第73話

文字数 844文字

 暑さが異常過ぎる。
 最近、最低限の家事をしたらそれ以上に動けない。何もしていなくても体力を消耗している感じだ。

(これ絶対職場のほうが快適だ……)

 在宅時は朝から晩まで冷房を付けっぱなしにしている。電気代は気になるが、倒れても誰にも気付かれないため、自衛するしかない。
 流石にこんなことで死にたくはない。
 出社は必要だが、在宅は週に一度と決められていて、在宅勤務をしなくてもいい。電気代や涼しさを考えれば、夏だけはフル出社にしてもいいかもしれないが、通勤時間で体力を奪われるため、とんとんかもしれない。

「異様に眠たい……」

 これも暑さのせいだろうか。昨日もかなり早くにベッドに入った。その分、朝早く起きられたかといえば、在宅勤務ということもあり、いつもより遅くまでベッドの中にいた。
 こんなんじゃ駄目だと分かっていても、本当に夏は苦手で、できれば何もせずにじっとしていた。一歩も外に出たくない。ただ家にいても暑さは感じてぐったりしてしまう。一体どうしろというのだろうか。
 暑すぎて最近はシャワーしか浴びていない。しっかり湯船につかったほうがいいことは分かっているが、できれば身体を温めるのではなく冷やしたい。

(冷却のグッズ買おうかな……)

 そろそろ寝苦しくなってきた。一応、冷却シーツを使っているが、ぬるくなるためベッドの上をごろごろ動いてしまう。暑くて寝るのに時間もかかっている。

(早く夏が終わればいいのに……)

 四季は必要かもしれないが、この気温は人間が生活できる気温ではなくなっている。十数年前はここまで気温が高くなかったような気がする。

(そもそも職場でも昼以降は暑いんだよね。冷房より外の気温が高すぎて間に合っていないのか、事務所の人が多いのか……仕事は快適じゃないのよねぇ)

 それでもいろいろ考慮して事務所が一番快適だ。
 まだまだ暑い日は更新されていくだろうから、体調にだけはしっかり気を付けたい。去年、遊びに行って熱中症でかなりやばいことになったため、気を付けているつもりだ。
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