第28話 魔龍の存在

文字数 1,863文字

第28話 魔龍の存在

ミレイ『それでは、後は魔力感知ですがこれは極める事を除き使用するだけなら比較的簡単です。』
ミレイ『先程も、お伝えしましたが自身の抱いた感覚を他者へと向ける事で感知出来ます。』
ミレイ『えーとパメラさんが掴んだ感覚は、どのようなものでしょう?』
パメラ『2人だった自分が一つになる感覚です。』
ミレイ『珍しい感覚をお持ちですね』
ミレイ『それでは、その対象を私に置き換えて見ましょう。』
ミレイ『目を閉じてでも良いので、最初は私が2人居ることを想像してみて下さい』
言われるがまま目を閉じて想像に入る
すると、少しだけ見たことの無い不思議な力を感じる
ミレイ(凄いもう掴んでる)
ミレイ(もしかして凄い人に、教えているのかも)
ミレイ『見えましたか?』
パメラ『はい見た事ないものが見えました』
パメラ『水色なので…水?』
ミレイ『はいそれで合って居ます』
ミレイ『もう覚えてしまいましたか…』
ミレイ『最低でも、一時間は掛かる見込みでしたが凄いですよ』
ミレイ『取り敢えず、最低限は抑えましたあとは、ご自身のペースで掴んでいって下さい』
パメラ『はい』
ミレイ『それでは、私は急用が有りますのでこれで…』

自分で掴んだ魔法の可能性私は、初めて達成感というものを感じていた…
その後、魔導学園を出てレクサムにこの事を伝えると(だから何)と言われたのは後の話

ミレイ『ふう…鋭い子ねあれなら常人を遥かに凌ぐ成長スピードを見せるでしょう』
ミレイ『ミレイごめんね…』
ミレイ『戦場で、亡くした友である貴女の名を勝手に使ってしまって』
リメイル『私の特性マジカルの占いでバレなくして応用術・変身魔法で姿を変える本当は、私が直接教えるのはいけないけどあの子、とてつもない魔力をダダ漏れにしちゃっているから』
リメイル『上手く感知が機能しないのよ…』
リメイル『ラッキーアイテムの、男性の靴だけどこれよく見たらラノートさんのだったわ…後で謝るしか無いわね』

ラノート『私の靴が無い…それとさっきまで国中だけで無く外側まで行き届いていた強大な魔力を感じなくなった』
ラノート『だが…敵意は感じられないためそのままにしていたが』
ラノート『また、リメイルか…』

シェルピー『凄い完全に制御出来ています。パメラさん一つ成長しましたね』
パメラ『はい成長しました』

レクサム『さあて、オスマーズの閲覧板はどんな任務があるか』
ゼイル『えらいウキウキだな...』
レクサム『パメラに、魔法の才が確かにあったからな俺の目に狂いは無かった』
ゼイル『ずっと黙っていたが...パメラって魔力がダダ漏れだけど、疲れた様子を見せないよな...』
レクサム『ああ、通常魔力切れは走った後に疲れるのと同様息切れみたいになるのが決まっている』
レクサム『鍛えていると体力で、ある程度は誤魔化せるけど
な』
レクサム『パメラは、走った時にしか疲れを見せなかった』
レクサム『アイツ俺が、剣の才を見定める時にわざと鉄の小剣を置いたがその前にクタクタで凄え面白かったんだよな』
ゼイル『いや普通少女に鉄の剣用意するかよ』
レクサム『まっあんな小っちゃい奴…魔力がダダ漏れじゃ無いとハバンの町でも見つけられる事なく連れ去られていただろう』
ゼイル『パメラのあの髪と同じ奴を見た事あるか?』
レクサム『いや無いな。俺、13から本格的に旅し出したけど見た事が無い』
ゼイル『今歳いくつだお前』
レクサム『18だ』
ゼイル『俺19な』
レクサム『...」
ゼイル『..」
レクサム『敬語は使わないぞてか使えないぞ』
ゼイル『知ってる』
ゼイル『そんなに...旅して出会わない髪の色ねー』
レクサム『まあ綺麗だよな、あいつがガキじゃ無かったら惚れてたかもな』
ゼイル『だろな…お前からそんな言葉が出るとは旅してみるもんだな』
レクサム『まああくまで、ガキじゃ無かったらの話だけどな』

レクサム『どれどれ』
レクサム『精霊界で、セルターンを目撃ね』
ゼイル『あの魔王に匹敵する魔龍か...』
レクサム『災害を引き起こす存在だ古の時代から生きるらしい』
ゼイル『良く英雄軍様に倒されなかったよな』
レクサム『英雄軍の余りの強さに共鳴して隠れて居たんだろ』
レクサム『今でも、魔王は増えつつあるし魔龍でも、自分の力を把握しそれを上回る存在を認識する頭もある』
レクサム『魔王..無から誕生する存在...いつか戦う時が来るだろう』
レクサム『旅をしている以上、それが世界を巡る旅なら魔王という存在とは、いずれ何処かで必ず当たる』
レクサム『そう....此処がまだ森緑(しんりょく)大陸人間界だから』
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