小ネタ③故郷の話
文字数 3,303文字
「うーん、あそこは元々がヤバい国だし今更ねえ……。
ご両親との賭けに勝ってしまったものだから、頼られて(?)いるみたい。
ほらアイリーン、前に1ヶ月くらい学園を休んだことがあったでしょう? その時よ」
「あら、エンペラーから神様の一族なんて、すごいランクアップじゃない! よくやったわ。
しかもドラゴンの神様なんて、縁が深いわ。ぜひ来年の2年生にも会ってもらえるよう、今からアポイントメントを……」
「冗談よ、冗談。
……ふむふむ、これはウェンディかしら。ネバーランド宛てになっているもの。
“ダーリング”ということは……なるほど、これが噂の弟さん方ね。
一度会ってみたいのよね。話を聞いている限り、いじり甲斐がありそうだわ」