一文小説集「良いこと」等三篇

文字数 161文字

「良いこと」

 良いことをしたくなった青年が、父親が造っている偽札を一枚盗み、コンビニの募金箱に入れた。



「変化」

 数年前、自身の母親の遺影を持って美容整形外科を訪れた女性が、今度は娘の遺影を持って再び訪れた。



「サイレン」

 毎日救急車のサイレンの音を口真似しながら町内を走り回っていたおじさんが、ある日救急車で運ばれていった。
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