第38話 出門までの道のり

文字数 1,032文字

第38話 出門までの道のり

シェザード『ソティアこの子達を、部屋に連れて行って貰えないだろうか?』
シェザード『私は、入れないのでな…』
ソティア『はい…かしこまりました。』

私は、夜中に目が覚める
シェルピーさんは、ベッドでぐっすりと眠っているようだった。
窓から見える月は、とても綺麗であり明かりが付いていない部屋を明るく照らす
空は、澄んでおり雲一つ無い
すると…部屋の外から話し声が聞こえる
私は、ドアに耳を当ててその声を聞く

?『こちらが、特別入門者様がおられる部屋になります。』
?『お二人共ぐっすり眠られておりますので、くれぐれも物音はお控え下さい』
?『アゼール様』
あの、食事フロアであった最有力入門者のお一人のようだ
アゼール『そう…可愛い寝顔を見たかったのですが残念です。』
?『申し訳ありません』
アゼール『いえ、貴方が謝る必要はありませんよ』
?『学園の世話係は、お部屋を見守るのがお決まりでして例え最有力入門者様でも此処から先はお通し出来ない規則になっております。』
世話係とは、魔導将軍及び公認魔法師や冒険者の様々な選択から外れ出門からあと一歩の所で、落門となった者を採用しその者の持つ能力に合わせて学園内の「料理・洗濯・清掃・護衛・監視」などを担う人の事を指す
一級をあと一歩の所まで、受けている為そのほとんどの人が一般以上の魔法師の力を秘めておりその者たちは、護衛・監視を務めている
世話係の人達は、男性または女性も存在しその殆どが女性であるいわゆる執事やメイドのような制服を着ており日々この学園内で世話をしているのだ
アゼール『本日は、案内していただきありがとうございます。』
アゼール『部屋を拝借出来たのでよかったです。』
?『はい、明日は特別入門者様は自習期間に入られますので5日間は、実質的なお休みになられます。』
?『お昼の間は、このフロアも開放なされていますのでまた、その機会にご訪問なされてくださいませ』
アゼール『はい、そうします。それでは』
足音が遠ざかる…明日から、自習期間それは、通常なら休みが無いくらい追い詰められるが特別入門者は、ほとんどの試験が免除される
私は、明日から5日間冒険の基本を磨き上げる事を決めた
まずは、学園を後にしてレクサムのところに会いに行こう
早くニイさんに、今の成果を伝えたい
そしてカルドラさんに、会いに行く
可能なら、最有力入門者さん達にも顔を合わせたいと思っていた…
そんな事を考えていたら、再度眠気が起きる
私は、再びベッドで眠りについた
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