87)あなたを待っています

文字数 4,695文字

「これを、リッキーさんに渡してくれますか?」

 今日も同じ時間に訪れたメルヴィンは、リトヴァに小さな花束を差し出した。
 それは、ラベンダーの花束だった。
 花束というには大袈裟すぎだが、3本のラベンダーの花を、細いピンク色のリボンで結んで束ねてある。
 いつも手ぶらなのだが、今日はこうして花束を持参してきた。
 ちょっと驚いたものの、リトヴァは可愛らしい花束をそっと両手で受け取ると、

「確かに、お渡ししておきますわ」

 そう言って、帰っていくメルヴィンを見送った。
 紫色の小さな花を見つめながら、リトヴァはメルヴィンのいじらしい想いを感じて、ますます深いため息をついた。
 リトヴァは知っている。
 ラベンダーの花言葉は『あなたを待っています』。
 この小さな花束に込められた想いが、どれほど真摯で切ないものか、痛いほど伝わってくるのだ。
 メルヴィンはけっして多くを言わず、態度も紳士的でリトヴァを困らせない。むしろ、悪態の一つでもついてくれれば「厄介払いをした」という気持ちになれるというのにそれもない。忍んで耐えるその姿もまた、切なかった。

「彼は、また来たのかね?」

 心配そうに様子を見に来たセヴェリが、リトヴァの手にしているラベンダーの花束に目を留めた。

「お嬢様へお渡しして欲しいと」

 セヴェリは小さく渋面を作ったが、

「誰が持ってきたかは言わず、お嬢様のお部屋に飾って差し上げるだけなら、いいと思いますよ」

 そして重いため息をついた。
 セヴェリもまた、リトヴァと同じ気持ちである。

「活けてすぐにお持ち致しますわ」
「そうですね。そうして差し上げて下さい」



「失礼します、お嬢様」

 部屋をノックする音とリトヴァの声がして、キュッリッキは顔を上げた。

「どうぞ」

 白いクロスのかかったワゴンを押して、リトヴァが入ってきた。
 キュッリッキはソファに足を投げ出して座り、膝にフェンリルとフローズヴィトニルを乗せていた。

「お茶のお時間ですよ。フローズヴィトニル様のお好きなお菓子も、ご用意いたしました」
「ありがとう、リトヴァさん」

 にっこり礼を言うキュッリッキに微笑み返し、ソファのそばにある小さなテーブルに、ローズヒップのお茶と、プチケーキの皿を並べる。そして、ラベンダーを活けた小さな花瓶も添えた。
 いつもと違う花に、キュッリッキは目を瞬かせる。

「そのお花、ラベンダー?」
「はい、さようでございます」
「ふーん…」

 こうしてお茶を出される時、必ず小さな花々を活けた花瓶も持ってくる。パンジーだったり小さなバラの花だったり。ラベンダーの花は初めてだった。
 細い小さな花瓶に活けられたラベンダーを、キュッリッキは吸い付くように見つめている。その様子を見て、キュッリッキが何かを感じて気づいてくれたら。リトヴァはそう願わずにはいられなかった。



 それから毎日のように、メルヴィンは想いを込めたラベンダーの小さな花束を持参するようになった。
 これはグンヒルドの入れ知恵であると、さすがにリトヴァは気付かない。
 エルダー街のライオン傭兵団のアジトに押しかけたグンヒルドは、言葉が届かないなら花で攻めろと、ラベンダーの花を持参するようにすすめたのだ。
 絶対に想いが通じるから、と言って。
 リトヴァは花束を受け取り、キュッリッキへのティータイムには必ずその花を活けて添えた。誰から贈られたものなのか、本当のことが言えないままに。
 こうしたやり取りが続く中で、溜まっていった鬱憤が、怒りという形でリトヴァの心を支配していく。
 本当のことが言えない、言いたくても言えない苦しさに、ついにリトヴァは我慢できなくなって爆発した。



 いつものようにメルヴィンが花束を託して帰ったあと、リトヴァはすぐにキュッリッキの部屋へ向かった。
 走らない程度に速度を抑え、しかしカツカツと靴音も高らかに、肩をいからせて歩いていく。

(もう我慢などするものですか! 命令に背いて言ってやりますわ旦那様方! お覚悟なさいましっ!)

