第２話：ベレストロイカと日本のバブル崩壊
文字数 2,025文字
１９８６年末までには、一部のテレビ・新聞がソ連社会の問題点を率直に批判できるようになった。また、ブレジネフ政権のアフガニスタン侵攻を批判してゴーリキー「現・ニジニ・ノヴゴロド」に幽閉されていた科学者アンドレイ・サハロフも釈放された。
１９８７年頃より、ブレジネフ時代に上映を禁止されていた映画が次々と公開された。共産党の統制下に置かれない市民団体の結成などもみられた。歴史学においてもネップ「新経済政策」の再評価、１９３０年代の大飢饉の考察や大粛清における犠牲者の名誉回復など、それまでタブー視されていたテーマが扱われ始めた。
それまで西側にとって秘密のヴェールにつつまれていた軍事面の情報も徐々に公にされる様になった。１９８６年には、空軍の新鋭戦闘機ビグ２９が、フィンランドのクオピオ・リッサラ基地を親善訪問した映像が世界に配信された。グラスノスチは、ロシア語で、グラスノスチ、ゴルバチョフ時代のソビエト連邦においてペレストロイカの重要な一環として展開された情報政策である。１９８７年１０月、
日本語では「情報公開」こうして１９８８年からソ連の民主化が、徐々に開始された。１９８８年１月１３日、台湾で蔣経国総統が、没し、後任に李登輝が、台湾総統に就任した。２月１０日、エニックスがファミコン用ソフト『ドラゴンクエストⅢそして伝説へ…』このソフトが発売され、発売日にはゲーム店に長蛇の列ができ社会現象となる。
９月１９日、前年に消化器官手術を受けられた昭和天皇が吐血重篤となる。それ以降、日本各地で天皇の健康に配慮し祭事やイベントの中止・自粛が相次いだ。１９８８年８月、池内亮介は、大手銀行を受験し１０月には、内定通知が届いた。やがて１９８９年が、明けた。１月７日、昭和天皇が崩御し、皇太子明仁親王が第１２５代天皇に即位。
この皇位の継承に伴い元号法に基づき元号を改める政令が公布された。そしてて新元号を『平成』と決定し小渕恵三内閣官房長官が記者会見で発表した。昭和最後の日となった。テレビ各局は７日の崩御発表から９日未明まで通常の番組を全て休止して昭和天皇の追悼特別番組に差し替えた。その後、１月８日が明け「平成」に改元された。
２月２４日、昭和天皇の大喪の礼。法律により当日は休日となった。４月に池内亮介は、大手銀行に入行して名古屋で研修を受けて、７月に東京の支店に赴任することになり４月の休みの日、安護義之が、２人だけで祝賀会を開いてあげた。夏休みと正月は、帰って来るからなと言いながら東京へ行って、多くの所へ行ってみたいと期待を膨らませていた。
１０月３１日、三菱地所がアメリカ のロックフェラー・センターを買収した。１９８９年１２月２９日、東証の大納会で日経平均株価が史上最高値の３８９５７円、同日終値３８９１６円を記録した。これを最後に１９９０年の大発会から株価は下落へ転じ、バブル景気は崩壊へていった。１９９０年１月５日早朝、証券会社からの電話が入った。
安護に川崎汽船の気配値が１１９０円で売りと言われ全株売り注文を出し売れた。そして税引き後利益が１０６７万円で、残金が、１１２０万円に増えた。これを見て、その晩に安護は、池内にお礼の電話を入れた。すると俺も儲かったと喜んだ。その後、安護義之は、蜂谷宗子に金ができたから結婚しようと連絡。その晩、２人は、喫茶店で会い４月２２日に鳥羽の結婚式場で結婚式を挙げることに決めた。
その後、安護義之と蜂谷宗子は、それぞれ両親に伝えた。そして１月１４日の日曜、安護義之は、蜂谷宗子の家を訪問して結婚の承諾をお願いすると、既に顔をも十分知っているので、蜂谷の両親が、宜しくお願いしますと了解してくれた。それを聞き、夕方、安護義之は、自宅に蜂谷宗子さんを連れて行き結婚の話をすると喜んでくれた。
そして、安護の両親が、蜂谷さんのご両親の了解はもらっているのだねと聞かれ、さっき承諾をもらってきたと伝えると母が、安護の肩をたたき、しっかり稼いで、蜂谷さんを大事にするんだよと言ってくれた。それを聞いて、蜂谷宗子は、うれし泣きした。
しかし日本経済は、下降線をたどりはじめ１９９０年２月２１日、日経平均株価が１日で１１６１円下がり終値が３万５７３４円になった。２月２３日には９３６円安の終値３万４８９１円。２月２６日には、１５６９円安の終値３万３３２２円に下がった。３月１８日、東ドイツで初の自由選挙が行われた。４月２日、日経平均株価が、１日で１９７８円下がり終値が２万８００２円となった。
４月２２日、鳥羽の結婚式場で、両家の関係者５２人が、集まって、神前結婚式とその後、ホテルで披露宴を行った。中学時代の学友が多く２時間も開いた。結婚式後、３泊４日で、大阪、神戸の有馬温泉を回って帰って来る予定であった。新居は、家賃５万円の２ＤＫのマンションを契約した。新婚旅行後、安護義之と宗子さんが、入居した
