キラキラ
文字数 1,331文字
筋膜リリースマッサージもだけど 最後のエネルギー注入 「霊気」が効いているのよ
「霊気」はあとで自分で調べてね
邪気には 大地や砂浜を素足で歩く 「アース抜き」や 朝日を見て体操するのがお勧めだわ
朝日を見るのがポイントなの
「この結婚に反対される方はいますか?」の質問に 答えるかのように赤巫女は叫んだ
元気になり 急な大声でビックリした白巫女
早速 白巫女国での留学が決まった赤巫女 一人暮らしが始まった
白巫女に同棲しようと提案したところ 断られたのだ
白巫女は同棲なんてしたら 自国の内情が筒抜けになるのが問題だ
逆に赤巫女は 生活や生態を知るいい機会だと 思いついた
骨格筋肉などの本を数冊渡し
このストーリーの どこかで聞いたセリフだ
骨格のズレやゆがみの見方 マッサージ方法を学び
お楽しみの 「霊気の伝授」だ
白巫女の霊気はマッサージ向きに 描く「シンボル」を太陽の絵が回転するイメージに変えていた
霊気の伝授中 赤巫女はうつ伏せになり 目を閉じていた
背中に息を吹きかける感じがしたが 何が行われていたかは知らない
すぐ 霊気が使える手になった
滞在中の赤巫女の生活は順調だった お風呂の排水口には毛止めのスポンジで長い髪を流さないようにし
床は少し塩をまき「払いたまへ 清めたまへ」と掃除機をかけ 自炊し 朝昼晩きちんと食べ
出かけるときは お弁当を持ち倹約した
白巫女国は都会で魅力的だった
そう思っていたとき 坐骨神経痛が痛くなる
赤巫女自身は自覚してなかったが 実は浪費家であった
赤巫女国では 外食で美味しいものを食べ お高い服を着ていた
それを我慢していたのが ストレスとなり 坐骨神経痛になったらしい
硬いイスにも座っていた 備え付け家具が安物だった
赤巫女は意図せず帰国した 少しすると 腰の痛みは治った
西川から 16万もする高級敷布団を買ったとさ
そう これは 恋の話しであった
赤巫女は白巫女を 恋愛相手として意識しようと試みたが 白巫女の身体をマッサージしていても
筋肉を考えていて そういう感じではない事に気づいた