─14─
文字数 3,916文字
喫茶店に初めて訪れた日の翌日から、内海は再び崎の手伝いに出掛けるようになった。
町の皆は相変わらずやさしく、作業を手伝う人手が増えることを喜んでくれる。多少なりとも人の役に立てるのだと、少しずつでもいいのだと思うと、不安定な気持ちも少しは落ち着くような気がした。
崎は相変わらずいついかなるときでも声を掛けられたらすぐに手伝いに向かっているようだが、内海に強制はしなかった。むしろ週に三日ほどでいいと言ってくれ、他の日は株を見るなり家のことをしていてくれたら助かるとまで言ってくれた。それでいいのなら、と甘えつつも、任された仕事なのだから手を抜かず、家中ぴかぴかになるほど掃除をしたりするようにしていた。
広い家の中、他にも使われていない部屋もあったが、自由にしていいと言われているためその部屋まで隅々掃除をするようにした。せめてもの恩返しというか、同時にとにかく自分でもできることがあるのだと自分の気持ちを安定させるためでもあったが、これが案外よかった。古い家だ。掃除をしようと思えばいくらでもできるのだ。元より汚い家だというわけではないのだが、年季が入っている分どうしても掃除の手が行き届かない場所がある。そういった部分を少しずつ攻略していく気分の良さが、内海の性に合っていた。
庭にひとりでいて雑草を抜いたり、花壇の花に水をやっていると、崎を頼ってやってくる人に声を掛けられることがある。人手がひとり分でいいのなら、と自主的にひとりで行ってみることもあった。そうして、自分でできることが増えていくたび、自信がついてもっと他のこともやってみたくなる。
崎と共に畑の作業に呼ばれ、草刈り機だけでなく、トラクターや農薬散布車、農業用の高所作業車などいろんな乗り物にも乗った。使い勝手がどれも違って戸惑いはしたが、それらの使い方を覚えるのもまた楽しかった。相変わらず軽トラックの運転は下手で、崎に練習させられるたびにエンストさせて爆笑されていたが、いつか乗りこなしてやるからなと思ってアクセルを踏み込むのだった。
どうしても動けない日というのも時々訪れるが、そうして自分の行動範囲が増えていくにつれ、何もできない日への罪悪感も減っていった。うまくバランスを取っていければそれでいい。そう思い、日々をゆるやかに過ごしていた。
ある日。前日の夜に崎に「明日は何も頼まれごとないからゆっくり寝てていいよー」と言われ、言葉の通り昼近くになって目を覚ました。寝間着のスウェットのまま自室を出て、居間に向かうとなにやら話し声がする。高く明るい声が聞こえて、内海の足が止まった。若い女の声だ。それと崎が何かを話している。
もしかして彼女でも呼んでいるのだろうか。今崎に彼女がいるかどうかという話は聞いたことがなかったが、実は付き合っている人がいるのだろうか。であれば、居間に自分が入っていっていいのだろうか。迷ったが、好奇心が勝った。崎の彼女だとしたらどんな子なのか、見てみたくなったのだ。
内海は手櫛で寝癖を整え、そろりと居間の方へ近づいた。いきなり開けるのもどうかと思い、軽く戸をノックする。はーいと崎の間延びした声が聞こえ、内海はそろそろと引き戸を開けた。
「おはよーミミちゃん。ごめんうるさかった?」
「おはよ、全然大丈夫。……お客さん?」
「えーおはよ、誰ーこの人がいっちゃんが言ってた仕事仲間って人ー?」
「そうそう。ミミちゃんだよ。ミミちゃん、こっちがユキちゃんね。アパートの住人」
「お邪魔してますー」
「住人? ……彼女じゃないの?」
「彼女? まっさか! 今あたし彼氏と別れたばっかだし」
