４

夜の6時過ぎ、弟宅に到着。
特別豪邸というわけでは無いありふれた一軒家だが
俺は、ここを公僕の城と呼んでいる。


インターホンを鳴らして少し経つと玄関のドアが開き

ピンクのワンピースを着た陽子が笑顔で出迎えてくれた。胸元も少し開いている。

いやらしい女だな…。
ん〜？俺を誘ってるのかぁ？

その横には息子の『竜之介』の姿もある。


「お義母さーん！こんばんはー！」
「おばあちゃん、こんばんは！」

「あら、陽子ちゃん、今日も綺麗ね。竜之介も元気そうで良かったわ。」


軽い挨拶を交わす両者。
悪魔の晩餐が始まる儀式の挨拶だ。