11話・隣猫落とし穴事件顛末
文字数 818文字
隣の飼い猫との葛藤。
私はようやく一軒家を持つ事ができた。
サラリーマンを長くやって。住宅ローンの頭金を払って。ようやく新築を手に入れた。
妻や娘にも鼻高々、やったぜお父さんみたいな気分だ。
私は隣の人とも仲良くしようと、ご近所付き合いも、一生懸命やった。
休みには庭で、バーベキューなんかする仲になって、隣人とも上手くやっていた。
そんなある日、そう以前より気になっていたのだが、私の家の庭に糞をする輩が現れた。
私は最初は野良猫かと糞を埋めていたが、段々と頻繁に糞をする様になって来た。
何と!犯人は隣の飼い猫だった。
私は猫好きだから、可愛いミケちゃんを嫌いな訳ではない。
だが臭い!しかも毎日だ。家の庭をトイレと思っている。う~ん、何とかせねばと。
私は隣人との仲を悪くしたくないので、猫に直接攻撃を仕掛ける事にした。
何度も言うが、猫好きな私は暴力に訴えたりはしない。脅かすのだ。
何か良い方法はと、私は落とし穴を掘った。
1メートルも無い穴だ。猫ちゃんが、埋もれたり脱出、出来ないと大変だからだ。
よしよし、と夜を待った。
すると、夜10時頃か?
「キャー!」
という声が庭から聞こえた。
私は何があった?娘か?
いや確か寝ているはずだ、と嫁と共に庭に出ると。そこには、穴に落ちて足を引っ掛け倒れた娘がいた。しかも派手な外出着を着ていた。
隣の人もやって来て。三人で庭の外灯越しに見ると、娘は倒れた拍子に猫の糞を掴んだ様だ。
何これ?!と泣いていた。
あはは!と隣の人が笑うので。私も、あははと笑うしかなかった。
どうやら猫は、落とし穴を回避してトイレを済ませたようだ。
門限を破り庭から帰宅した娘は、落とし穴に気付かず、浅い穴に足を取られたのだ。
私は翌日、隣の猫にエサをやりながら近寄り。
うちでしないでねと説き伏せた。
猫はやめてくれた。
話せば分かる!
猫は、お構い無し。
娘は無断外出の咎で、1か月外出禁止。
これにて、一件落着〜!
終わり。
私はようやく一軒家を持つ事ができた。
サラリーマンを長くやって。住宅ローンの頭金を払って。ようやく新築を手に入れた。
妻や娘にも鼻高々、やったぜお父さんみたいな気分だ。
私は隣の人とも仲良くしようと、ご近所付き合いも、一生懸命やった。
休みには庭で、バーベキューなんかする仲になって、隣人とも上手くやっていた。
そんなある日、そう以前より気になっていたのだが、私の家の庭に糞をする輩が現れた。
私は最初は野良猫かと糞を埋めていたが、段々と頻繁に糞をする様になって来た。
何と!犯人は隣の飼い猫だった。
私は猫好きだから、可愛いミケちゃんを嫌いな訳ではない。
だが臭い!しかも毎日だ。家の庭をトイレと思っている。う~ん、何とかせねばと。
私は隣人との仲を悪くしたくないので、猫に直接攻撃を仕掛ける事にした。
何度も言うが、猫好きな私は暴力に訴えたりはしない。脅かすのだ。
何か良い方法はと、私は落とし穴を掘った。
1メートルも無い穴だ。猫ちゃんが、埋もれたり脱出、出来ないと大変だからだ。
よしよし、と夜を待った。
すると、夜10時頃か?
「キャー!」
という声が庭から聞こえた。
私は何があった?娘か?
いや確か寝ているはずだ、と嫁と共に庭に出ると。そこには、穴に落ちて足を引っ掛け倒れた娘がいた。しかも派手な外出着を着ていた。
隣の人もやって来て。三人で庭の外灯越しに見ると、娘は倒れた拍子に猫の糞を掴んだ様だ。
何これ?!と泣いていた。
あはは!と隣の人が笑うので。私も、あははと笑うしかなかった。
どうやら猫は、落とし穴を回避してトイレを済ませたようだ。
門限を破り庭から帰宅した娘は、落とし穴に気付かず、浅い穴に足を取られたのだ。
私は翌日、隣の猫にエサをやりながら近寄り。
うちでしないでねと説き伏せた。
猫はやめてくれた。
話せば分かる!
猫は、お構い無し。
娘は無断外出の咎で、1か月外出禁止。
これにて、一件落着〜!
終わり。