キラキラ

文字数 1,331文字

手鏡には 瞳がキラキラと潤った さっぱりした顔の赤巫女自身の姿が…

顔が違う! じゃなくて 表情が違う 瞳が光っているわ

白巫女 マッサージとても上手ね

筋膜リリースマッサージもだけど 最後のエネルギー注入 「霊気」が効いているのよ

「霊気」はあとで自分で調べてね


邪気には 大地や砂浜を素足で歩く 「アース抜き」や 朝日を見て体操するのがお勧めだわ

朝日を見るのがポイントなの



ややスピリチュアル方面へ傾いていく赤巫女

(人生の伴侶は異性じゃなくても 同性でもよいかも 家事も分担しあえるし 服も交換し合ったり

白巫女キレイだし いいとこ尽くめじゃない ブツブツ独り言)

赤巫女 元気になって良かった 沈んだらまた霊気ヒーリング受けに白巫女国に来てね

じゃ 私 帰るわ

ちょっと待った-!

「この結婚に反対される方はいますか?」の質問に 答えるかのように赤巫女は叫んだ


元気になり 急な大声でビックリした白巫女

な な 何?
私 霊気ヒーリングや筋膜リリースマッサージ学びたいわ
先生なら紹介するわよ
白巫女に 教えて欲しいの
結婚相手は 同性も有りかもと 考えた赤巫女
私 白巫女国へ 短期留学するわ

早速 白巫女国での留学が決まった赤巫女 一人暮らしが始まった

白巫女に同棲しようと提案したところ 断られたのだ


白巫女は同棲なんてしたら 自国の内情が筒抜けになるのが問題だ

逆に赤巫女は 生活や生態を知るいい機会だと 思いついた


骨格筋肉などの本を数冊渡し 

身体の名称を覚えてくるのよ (宿題を出した)
私 やるわ

このストーリーの どこかで聞いたセリフだ


骨格のズレやゆがみの見方 マッサージ方法を学び

お楽しみの 「霊気の伝授」だ


白巫女の霊気はマッサージ向きに 描く「シンボル」を太陽の絵が回転するイメージに変えていた


霊気の伝授中 赤巫女はうつ伏せになり 目を閉じていた 

背中に息を吹きかける感じがしたが 何が行われていたかは知らない


すぐ 霊気が使える手になった

嬉しい 手足の冷え性が改善されたわ  そうそう自己ヒーリング出来るのよね

朝日をあびて お腹に手を当て エネルギー注入するよう 白巫女に言われたわ

滞在中の赤巫女の生活は順調だった お風呂の排水口には毛止めのスポンジで長い髪を流さないようにし

床は少し塩をまき「払いたまへ 清めたまへ」と掃除機をかけ 自炊し 朝昼晩きちんと食べ

出かけるときは お弁当を持ち倹約した


白巫女国は都会で魅力的だった

習い事は終わったけど もう少しここに居ようかしら

そう思っていたとき 坐骨神経痛が痛くなる

なぜ 痛い?

赤巫女自身は自覚してなかったが 実は浪費家であった

赤巫女国では 外食で美味しいものを食べ お高い服を着ていた

それを我慢していたのが ストレスとなり 坐骨神経痛になったらしい


硬いイスにも座っていた 備え付け家具が安物だった


赤巫女は意図せず帰国した 少しすると 腰の痛みは治った

西川から 16万もする高級敷布団を買ったとさ


そう これは 恋の話しであった


赤巫女は白巫女を 恋愛相手として意識しようと試みたが 白巫女の身体をマッサージしていても

筋肉を考えていて そういう感じではない事に気づいた



白巫女は恋の対象にならないけど 他の女性はあるかもね
と 思ったのでありました
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

音国のトップ 黒巫女 周りにいる男子って特に興味なくて・・

少年兵 オレは神と遊んでばかりいる黒巫女が心配だ 黒巫女に恋を仕掛けるぞ

兵 俺たちも黒巫女を気遣っているんだよ 

外国人パイロット 私は容姿端麗 文武両道と言われている

男 マクベスター 僕は体格がいいのでクマさんっぽいって言われるよ

空国のトップ 赤巫女 私実はデートってした事無いの・・

第一候補コネリー 歯科技工士 イケメンの年下君

白国のトップ 白巫女 一緒に映画見たりごはん食べたりする人は居るけど 深い付き合いではないの

ビューワー設定

背景色
  • 生成り
  • 水色