ユキちゃんと呼ばれた女性はからからと笑った。綺麗に巻かれた長い黒髪が揺れる。バチバチに決まったメイクにミニスカート、長いネイル、この純和風な家とは似つかわしくない見た目のように見え、なんだか不思議な気持ちで彼女を見る。ユキは強めのギャルだった。
「今ねー彼氏からもらったもの全部フリマアプリで売りたくてさー。綺麗に写真撮るためにいっちゃんに手伝ってもらいたくて来たの」
「そうなんだ……」
「浮気されてさーマジで最悪、人としてないわ。もうもらったものとか視界に入れたくなくてさ。絶対いい値段で売ってやろうと思って」
「俺がネットショップやってたときの商品写真とか、ショップカードとかサイトのデザイン考えるの手伝ってくれたセンス抜群のギャルがこちら、ユキちゃんね」
「ああなるほど……」
ユキのそばには香水やバッグ、その他にぬいぐるみや服が山のように置かれている。それらを売るつもりなのだろう。
「うちに撮影用の機材とか背景用の布とかあるからねー、ここで撮っちゃおうって話になったの」
崎は居間の角の方を指差した。そちらには黒い鉄製の三脚のようなもの二本と、その間を渡すように垂らされた、どこかの景色の写真が印刷されている布があった。それからその前には一眼レフと、これまた三脚に設置された四角いライトのようなものもある。撮影用の簡易的なセットのようだ。
「本格的にやるんだね……」
「絶対高く売り飛ばしたいのよ。あんなやつと付き合ってた時間全部無駄になったってことでしょ、腹立つから思い出ごと金にしてやるの」
ユキはきれいに化粧した顔で眉をひそめ、半目でうらめしそうに言った。
「これも町の人のお手伝いのひとつなので。ミミちゃんもやろやろ」
腕がなるぜーと崎は言うと、撮影用のセットに透明な箱を置くとそこに香水を設置し、ライトの位置を調整し始めた。
「ディレクターあたしね。じゃあミミちゃんカメラマンやってくれる?」
「えっ俺? 一眼なんて触ったことないよ」
「もうカメラの設定はいじってあるから、あとはシャッター押すだけになってるよ」
ズームはここ回して、ピントはここ回して合わせて、シャッターはここね、と簡単に説明をされる。言われるがまま、ひとまず香水にカメラを向けて一枚撮ってみた。
「どれどれ~?」
内海の手元のカメラを崎が操作して、たった今撮った写真を画面に表示させる。背景はピントがうまくぼけて、香水にだけピントが合っていて、なんだかシャッターを押しただけの自分が撮ったとは思えない写真がそこにはあった。
「うん、いいねいいね。あとはね、位置かな~。カメラが斜めにならないようにーとか、あとアプリだと縦向きの写真がいいかもね。もうちょい撮ってもらってもいい?」
すぐ後ろまで来ていたユキが明るい声で指示を出す。なるほど縦か。もう一度カメラを構えて腕の向きを変えると、横向きとは画面の比率が変わって画面上のバランスを撮るのが難しくなる。
ズームにして、香水の写るサイズ感を変える。それからまた写す角度をどうにか調整したくて、今度は自分の姿勢を低くしたり高くしたり。一緒にカメラのディスプレイを覗き込んだユキと崎が、ここは? 今のよかったよ、こっちからは? などアドバイスをくれるのも助かった。
カメラを向ける位置や香水自体の向きなどさまざま変えて何枚も撮影を続ける。その都度三人で協議して、よりよいものをとチャレンジをする。初めての作業だがこれがなかなか楽しかった。
香水を取り終わったら今度は背景布を変えてバッグを、それからぬいぐるみ、服と次々撮っていく。集中しているため時間はあっという間に過ぎていったが、すべて撮り終わった頃には結構な時間が経過していた。
「いい仕事するじゃんミミちゃん、ありがとねー売れたら三人でごはん食べに行こ」
「えっいいの? せっかくの売上なのに」
「ブランド物多いからそれなりになるとは思うのよ。あぶく銭はパーッと使わなきゃね。元カレの金が戻ってきたと思えば、それでいいもの食べるのっていい気分じゃない?」
