第6話

文字数 1,361文字

「なぁ、トモイ達と隣町の小学校のサッカー部と練習試合した時、勝ったんだけどさ。
もっと、仲間増やして僕らも隣町の奴らと練習試合してみねー?
トモイ達以上に圧勝して勝てると思うけど。どうかな?ショウ君。

君は小学生じゃないくらい体が大きいし、足は早いし、スポーツ何でもできるだろう?
君が僕らのコーチになって、僕らがサッカーしたら、最強のチームになると思うんだ。
一緒に革命を起こそう!
そうしたら、君も僕もレジェンドだよ。どうだい?ショウ君。」





「それ、本気で言ってんの?」
ショウは続けて
「仲間って誰?その新しいメンバー俺は知らないけど、みんな抜群の運動センス持ってるんだよね?
サッカーってさ、チームプレーなんだよ。だから一人一人のポテンシャルも高くなきゃいけない。だから俺以外のメンバーも経験者じゃないと・・・・だって君たちはサッカーそんなに得意じゃないでしょ?ルカにしてもマナブにしても君も・・・。せめて新しく新メンバーになるなら経験者じゃないと、君が話してるように上手くいかないと俺は思うけど・・・。

運動って、すぐ出来るものじゃない。
毎日の積み重ねだって
才能があるならできるけど。
君は本気でサッカー部に勝てると思ってるの?
サッカー部がどんなメニューを毎日やってるか知ってる?

俺はそんな君の考え甘過ぎると思うけど。」






「・・・・・・・・・・・・・・」


っなんだよッ!ショウのヤツ
自分が運動出来るからって、才能あるってボクをマウンティングしてるのか?
そんなに運動出来ることがすごいのかよ!


おまえが持ってるその身体能力は努力しておまえが作った功績かよ!
たまたま両親のDNAが良かっただけのラッキーじゃねーか。
何をくそ威張って偉そうに・・・ボクを馬鹿にしてるつもりなのか?それで?

素人でもサッカー部に勝てるようにトレーニングメニュー組むとか出来ないのか?
あぁそうか、脳みそまで筋肉で出来てるいるのか。
相変わらず、頭は使えねーよなだって、筋肉バカだもんな、おまえは。


これでボクに勝ったつもりなのか?おまえは。
やっぱりこのチームにボクみたいに頭の良いやつなんて居ないんだな・・・。
考えられないのか
ボクみたいな天才じゃないとな・・・凡人の考えなんて所詮そんなもんか




フッ・・・・。
おかしくてつい僕は笑ってしまった。



「どうした?黙り込んだと思ったら、急に笑い出して、それでサッカーの練習試合しても俺らは負けると思うけど・・・君はまた新しくサッカーのできる仲間を連れてくるのか?」


はーん?負け惜しみか・・・ショウ。
そうか、君は自分の無能さと向き合いたくないんだね 弱虫ショウくん。



「そうだね、ショウ君、僕なりにプランを考えてみるよ」


弱虫ショウ君に頼んでも弱いチームにしかなりそうにないからなぁ。
なぁ、笑えるよ。
自分で言ったんだよおまえは、出来ないって
挑戦する前から諦めてる

根性無しの「弱虫ショウ君」


無理だよ。
おまえとボクとじゃ視点が違うんだよ。
目指す世界が違い過ぎる。


もっと高みを目指さないと
もっと自分を信じて
結果が出せると信じて
必死で努力するんだよ

じゃないと、自分の限界なんて越えられない
成長しないじゃないか


スキルもメンタルも

だからおまえはいつまで経っても
弱虫なんだよ、ショウ。


おまえ、使えねぇな。
話してる時間が無駄だわ。脳みそ筋肉の弱虫ショウ君www






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