来い恋
文字数 701文字
黒巫女様 音国の防衛力を高めようと 他国のパイロットを連れてまいりました！
兵１ 『格好いいヤツを選んだな』
音国のパイロットの教官です
パイロット！飛行機はどこじゃ
兵２ 地上で待機しております
黒巫女様 飛行機に試乗されてみては如何ですか？（声高に 黒巫女に提案する）
空を飛ぶのじゃな！飛行機に乗ってみるぞよ（黒巫女はハイテンションになる）
教官 私がいつでも黒巫女様を空へご案内しましょう
素敵・・
黒巫女と外人パイロット教官は恋仲になり 何度も夜を共にした ある夜
私と黒巫女は付き合って半年になる 子供が出来たと聞かないが・・
黒巫女 婦人科の病院へ行った方がよいのではないか？
私も病院へ行く
・・（不安になる黒巫女）
病院の先生「大変言いにくい事ですが 黒巫女様は高齢で子供を望むのは無理な身体です」
そんな・・
黒巫女は自分は子供が出来ない身体である事を外人パイロットに告げる
私は 私の遺伝子を継ぐ子供が欲しい 黒巫女別れよう
（黒巫女は泣く泣く）結婚前に分かってよかったわ（と了承する）
わーっ少年兵 黒巫女は外人教官と別れたー（黒巫女は少年兵に泣きつく）
それは・・残念なことです・・お気の毒に・・
少年兵 少年兵は黒巫女を好きか？
はい 黒巫女様が好きです
少年兵 結婚しよう
申し出は嬉しいのですが オレは結婚してもう３歳になる子供もいるのです
不覚じゃ 少年兵が結婚しているとは知らなかった
オレはもう少年兵ではなく 中年兵です
時が過ぎるのは早いの・・
時間は皆平等です
ガックリと黒巫女は立ち去る
シクシク エッエッ
泣きじゃくる声が聞こえる 池のほとりの木陰 黒い衣装の女が座っている
あまりに悲しそうなので 男はつい声をかけた