「あはは……」
「こっからパソコンにデータ取り込んで編集するよ~、ユキちゃんにはそのまま監督してもらいたいけど、ミミちゃんも見てく?」
編集というもので何をするのかわからず、そして自分が撮った写真がどのように編集されるのか興味がわいた。うんと頷くと、崎は居間のローテーブルに置いていたノートパソコンを引き寄せた。
「さーていいもの食べに行くためにキレーイに編集しようねえ」
それからは先ほど撮影した写真の色味を調整したりトリミングしてフリマアプリに表示される写真のサイズに合わせたり、かなりセンスがものをいうような作業になった。色味も、緑を濃くだの青みを強くだの、透明感を出してだのちょっとひんやりクールっぽい雰囲気にだのとユキが出す指示に皆で頭を悩ませながらなんとか望みの状態に近づけていく。
崎以外の同年代の人間と話すのもなんだか久しぶりで、それも初対面とは思えない気安さでお互い打ち解けて話をして、別れた彼氏の愚痴を聞いて笑って。途中で崎がお菓子やジュースを持ってきてお喋り大会になって。どんどん作業は雑になりながらも、話をするのは楽しくて。町の皆の手伝いといえどもこういうタイプの手伝いもあるのだなあと思うとそれもおもしろかった。普通の仕事をしていたのではまずやることのない作業だ。普段の農作業だって、ここに来なければ体験することなどなかっただろう。変わってしまった日常が、少しずつ自分の中に溶け込んで浸透していくのが心地よい。崎が以前言った通り、たまにはこんな変な家があってもいい、たまにはこんな変な仕事の仕方があってもいいかと思えた。
「えってかミミちゃん彼女いる?」
「いないよ」
「えっマジ? あたしの友達紹介しよっか?」
「やめときなミミちゃん定職についてるわけじゃないからって手酷くフラれちゃうよ」
「この仕事誘ったのお前だろ!?」
町の皆は相変わらずやさしく、作業を手伝う人手が増えることを喜んでくれる。多少なりとも人の役に立てるのだと、少しずつでもいいのだと思うと、不安定な気持ちも少しは落ち着くような気がした。
崎は相変わらずいついかなるときでも声を掛けられたらすぐに手伝いに向かっているようだが、内海に強制はしなかった。むしろ週に三日ほどでいいと言ってくれ、他の日は株を見るなり家のことをしていてくれたら助かるとまで言ってくれた。それでいいのなら、と甘えつつも、任された仕事なのだから手を抜かず、家中ぴかぴかになるほど掃除をしたりするようにしていた。
広い家の中、他にも使われていない部屋もあったが、自由にしていいと言われているためその部屋まで隅々掃除をするようにした。せめてもの恩返しというか、同時にとにかく自分でもできることがあるのだと自分の気持ちを安定させるためでもあったが、これが案外よかった。古い家だ。掃除をしようと思えばいくらでもできるのだ。元より汚い家だというわけではないのだが、年季が入っている分どうしても掃除の手が行き届かない場所がある。そういった部分を少しずつ攻略していく気分の良さが、内海の性に合っていた。
庭にひとりでいて雑草を抜いたり、花壇の花に水をやっていると、崎を頼ってやってくる人に声を掛けられることがある。人手がひとり分でいいのなら、と自主的にひとりで行ってみることもあった。そうして、自分でできることが増えていくたび、自信がついてもっと他のこともやってみたくなる。
崎と共に畑の作業に呼ばれ、草刈り機だけでなく、トラクターや農薬散布車、農業用の高所作業車などいろんな乗り物にも乗った。使い勝手がどれも違って戸惑いはしたが、それらの使い方を覚えるのもまた楽しかった。相変わらず軽トラックの運転は下手で、崎に練習させられるたびにエンストさせて爆笑されていたが、いつか乗りこなしてやるからなと思ってアクセルを踏み込むのだった。