 ノックもそこそこに、意を決してキュッリッキの部屋の扉を開く。

「お嬢様、よろしいでしょうか?」

 いきなり現れ、どこか怒った風のリトヴァの珍しい表情に、キュッリッキは気圧されたように小さく頷く。

「これを」

 キュッリッキは手にしていた風景の写真集を傍らに置いて、差し出されたラベンダーの小さな花束を受け取った。

「いつも活けてくれるラベンダーの?」
「さようでございます」

 淡いピンク色のリボンで、可愛く束ねられたラベンダーの花。
 キュッリッキが不思議そうにリトヴァを見上げていると、肩の力を抜くように、リトヴァは表情を和ませた。

「お嬢様は、ラベンダーの花言葉をご存知ですか?」
「んーん、知らない。花言葉って、どれも知らないの…」

 少し恥ずかしそうに言うキュッリッキに、リトヴァは口元を笑みの形にした。

「とても良い言葉なのです。花言葉は『あなたを待っています』、といいますの」
「あなたを待っています……」

 匂いはとても清々しく、気分がとてもすっきりする。ラベンダーは花の形よりも、キュッリッキはその匂いに印象が強い。
 手にしたラベンダーの花を改めて見つめる。製品化された香料の匂いよりも、ずっと優しく瑞々しい匂いがする。

「この間中庭へ行ったとき、ラベンダーの花は一本もなかったの。いつもカープロさんが育てているお花を添えてくれていたのに、珍しいな~って思ってた」

 わざわざ買ってきてくれていたのかな、とキュッリッキは思っていたが、手にしている小さなこの花束は、そうではない感じがした。
 誰かに贈るための、プレゼントのように見えるからだ。
 その時、傍らで寝ていたフェンリルが、呆れたような鼻息を露骨にふいた。フローズヴィトニルもまた、フェンリルの真似をして鼻息をふいた。キュッリッキは訝しんで2匹を見たが、フェンリルは「じとーっ」とキュッリッキを見て、ぷいっと顔を背けてしまった。

「なっ、なによフェンリルってばー」

 キュッリッキは抗議の声をあげるが、フェンリルはシカトしていた。
 唇を尖らせながら、再びラベンダーの花束を見つめる。
 リトヴァがこうして意味深に花束を持ってくるのも不思議だ。そして、花言葉。

 あなたを待っています。

 あなたを、待って。
 心の中で、何度も何度もその言葉を繰り返す。
 その瞬間、キュッリッキはハッとなって立ち上がった。
 大きく目を見開いて見つめてくるキュッリッキに、リトヴァは優しく微笑んだ。

「あなたを待っていますって花言葉………もしかして、もしかして」

 キュッリッキは小刻みに震えながら、期待と不安を混ぜ合わせた声を出した。

「お帰りになられて、まだそうお時間は経っておりません」

 リトヴァはそう言って、深々と頭を下げた。
 キュッリッキはラベンダーの花束を胸に押し抱くと、弾かれたように部屋の外へ駆け出した。
 あまりにも素早かったので、フェンリルとフローズヴィトニルは慌てて追いかけていく。
 キュッリッキたちが部屋を飛び出して少しすると、セヴェリが顔をのぞかせた。

「お嬢様が血相を変えて、外に飛び出していかれたが」
「そのようですわねえ」

 リトヴァの満足そうな顔を見て、セヴェリは広くなった額に手を当てた。

「旦那様がたに知れたら、大変なことになりますよ」
「毎日毎日、メルヴィン様への気の毒すぎる応対、お嬢様の辛いお気持ちを聞かされる、わたくしの身にもなってください。と、ご反論申し上げる覚悟でございますよ」

 腹を括ったリトヴァの天晴れな様子に、セヴェリは苦笑した。

「あなたに居なくなられると、お(やしき)を取り仕切るのが難しくなります。微力ながら援護射撃致しますぞ、わたくしも我慢の限界でございましたから」
「まあ、心強いことですこと」

