第16話 師匠と弟子

文字数 1,115文字

第16話 師匠と弟子

レクサム『でっお前…ギルドって知ってるか?』
リートグルム内のあるレストランでレクサムが、ゼイルに問いかける
ゼイル『ああ知ってるぜ何でも、仲間を見捨てるような輩も居るとか』
レクサム『そいつらは三ツ眼の蛇というギルド名だ俺はそいつらを、ずっと追っている』
レクサム『もう3年になるな…』
シェルピー『何故追っているんです?』
シェルピーがそう言うと急に暗い表情をしてレクサムがこう答える
レクサム『ある大切な人を失った』
そう言い私の方を見た
レクサム『丁度パメラに似ていたなアイツ』
レクサム『俺は、アイツらを仕留めるギルドも潰すそれが、俺の旅の目的だ』
レクサム『だがパメラと会ったことで目的が増えた』
レクサム『こいつには、界門と言う特別な力が宿っている』
ゼイル『何だそれ』
レクサム『英雄軍知ってるか?』
ゼイルが驚いた表情をして大声でこう言う
ゼイル『英雄軍!あの人と魔の存在との争いを止めて周ったと言われている。精鋭の事か何でも、様々な種族の代表が集まったって聞いた事がある』
ゼイル『でもそれは…御伽話とかである伝説だろ』
レクサム『だがな実在すんだよそれが』
レクサム『俺も、界門を持っている俺の姉貴もそこの王族のお嬢さんもな』
ゼイル『それで不思議な力って何だよ』
レクサム『英雄軍の由来って知ってるか?』
ゼイル『その英雄軍に助けられた人達がそう呼んでるだけだろ』
レクサム『英雄軍と名付けたのはな他の化け物達や天才達を1人で束ねたある青年が名付けたんだよそれもあの推進国イスタルディアの王クローゼンもその1人だったあのメンバーをだ…』
ゼイル『イスタルディアと言えば、あの無敗の最強国家だろ魔導将軍も5人居ると噂されているし、その5人も各自自分の軍隊を持っているとか』
ゼイル『そんな伝説と名高い者達を1人で一体何者だよ』
レクサム『それが一切名が出てこない今の人々は、英雄軍を忘れて行ってしまっているのかもしれないな…』
レクサム『ほんの70年前だと言うのに…』
ゼイル『70年とか人だと一瞬だろ』
ゼイル『イスタルディアの影響で今では自分から戦争を吹っかける馬鹿なんて居ないし各国だって昔と違ってどれも進んでいる』
ゼイル『変わったんだよ昔と違って平和なんだろ』
レクサム『その英雄軍を探す旅だ…』
レクサム『そしてこいつパメラの界門…』
レクサム『探求なら探し出せるかもしれない』
ゼイル『ふーん壮大じゃん良いんじゃない』
ニイ『このお料理美味しいですわね』
シェルピー『はいとても美味しいです』
シェルピー『パメラさんは食べないのですか?』
そうだ食事中だった
私は、無我夢中で完食した
私の食いっぷりを見てレクサムが少し微笑んだ気がした
気のせいだろうか…
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