第201話

文字数 813文字

 とうとう、今年最後の月が始まってしまった。
 さようなら、十一月。
 こんにちは、十二月。
 年末ということもあり、きっとあっという間に過ぎ去ってしまうだろう。
 無駄にしないためにも、いろいろスケジュールを立てたい。
 いくつかの予定は入っているため、そこは時間を確保している。

(気になる映画があるけど……どうしよう……)

 なんとなくハマりそうな予感がしているため、二の足を踏んでいる。ハマるとのめり込むタイプなので、予定していたスケジュールが破綻する可能性もある。

(それでも気になるのは気になる……)

 明日はライブで遠征する。帰ってくるのはギリギリ当日だが、真夜中だ。かなり体力も消耗しているはずだ。

「うん。体力残っていたら日曜に映画に行こう」

 どうやら場所によっては人気で満席らしいが、地元ではやっているところが少ないようで、その映画館も少し不便な場所にあるせいか、まだ日曜は余裕がある。
 体力がどの程度残っているか分からないため、予約はギリギリにする予定だ。

「明日の準備しなきゃ」

 明日は日帰りとはいえ、久しぶりの遠征だ。久しぶり過ぎて何を持っていけばいいか分からない。

「遠征用のリュックが欲しい……」

 会社用に使っているリュックはパソコンが入るサイズのため、大きめだ。流石にそこまでの荷物はないため、そんな大きなリュックで移動したくない。

「今回はこれでいいか……」

 小さめのカバンで行きたかったが、いろいろ買う予定のため、少し大きめのカバンにする。ただ、厚着になるだろうから肩から引っかけることが難しいトートバッグだ。
 来年は会社用より一回り小さなリュックを買った方が良さそうだ。観光などをするなら両手が空いているほうがいい。
 ただリュックだと財布などの取り出しが面倒だったりする。
 メリットデメリットは何にでもある。
 今日は準備を終わらせて、早めに休もう。
 十月のように体調不良でライブに行けないということだけは避けたい。
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