 リトヴァとセヴェリは顔を見合わせると、声を立てて笑った。

 馬に蹴られても仕方がないような(あるじ)へ忠誠を尽くすよりも、若い2人の恋路を応援してやりたい。リトヴァもセヴェリも、早くキュッリッキの明るい笑顔が見たかったから。



 キュッリッキは髪を振り乱しながら、一生懸命地下通路を走っていた。
 もともと運動には、あまり明るい方ではない。でも、今は一生懸命走らなければならないと、自分を奮い立たせて走った。手の中のラベンダーの花束も、キュッリッキを応援してくれている気がする。

(メルヴィンが、メルヴィンが来てくれたんだ。アタシに会いに来てくれてたんだ)

 このラベンダーの花束を持って、会いに来てくれていた。
 リトヴァがラベンダーの花を活けた花瓶を添えてくれるようになって、かれこれ一週間は経っているだろうか。何故、メルヴィンが会いに来てくれていたことを、教えてくれなかったのだろう。
 でも今は、そんな些細な疑問はどうでもいい。メルヴィンが会いにきてくれていたということが判っただけで、キュッリッキの心は色々な期待でいっぱいに膨らんでいった。

(メルヴィン、メルヴィン)

 心の中で何度もメルヴィンの名を呼ぶ。それだけで、涙が溢れてきて止まらなくなった。視界が曇ったが、走りながら乱暴に手で涙を拭う。
 会いに来てくれていた、花束を持って。あなたを待っていますという願いを込めた花束を持って。

(皇王様が言っていたように、メルヴィンが驚いたのは、アタシがアイオン族だったから。だから、驚いただけだと信じてもいいんだよね。だから会いに来てくれたんだよね!)

 急に全速力で走ったため、横腹に痛みが刺した。しかし走るのをやめない。やめたくない。こんな痛みくらい我慢できる。あんなに会いたくてしょうがなかったメルヴィンが、この向こうにいるのだから。

(メルヴィンどこ? どこにいるの?)

 追いついたフェンリルがキュッリッキを追い抜き、「ついてこい」とキュッリッキの意識に語りかけてきた。
 キュッリッキは頷くと、フェンリルの後を追いかけた。



 複雑な地下通路を走り、そしてようやく追いついた。
 懐かしいその広い背中を見て、キュッリッキは喉が張り裂けんばかりに叫んだ。

「メルヴィン!!」

 名を叫ばれ、メルヴィンはびっくりして振り返った。

「リッキーさん!?」

 久しく見る少女は、白い頬を紅潮させ、息遣いも荒い。「ハア、ハア」と何度も息を吐き出し、大きく目を見開いてメルヴィンを見ていた。
 2人は距離を置いたまま、暫く無言で見つめ合っていた。
 やがてキュッリッキの呼吸が落ち着いてきた頃、キュッリッキの手に握られているラベンダーの花束に気づいたメルヴィンは、嬉しそうに口元をほころばせた。

「よかった。ちゃんと受け取ってもらえてたんですね」

 一瞬なんのことかとキュッリッキは目を丸くしたが、自分が持っているラベンダーの花束だということに気づいて頷いた。

「素敵な花束、あ、ありがとう…」

 ラベンダーの花で口元を隠しながら、キュッリッキは恥ずかしそうに顔を赤らめる。
 その愛らしくもいじらしい様子は、メルヴィンの心に温かく染み渡っていく。

(そう、いつもこうして、恥ずかしげに顔を赤くしていた)

 なんだか懐かしさを覚え、メルヴィンは笑みを深めた。またこうしてキュッリッキのそんな表情を見ることができて、とても嬉しかった。
 メルヴィンはキュッリッキに手が届くところまで歩み寄ると、自分の胸のところまでしか背のないキュッリッキを、優しく見おろした。そしてキュッリッキもメルヴィンを見上げ、ますます顔を赤くした。

「少し歩きませんか? こんな地下通路じゃなく、ですが」

 そう言うと、メルヴィンはキュッリッキの手を優しくとり、もときた道を戻り始めた。
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登場人物紹介