どうしても動けない日というのも時々訪れるが、そうして自分の行動範囲が増えていくにつれ、何もできない日への罪悪感も減っていった。うまくバランスを取っていければそれでいい。そう思い、日々をゆるやかに過ごしていた。
ある日。前日の夜に崎に「明日は何も頼まれごとないからゆっくり寝てていいよー」と言われ、言葉の通り昼近くになって目を覚ました。寝間着のスウェットのまま自室を出て、居間に向かうとなにやら話し声がする。高く明るい声が聞こえて、内海の足が止まった。若い女の声だ。それと崎が何かを話している。
もしかして彼女でも呼んでいるのだろうか。今崎に彼女がいるかどうかという話は聞いたことがなかったが、実は付き合っている人がいるのだろうか。であれば、居間に自分が入っていっていいのだろうか。迷ったが、好奇心が勝った。崎の彼女だとしたらどんな子なのか、見てみたくなったのだ。
内海は手櫛で寝癖を整え、そろりと居間の方へ近づいた。いきなり開けるのもどうかと思い、軽く戸をノックする。はーいと崎の間延びした声が聞こえ、内海はそろそろと引き戸を開けた。
「おはよーミミちゃん。ごめんうるさかった?」
「おはよ、全然大丈夫。……お客さん?」
「えーおはよ、誰ーこの人がいっちゃんが言ってた仕事仲間って人ー?」
「そうそう。ミミちゃんだよ。ミミちゃん、こっちがユキちゃんね。アパートの住人」
「お邪魔してますー」
「住人? ……彼女じゃないの?」
「彼女? まっさか! 今あたし彼氏と別れたばっかだし」
ユキちゃんと呼ばれた女性はからからと笑った。綺麗に巻かれた長い黒髪が揺れる。バチバチに決まったメイクにミニスカート、長いネイル、この純和風な家とは似つかわしくない見た目のように見え、なんだか不思議な気持ちで彼女を見る。ユキは強めのギャルだった。
「今ねー彼氏からもらったもの全部フリマアプリで売りたくてさー。綺麗に写真撮るためにいっちゃんに手伝ってもらいたくて来たの」
「そうなんだ……」
「浮気されてさーマジで最悪、人としてないわ。もうもらったものとか視界に入れたくなくてさ。絶対いい値段で売ってやろうと思って」
「俺がネットショップやってたときの商品写真とか、ショップカードとかサイトのデザイン考えるの手伝ってくれたセンス抜群のギャルがこちら、ユキちゃんね」
「ああなるほど……」
ユキのそばには香水やバッグ、その他にぬいぐるみや服が山のように置かれている。それらを売るつもりなのだろう。
「うちに撮影用の機材とか背景用の布とかあるからねー、ここで撮っちゃおうって話になったの」
崎は居間の角の方を指差した。そちらには黒い鉄製の三脚のようなもの二本と、その間を渡すように垂らされた、どこかの景色の写真が印刷されている布があった。それからその前には一眼レフと、これまた三脚に設置された四角いライトのようなものもある。撮影用の簡易的なセットのようだ。
「本格的にやるんだね……」
「絶対高く売り飛ばしたいのよ。あんなやつと付き合ってた時間全部無駄になったってことでしょ、腹立つから思い出ごと金にしてやるの」
ユキはきれいに化粧した顔で眉をひそめ、半目でうらめしそうに言った。
「これも町の人のお手伝いのひとつなので。ミミちゃんもやろやろ」
腕がなるぜーと崎は言うと、撮影用のセットに透明な箱を置くとそこに香水を設置し、ライトの位置を調整し始めた。
「ディレクターあたしね。じゃあミミちゃんカメラマンやってくれる?」
「えっ俺? 一眼なんて触ったことないよ」
「もうカメラの設定はいじってあるから、あとはシャッター押すだけになってるよ」
