(三)-4
文字数 232文字
「体を売る?」
僕はアンドレアの言うことがよくわからなかったので思わず聞き返した。
「金でセックスさせる女のことだよ」
アンドレアは僕に耳打ちしてくれた。
僕はこっそり、店の奥の方を見てみた。すると、たむろしている女性の一人が僕に向かって笑顔で手を振っていた。しかも左の乳房を服から出し、乳首を左手の人差し指と親指でつまみ、その先端をこっちに向けていた。さっきは服をきちんと着ていたのに!
僕はすぐに目線をテーブルへと戻した。顔が熱くなっているのがわかった。
(続く)
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)