【キュッリッキ】

・〈才能〉:召喚、ランク:over

・年齢:18歳⇒19歳、女性

・出身:アイオン族

・一人称:アタシ

本作の主人公。

フリーで傭兵をしているが、ベルトルドにスカウトされたことでライオン傭兵団へ入ることになる。

【ベルトルド】

・〈才能〉:超能力、ランク:over

・年齢:41歳、男性

・一人称:俺

ハワドウレ皇国副宰相、アルケラ研究機関ケレヴィルの所長。

「泣く子も黙らせる副宰相」という物騒な通り名を持つ。

とある事件を解決に導いたことで軍総帥の地位も下賜され、毎日デスクの上に書類の山脈を作るほど事務仕事に忙殺されている。事実上国政の長。

【アルカネット】

・〈才能〉:魔法、ランク:over

・年齢:41歳、男性

・一人称:私

ハワドウレ皇国軍特殊部隊尋問・拷問部隊長官⇒ヴィーンゴールヴ邸(通称:ベルトルド邸)執事長⇒ハワドウレ皇国軍特殊部隊魔法部隊《ビリエル》長官。

異色の経歴を持つ世界最強最高の魔法使い。

【リュリュ】

・〈才能〉:超能力、ランク:S

・年齢:41歳、男性(オカマ)

・一人称:アタシ

ベルトルドの首席秘書官でオカマ。

事務処理能力に富み、ベルトルドの股間を常に狙い、オカマの恐怖でベルトルドを威圧している。

【シ・アティウス】

・〈才能〉:記憶、ランク:SS

・年齢:41歳、男性

・一人称:私

ハワドウレ皇国アルケラ研究機関ケレヴィルの研究員⇒所長。

アルケラに関する研究をもっとも積んでいて、知識量も豊富。

【カーティス】

・〈才能〉:魔法、ランク:S

・年齢:30歳、男性

・一人称:私

・魔具:強化魔法の呪文を彫り込んだ銀の杖

ライオン傭兵団の創立者でリーダー。

ベルトルドから解放されることが願い。やや選民意識がある。

【ギャリー】

・〈才能〉:戦闘・武器系複合、ランク:S

・年齢:29歳、男性

・一人称:オレ

・武器:魔剣シラー(大剣)

・特殊技:リヴヤーターンモードなど

ライオン傭兵団の兄貴的存在。面倒見がいい。ザカリー、ルーファスとは同郷の幼馴染。今も2人とは仲がいい親友。

【ルーファス】

・〈才能〉:超能力、ランク:S

・年齢:30歳、男性

・一人称:オレ

ライオン傭兵団中衛・通信・支援・時々攻撃担当。片手剣と超能力を組み合わせた独自の戦闘をとることができる。

亡きベルトルドの後継者と目されるほどの女好き。ただし、巨乳美女が好み。気さくなお兄さんといった優しい性格。

【ザカリー】

・〈才能〉:戦闘・武器系遠隔複合、ランク:S

・年齢:28歳、男性

・一人称:オレ

・武器:魔銃バーガット

ライオン傭兵団の後方遠隔攻撃担当。〈才能〉の能力で異様に視力が高く調整できる。

本気でキュッリッキを好きになるが、仲は仲間以上縮まらない。

【シビル】

・〈才能〉:魔法、ランク:AAA

・年齢:歳、女性

・一人称:私

・魔具:木の杖

ライオン傭兵団の強化・支援担当。攻撃はあまり得意な方ではない。

何かと騒がしい団の中では、常識論を言うけどあまり聞き入れてもらえない。しかし挫けず奮闘中。

【ハーマン】

・〈才能〉:魔法、ランク:S

・年齢:27歳、男性

・一人称:ボク

・魔具:分厚い本

ライオン傭兵団の前衛担当。高い魔力を持ちハイレベルの魔法を使いこなすが、魔法コントロールを苦手としている。

【ガエル】

・〈才能〉:戦闘・格闘系複合、ランク:SS

・年齢:33歳、男性

・一人称:俺

・装備:ドラウプニル(篭手)

