一文小説集「描く」等三篇

文字数 156文字

「描く」

 お父さんの浮気相手を描く時は色々な色のクレヨンを使うから楽しい、と少女は思っている。



「玩具」

 動物園の飼育員だった父の位牌を、猿たちに玩具として与えたが、猿たちは手を合わせるばかりで全然遊ばない。



「体調」

 今朝はお母さんの体調が悪かったので、学校の昼休みに開けた弁当箱には、詩集が入っているだけだった。
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

登場人物はありません

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色
フォント
  • 明朝
  • ゴシック
組み方向
  • 横組み
  • 縦組み