ズームはここ回して、ピントはここ回して合わせて、シャッターはここね、と簡単に説明をされる。言われるがまま、ひとまず香水にカメラを向けて一枚撮ってみた。
「どれどれ~?」
内海の手元のカメラを崎が操作して、たった今撮った写真を画面に表示させる。背景はピントがうまくぼけて、香水にだけピントが合っていて、なんだかシャッターを押しただけの自分が撮ったとは思えない写真がそこにはあった。
「うん、いいねいいね。あとはね、位置かな~。カメラが斜めにならないようにーとか、あとアプリだと縦向きの写真がいいかもね。もうちょい撮ってもらってもいい?」
すぐ後ろまで来ていたユキが明るい声で指示を出す。なるほど縦か。もう一度カメラを構えて腕の向きを変えると、横向きとは画面の比率が変わって画面上のバランスを撮るのが難しくなる。
ズームにして、香水の写るサイズ感を変える。それからまた写す角度をどうにか調整したくて、今度は自分の姿勢を低くしたり高くしたり。一緒にカメラのディスプレイを覗き込んだユキと崎が、ここは? 今のよかったよ、こっちからは? などアドバイスをくれるのも助かった。
カメラを向ける位置や香水自体の向きなどさまざま変えて何枚も撮影を続ける。その都度三人で協議して、よりよいものをとチャレンジをする。初めての作業だがこれがなかなか楽しかった。
香水を取り終わったら今度は背景布を変えてバッグを、それからぬいぐるみ、服と次々撮っていく。集中しているため時間はあっという間に過ぎていったが、すべて撮り終わった頃には結構な時間が経過していた。
「いい仕事するじゃんミミちゃん、ありがとねー売れたら三人でごはん食べに行こ」
「えっいいの? せっかくの売上なのに」
「ブランド物多いからそれなりになるとは思うのよ。あぶく銭はパーッと使わなきゃね。元カレの金が戻ってきたと思えば、それでいいもの食べるのっていい気分じゃない?」
「あはは……」
「こっからパソコンにデータ取り込んで編集するよ~、ユキちゃんにはそのまま監督してもらいたいけど、ミミちゃんも見てく?」
編集というもので何をするのかわからず、そして自分が撮った写真がどのように編集されるのか興味がわいた。うんと頷くと、崎は居間のローテーブルに置いていたノートパソコンを引き寄せた。
「さーていいもの食べに行くためにキレーイに編集しようねえ」
それからは先ほど撮影した写真の色味を調整したりトリミングしてフリマアプリに表示される写真のサイズに合わせたり、かなりセンスがものをいうような作業になった。色味も、緑を濃くだの青みを強くだの、透明感を出してだのちょっとひんやりクールっぽい雰囲気にだのとユキが出す指示に皆で頭を悩ませながらなんとか望みの状態に近づけていく。
崎以外の同年代の人間と話すのもなんだか久しぶりで、それも初対面とは思えない気安さでお互い打ち解けて話をして、別れた彼氏の愚痴を聞いて笑って。途中で崎がお菓子やジュースを持ってきてお喋り大会になって。どんどん作業は雑になりながらも、話をするのは楽しくて。町の皆の手伝いといえどもこういうタイプの手伝いもあるのだなあと思うとそれもおもしろかった。普通の仕事をしていたのではまずやることのない作業だ。普段の農作業だって、ここに来なければ体験することなどなかっただろう。変わってしまった日常が、少しずつ自分の中に溶け込んで浸透していくのが心地よい。崎が以前言った通り、たまにはこんな変な家があってもいい、たまにはこんな変な仕事の仕方があってもいいかと思えた。
「えってかミミちゃん彼女いる?」
「いないよ」
「えっマジ? あたしの友達紹介しよっか?」
「やめときなミミちゃん定職についてるわけじゃないからって手酷くフラれちゃうよ」
「この仕事誘ったのお前だろ!?」