第7話

文字数 608文字

ルカ・・・あいつをボクが良い感じでプロデュースすれば芸人みたいになるかもな?
あの不思議な存在感、ルカは自分が目立っていることすら気づけてないんだ。
ボクがルカの事をもっと面白くしてやったら、ボクらは校内でも目立つ存在になるだろう。



「ルカ、君はすごいものを持っているんだよ。知っているかい?
君は気づいてないかもしれないけど、君の笑いのセンスは素晴らしい!
芸人がする一発ギャグみたいなものを僕考えてみたんだ。
これがそのリストなんだけど・・・君はどれが良いと思う?君のセンスで選んでくれよ。」



「え?!芸人??ギャグ?? なんでオレそんなことするんだよー
ギャグのリスト作るくらいお笑い好きなら、おまえがしたらー?じゃあなー」







なんだって・・・?
なんで、ボクがお笑いなんてしないといけないんだよ!!
このボクがお笑い?ふざけてるのか?頭が悪すぎて理解できないのか?アイツは・・・。

あ〜使えねぇ奴らばっかりだなぁ〜
ボクのように頭の良いやつなんていないのか・・・。





「なぁ、トモイがサッカーやるって言ってるんだけど、一緒にどう?
おまえ隣町のサッカー部と練習試合したがってたじゃん?」


はぁ〜?ショウの奴何考えてるんだ??
「ショウ君、僕は良いかな・・。」


じゃあなー!俺行ってくるわ〜。



そう言ってショウは立ち去って行った。







どいつもこいつも使えねー・・・。
頭が悪くて使えねー。





なんだ?ショウのやつ・・・トモイに尻尾振って行きやがって・・・裏切り者
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