１９８７年頃より、ブレジネフ時代に上映を禁止されていた映画が次々と公開された。共産党の統制下に置かれない市民団体の結成などもみられた。歴史学においてもネップ「新経済政策」の再評価、１９３０年代の大飢饉の考察や大粛清における犠牲者の名誉回復など、それまでタブー視されていたテーマが扱われ始めた。
それまで西側にとって秘密のヴェールにつつまれていた軍事面の情報も徐々に公にされる様になった。１９８６年には、空軍の新鋭戦闘機ビグ２９が、フィンランドのクオピオ・リッサラ基地を親善訪問した映像が世界に配信された。グラスノスチは、ロシア語で、グラスノスチ、ゴルバチョフ時代のソビエト連邦においてペレストロイカの重要な一環として展開された情報政策である。１９８７年１０月、
日本語では「情報公開」こうして１９８８年からソ連の民主化が、徐々に開始された。１９８８年１月１３日、台湾で蔣経国総統が、没し、後任に李登輝が、台湾総統に就任した。２月１０日、エニックスがファミコン用ソフト『ドラゴンクエストⅢそして伝説へ…』このソフトが発売され、発売日にはゲーム店に長蛇の列ができ社会現象となる。
９月１９日、前年に消化器官手術を受けられた昭和天皇が吐血重篤となる。それ以降、日本各地で天皇の健康に配慮し祭事やイベントの中止・自粛が相次いだ。１９８８年８月、池内亮介は、大手銀行を受験し１０月には、内定通知が届いた。やがて１９８９年が、明けた。１月７日、昭和天皇が崩御し、皇太子明仁親王が第１２５代天皇に即位。
この皇位の継承に伴い元号法に基づき元号を改める政令が公布された。そしてて新元号を『平成』と決定し小渕恵三内閣官房長官が記者会見で発表した。昭和最後の日となった。テレビ各局は７日の崩御発表から９日未明まで通常の番組を全て休止して昭和天皇の追悼特別番組に差し替えた。その後、１月８日が明け「平成」に改元された。
２月２４日、昭和天皇の大喪の礼。法律により当日は休日となった。４月に池内亮介は、大手銀行に入行して名古屋で研修を受けて、７月に東京の支店に赴任することになり４月の休みの日、安護義之が、２人だけで祝賀会を開いてあげた。夏休みと正月は、帰って来るからなと言いながら東京へ行って、多くの所へ行ってみたいと期待を膨らませていた。
１０月３１日、三菱地所がアメリカ のロックフェラー・センターを買収した。１９８９年１２月２９日、東証の大納会で日経平均株価が史上最高値の３８９５７円、同日終値３８９１６円を記録した。これを最後に１９９０年の大発会から株価は下落へ転じ、バブル景気は崩壊へていった。１９９０年１月５日早朝、証券会社からの電話が入った。
安護に川崎汽船の気配値が１１９０円で売りと言われ全株売り注文を出し売れた。そして税引き後利益が１０６７万円で、残金が、１１２０万円に増えた。これを見て、その晩に安護は、池内にお礼の電話を入れた。すると俺も儲かったと喜んだ。その後、安護義之は、蜂谷宗子に金ができたから結婚しようと連絡。その晩、２人は、喫茶店で会い４月２２日に鳥羽の結婚式場で結婚式を挙げることに決めた。
その後、安護義之と蜂谷宗子は、それぞれ両親に伝えた。そして１月１４日の日曜、安護義之は、蜂谷宗子の家を訪問して結婚の承諾をお願いすると、既に顔をも十分知っているので、蜂谷の両親が、宜しくお願いしますと了解してくれた。それを聞き、夕方、安護義之は、自宅に蜂谷宗子さんを連れて行き結婚の話をすると喜んでくれた。
そして、安護の両親が、蜂谷さんのご両親の了解はもらっているのだねと聞かれ、さっき承諾をもらってきたと伝えると母が、安護の肩をたたき、しっかり稼いで、蜂谷さんを大事にするんだよと言ってくれた。それを聞いて、蜂谷宗子は、うれし泣きした。
しかし日本経済は、下降線をたどりはじめ１９９０年２月２１日、日経平均株価が１日で１１６１円下がり終値が３万５７３４円になった。２月２３日には９３６円安の終値３万４８９１円。２月２６日には、１５６９円安の終値３万３３２２円に下がった。３月１８日、東ドイツで初の自由選挙が行われた。４月２日、日経平均株価が、１日で１９７８円下がり終値が２万８００２円となった。
４月２２日、鳥羽の結婚式場で、両家の関係者５２人が、集まって、神前結婚式とその後、ホテルで披露宴を行った。中学時代の学友が多く２時間も開いた。結婚式後、３泊４日で、大阪、神戸の有馬温泉を回って帰って来る予定であった。新居は、家賃５万円の２ＤＫのマンションを契約した。新婚旅行後、安護義之と宗子さんが、入居した
