第15話

文字数 850文字

はぁぁぁ〜?
んなんだよ!!!


「あ、すみません。あのーお茶とかいただけますか?
ちょっと、お待ち合わせに間に合わないと思って走ってきたので、喉が渇いてしまって・・・お茶出していただけるかなぁ〜?と思っていたのですが・・・・」




はぁぁぁぁ〜???
なんだ?このクソ女!
クソ忙しい時に俺の時間を奪いやがって


「あ〜あ、そう ですね・・・。お茶でよろしいですか?」
なんでエンジニアの俺が、接客しなきゃいけないんだよ!!



「え?お茶以外にもあるんですか?!」




知らねーよ!!
エンジニアだっつーの!!
なんで、受付までいねーんだよ、どうなってんだ?この会社。

あぁめんどくせ〜そろそろ会議室に殴り込みに行こうか?
くそ、早く帰ってこいよ!社員ども!!!
どいつもコイツも使えねぇーな。



「あ、私はエンジニアで普段お茶を出したことがないので、何があるのかわからないんですが・・・。」



「ですよね〜!あはは〜そんな感じしました!お気遣いなく!お水とかで大丈夫ですよ!」


はぁぁ〜?なにが「あはは〜」だ
舐めてんのか?この女!!
何様のつもりだ?!


「お茶って淹れるの難しいんですよ、私も新入社員の時にお局さんにしごかれましたから。
お水ならペットボトルやウォーターサーバーでどこの会社でも置いてるので、注ぐだけだからハードル低いんですよ〜。なので、お水で大丈夫ですよ!お気遣いなく!」




なんだ?この上から目線は?
なんで俺に説教してんだ?
お気遣いなく?
気遣わせてるのテメーだろうが!!!


「あー、はい。ではお冷お持ちします。」


さっさとこのクソ女に水出して、早く、仕事に戻らねぇと
残業になっちまう。



「失礼します。お冷お持ちしました」
なんだ?俺ファミレスのバイトか?くそ・・・。



「エンジニアさんって大変なんですね〜!あれ、プログラムなんですか?呪文みたいですね〜?」


はーぁぁぁぁぁあ?
なに喋ってんだこの女は・・・



「はぁ・・・会議が終わりましたら、担当を確認して担当が参りますのでお待ちください」





「あ、はい。すみません。」


めんどくせぇ女。
早く会議終われよ・・・。
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