎解きも交えながらと…これはロシア文学に精通した人にしか書けない作品だと思いました。私のようなロシア文学に疎い者にもこれからプーシキンも読んでみたい♪と思わせる感性がこの作品から漂ってきます。やはりロシア料理と結びつけた事が読み手を引き付ける一番のキーワードだと思います。実は「罪と罰」は中学生の時途中で挫折して(今思うに凡人の中学生に理解するのはムリだった)それ以来ロシア文学 ... 続きを見る

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おいしそう!

へえ、ロシアのグルメ小説か……と思って読み進めていたら、ラストに巨匠の名が! 何と、そういう人だったんですね(笑)。 それにしてもリアル、かつおいしそうです。付け焼刃じゃこうはなりません。ロシア文学に造詣の深いmikaさんならではの作品だなと感じました^^。

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小説情報

一杯の紅茶のためなら

mika  mikafone

執筆状況
完結
エピソード
1話
種類
一般小説
ジャンル
歴史
タグ
【2000字歴史】
総文字数
2,000文字
公開日
2021年02月23日 22:41
最終更新日
2021年02月24日 20:01
ファンレター数
6