一木隆治さんのプロフィール
その片隅に、一木(いちぎ)という一家が貧しいながらも助け合い、苦労もしつつ幸せに暮らしていました。
その家族のほぼ末裔として、庭に柚子や柊や栗などの木のある一木という家が存在した証を、痕跡なりともこの世に残したく思い、また将来を期待されながら若くして不遇のうちに世を去った大叔父、そして数え切れない苦労と悲しみを抱えつつ、心広く優しくあり続けて多くの人達に慕われた母、この二人の世に知られず不遇のうちに生涯を終えた二人の大切な人達の名を勝手に一字ずつ貰って、一木隆治というペンネームで小説を書きました。
猫と写真とスコッチウイスキーを愛し、嫌悪するのは「空気を読むのを強要されること」と「同調圧力」という、「ぼっち上等!」で世を拗ねて生きている、自他共に認める天下御免で我が道を行く変わり者です。
私はこの国では珍しい、つまりとてもイジメの対象になりやすい、群れるのが苦手で集団行動は大嫌いな野良猫そのものの人間です。
ご存知ですか? この国ではイジメは決して子供や学生だけの話では無く、親世代の社会人の世界にも当たり前にあって、それも不惑の歳も過ぎ成人した子供もいるいい年をした立派な管理職が、その地位を利用して若い部下をとことんイジメ抜いたりするのですよ。「みんなと一緒」で「強い者と時代(空気)に従う」のが美徳とされる“ムラ社会”のこの国では、そんな事は当たり前にあります。
けれど私はイジメられれば追い詰められて怒り狂った猫そのままに噛むわ引っ掻くわで死に物狂いで抵抗し、周囲の皆や力ある者のイジメに屈せず社会の同調圧力を無視して我が道を生きて来ました。
それゆえ自分を殺して皆に合わせて生きるより、一人で自分を貫くことを愛します。
だからか、一人で静かに文章を読むことも書くことも、心から好きです。
可愛げの無い、性格のワルそうなひねくれた野良猫に、気性も見かけもよく似ています。
私は“一匹狼”ではなく、「触るなキケン、取り扱い注意」の最初から群れない性悪野良猫です、
最後に、私は小説はエンタメ系しか読みたくも書きたくもなく、「次はどうなる?」と読み手おをハラハラさせるようなものであれば、時代小説から青春小説まで何でも雑多に書きます。但し「純文学小説と純愛小説は除いて」、ですが。
そのあたりから、作風と私の人となりをお察し下さい。
こんな一木隆治ですが、どうかよろしくお願いします。
一木隆治さんの作品アトリエ
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ファンレター
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7話まで拝読しました。
一木さん、こんにちは。 カメラもバイクも詳しくない、青森も一度通っただけの人間ですが、非常に面白く読ませていただいております。 ちょっと主人公がモテすぎて羨ましすぎるところではあるのですが。 確かに以前拝読した『闇より昏き道』と全く違う世界ですが、お父さんのノートを辿るという構造が似てますね! 引き続き読ませていただきます。有り難うございました。
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上質な時代小説
初めまして。とても質の高い、市井物時代小説ですね。罪人の償いという重いテーマで、考えさせられます。キャラクターの設定なども丁寧で、読んでいてぐいぐいと引き込まれました。 まだ半分あたりなのですが、清次が本当にやり直せるのか、ハラハラしています。続きも楽しみに読ませて頂きますね。
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独ソ戦 12話まで
こんにちは。「悪」とされる側にいる「個人」の思いや行動。こんな悲惨な状況ではもちろんないですが、現実の、例えばお仕事世界にも置き換えて読める気がします。そしてここまで、人物関係や描写の詳細さにも感心して読ませていただいております。未読ですが独ソ戦の岩波新書も最近出ていましたよね。読んでみようと思いました。引き続きよろしくお願いいたします。
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興味深いです。
ファンレター失礼いたします。5話まで拝読しました。ドイツがソ連(ロシア)に攻め込まれていく時代が舞台となっているようですが、その中での個人のドラマが目を引きます。そしてまた、ゲルマン至上主義がどうして日本と同盟を組むのか、政治的軍事的にではなく、心情教条的な点でずっと疑問に思っていたのですが、その点をついた記載がありより引き込まれました。続きも是非読みたいと思います。よろしくお願いいたします。
村山 健壱
楽しい、好き、が溢れていました。
一木さん、最終話(余談も含め)まで、拝読しました。 おっしゃるとおり、書き手が楽しんでいるであろうことが、各所で感じ取れたような気がします。 やっぱりモテすぎで、自分に重ねられないところがつらい(笑)ですが、救出劇は手に汗をかきました。 再会劇については、そうかもなあ、というところで落ち着いたので、安心です。 そしてモテ男の選択は納得ですね。 余談のレンズ話は、想いが強すぎて……内容にはついて行けませんが、愛情は十分感じました。 僕自身、自分の趣味話(小説にはできませんでした ... 続きを見る
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