久留米崎 博美  1

文字数 189文字

幸人は病院のベッドの上で目覚めた。
一番先に目に入ったのは窓際で外を眺めている博美だった。
「・・・博美」
幸人は声を出した。
博美は驚いた顔をして幸人の傍に駆け寄る。
泣き笑いの顔で「ユキ。お帰りなさい」と言った。
幸人は「只今」と答えた。
博美は幸人の手を握ると、それを額に押し当ててぽろぽろと涙をこぼした。
「良かった。帰って来てくれて・・・」
幸人はそんな博美を見て「御免」と一言言った。
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