３

今日も早めにログインして待機、マーケットを眺め過ぎていく時間。

誰とも会わないのかと諦めていた時。
チャットが飛んできた。

【シゲルさん！お久しぶりです٩( ᐛ )و】

景気の良さそうなテンションでメッセージをくれたのは、右腕のヤジロベーだ。


【おぉ！ヤジロベー、大会以来だなぁ、お前、無言でログアウトしていったから、心配したぞぉ】


【すみません！シゲルさん、ご心配をおかけしました！オイラ、ショックが大き過ぎて、あの時、電源切っちゃったんですよねwでも、もう大丈夫です！復活しました！！】

ヤジロベーも居なくなるのでは？と心の中で冷や冷やしていたが、胸を撫で下ろした。


【ははは、だから言っただろぉ？敵は強いぞ？って】

【うっす！精進します(´∀｀)b！しかし、好き勝手に言いたい放題ですね！ウチのギルドメンバーも】


【それは同感だ。王に対する敬意が足らんなぁ？そうだろぉ？ヤジロベー】

【うっす！その通りす！】

元気そうなヤジロベーと久々の会話
初めて知り合った頃を思い出すように、昔の話から今までの事を懐かしがりながらチャットで話した。

Kingdomを旗揚げしてからは、2人で会話することも無かったからか、新鮮味を感じた。