第53話 黄金の卵
文字数 1,261文字
第53話 黄金の卵
手に取り…その杖は、私の魔力に反応して輝き出した。
ラザトーム(あの輝き…彼女の魔力質量に反応している…)
ニイ(パメラさんの、魔力質量は未知数です。私達が、一切感知出来ない程の魔力量が漏れ溢れていた…それも一日中漏れ出ていても決して切れる事は無かった。)
シェルピーさんの杖は、黄色に輝き出す。
シェルピー『凄いですねこれは…魔力が漲る感覚があります。』
ラザトーム『気に入って頂き光栄で御座います。』
パメラ『ありがとうございます。』
ラザトーム『はい…またライル会長にお会いなされた時に、お伝えくださいね』
ラザトーム『それでは…』
こうして一級魔導学園を出門した私とシェルピーさん
学園の門の前で、カルドラさんに別れの挨拶をし学園を後にする
少し歩くと、すぐにレクサム達の姿があった
レクサム『どうだった…少しは成長したか…まあ以前よりかはマシになったな』
レクサム『しかもその杖…国宝級だな…しかもパメラの専用か…さぞ苦労しただろうに…』
一体…レクサムには何が見えているのやら
レクサム(あの背中の杖…専用の「魔束具(まそくぐ)」で包まれているのに、ただならぬ雰囲気を未だ感じる…)
レクサム(通常「魔束具」は、包んだ魔導武器の力を封じ込める為の魔導具だ。魔導武器は、それに適した者が手にすると、その魔力質量に反応して魔力を放ち続ける)
レクサム(剣なら鞘に「魔束具」が、仕込まれていたりもするな…)
レクサム(持ち主の魔力質量が弱い場合魔束具で包めば、それで済むのだが…なんせあのパメラの魔力質量だ…)
レクサム(ただの「魔束具」では無く、それ専用の「魔束具」だろうあんな…印(いん)見た事が無い…)
レクサム(これなら、魔力操作で持ち主の魔力を隠しても魔導武器に宿る持ち主の魔力を逆感知されるだけだ…)
レクサム(そこで封印魔法で無理やり封じ込める事も出来る。だが…ただの封印魔法では無いな…これは…姉貴の封印界門で封じ込められているな…手間の掛かるな相変わらず…)
レクサム『よしっまずは、精霊界に向かう為に、獣界に向かう…そこを経由して向かうぞ』
ゼイル『おい…レクサム…あの杖…』
レクサム『ああ…分かってる…あの杖はただの杖じゃ無い』
レクサム『専用の「魔束具」と、封印魔法を超える封印界門で封じ込めてある…それなのにだ…未だ雰囲気を隠せてない…』
シード『その界門でも、隠し切れないのは彼女の魔力質量がそれを上回るからだろうな…』
レクサム『いや…その内落ち着くだろう「魔束具」は包まれている間、魔力を押さえ込み続ける特徴もある。再びその包と封印を解かない限りその内、感じなくなるさ…』
レクサム『そんな事より…俺達のパーティー名決めた…』
ゼイル『唐突だな…』
シェルピー『どんな名ですか?』
レクサム『此処に居る奴全員…』
レクサム『可能性しか無い卵みたいな感じだろ?』
レクサム『卵は孵化するまで、どんな奴が生まれるか分からない事だってある』
レクサム『だからこの名に、決めた』
レクサム『俺達のパーティー名は…』
レクサム『「黄金の卵」だ。』
手に取り…その杖は、私の魔力に反応して輝き出した。
ラザトーム(あの輝き…彼女の魔力質量に反応している…)
ニイ(パメラさんの、魔力質量は未知数です。私達が、一切感知出来ない程の魔力量が漏れ溢れていた…それも一日中漏れ出ていても決して切れる事は無かった。)
シェルピーさんの杖は、黄色に輝き出す。
シェルピー『凄いですねこれは…魔力が漲る感覚があります。』
ラザトーム『気に入って頂き光栄で御座います。』
パメラ『ありがとうございます。』
ラザトーム『はい…またライル会長にお会いなされた時に、お伝えくださいね』
ラザトーム『それでは…』
こうして一級魔導学園を出門した私とシェルピーさん
学園の門の前で、カルドラさんに別れの挨拶をし学園を後にする
少し歩くと、すぐにレクサム達の姿があった
レクサム『どうだった…少しは成長したか…まあ以前よりかはマシになったな』
レクサム『しかもその杖…国宝級だな…しかもパメラの専用か…さぞ苦労しただろうに…』
一体…レクサムには何が見えているのやら
レクサム(あの背中の杖…専用の「魔束具(まそくぐ)」で包まれているのに、ただならぬ雰囲気を未だ感じる…)
レクサム(通常「魔束具」は、包んだ魔導武器の力を封じ込める為の魔導具だ。魔導武器は、それに適した者が手にすると、その魔力質量に反応して魔力を放ち続ける)
レクサム(剣なら鞘に「魔束具」が、仕込まれていたりもするな…)
レクサム(持ち主の魔力質量が弱い場合魔束具で包めば、それで済むのだが…なんせあのパメラの魔力質量だ…)
レクサム(ただの「魔束具」では無く、それ専用の「魔束具」だろうあんな…印(いん)見た事が無い…)
レクサム(これなら、魔力操作で持ち主の魔力を隠しても魔導武器に宿る持ち主の魔力を逆感知されるだけだ…)
レクサム(そこで封印魔法で無理やり封じ込める事も出来る。だが…ただの封印魔法では無いな…これは…姉貴の封印界門で封じ込められているな…手間の掛かるな相変わらず…)
レクサム『よしっまずは、精霊界に向かう為に、獣界に向かう…そこを経由して向かうぞ』
ゼイル『おい…レクサム…あの杖…』
レクサム『ああ…分かってる…あの杖はただの杖じゃ無い』
レクサム『専用の「魔束具」と、封印魔法を超える封印界門で封じ込めてある…それなのにだ…未だ雰囲気を隠せてない…』
シード『その界門でも、隠し切れないのは彼女の魔力質量がそれを上回るからだろうな…』
レクサム『いや…その内落ち着くだろう「魔束具」は包まれている間、魔力を押さえ込み続ける特徴もある。再びその包と封印を解かない限りその内、感じなくなるさ…』
レクサム『そんな事より…俺達のパーティー名決めた…』
ゼイル『唐突だな…』
シェルピー『どんな名ですか?』
レクサム『此処に居る奴全員…』
レクサム『可能性しか無い卵みたいな感じだろ?』
レクサム『卵は孵化するまで、どんな奴が生まれるか分からない事だってある』
レクサム『だからこの名に、決めた』
レクサム『俺達のパーティー名は…』
レクサム『「黄金の卵」だ。』