ライオン傭兵団の前衛担当。ブルーベル将軍の甥でもある。

タルコット、ヴァルトとは筋金入りの戦闘バカトリオ。

【ブルニタル】

・〈才能〉:記憶、ランク:AA

・年齢:29歳、女性

・一人称:私

ライオン傭兵団の中では、分析、戦略立案、情報収集、後方準備などの後衛を担当。何故か手帳にメモをとる癖がある。

【ペルラ】

・〈才能〉戦闘・武器系剣術、ランク:S

・年齢:28歳、女性

・一人称:私

・特殊技能:アサシン

ライオン傭兵団の中では、ときに近接戦闘もするが、後方から短剣などで支援をしたり、偵察や情報収集も行う。

ヴァルトに熱愛されているが、思いっきり鬱陶しく思っている。

【ランドン】

・〈才能〉:魔法、ランク:S

・年齢:29歳。男性

・一人称:私

・魔具:ナシ

ライオン傭兵団の中では、主に回復魔法担当。その他ザカリーの魔弾作成もしている。

回復魔法などの繊細な魔法の扱いが上手く、専属医の居ない傭兵団の中で、団員たちの健康状態を常に気遣っている。

【メルヴィン】

・〈才能〉:戦闘・武器系剣術、ランク:SS

・年齢:30歳、男性

・一人称:オレ

・武器:爪竜刀

ライオン傭兵団のサブリーダー、前衛担当。

皇国五指に入るほどの剣術マスター。軍を辞める際、思い留まらせるために10人の大将が宿舎に列を作ったというレジェンドを持つ。生真面目で優しく、よく人を見ている。が、ある一点のみ究極の激鈍。

【タルコット】

・〈才能〉:戦闘・武器系剣術、ランク:SS

・年齢:29歳、男性

・一人称:ボク

・武器:魔剣・スルーズ(大鎌形態)

ライオン傭兵団前衛・近接戦闘担当。ヴァルトと並び、ライオン傭兵団の美人双璧と呼ばれるほどの、美貌の持ち主。ただ何故か女性と間違われてナンパされまくる不運に見舞われている。

常に黒一色の服装を好み、黒以外まとうことはない。ガエル、ヴァルトとは筋金入りの戦闘バカ。

【ヴァルト】

・〈才能〉:戦闘・格闘系複合、ランク:SS

・年齢:30歳、男性

・一人称:俺様

・装備:ドラウプニル(篭手)

ライオン傭兵団前衛・近接戦闘担当。

タルコットと並び、ライオン傭兵団の美人双璧と呼ばれるほどの、美貌の持ち主。しかし口を開くとバカ発言やバカっぽい口調が特徴。

団員の誰よりもしっかりと真実を見抜いている、鋭い洞察力に優れている。ペルラと結婚したいと悩んでいる。

【マリオン】

・〈才能〉:超能力、ランク:AA

・年齢:30歳、女性

・一人称:アタシ

ライオン傭兵団中衛・通信・支援・時々攻撃担当。

団のオネエサン的存在で、ルーファスとつるんでキュッリッキで遊んだり、ワルイことを教えている。しかし、みんなのムードメーカー。

【マーゴット】

・〈才能〉:魔法、ランク:C-

・年齢:26歳、女性

・一人称:私

ライオン傭兵団のお荷物。元マスコット的存在(自称)。カーティスの恋人。

魔法の扱いが下手すぎて、仕事はほとんどさせてもらえない。しかし報酬は当然のように受け取るので反感を買っている。自分では上手いと思い込んでいる。

【ヴィヒトリ】

・〈才能〉:医療系複合、ランク:SSS

・年齢:28歳、男性

・一人称:ボク

ボクハーメンリンナの大病院に勤務する医師。キュッリッキの主治医で、ヴァルトの弟でもある。

【ハドリー】

・〈才能〉:戦闘・武器系両手斧術、ランク:B+

・年齢:25歳、男性

・一人称:オレ

キュッリッキが初めて得た親友。面倒見がとても良い。

【ファニー】

・〈才能〉:戦闘・武器系剣術、ランク:B+

・年齢:21歳、女性

・一人称:あたし

キュッリッキの親友でお姉さん的存在。3年前にギルドで出会って何かと世話を焼いててそのまま仲良くなった。

【グンヒルド】

・〈才能〉:記憶、ランク:A+

・年齢:41歳、女性

・一人称:私

良家の子女を主にしている家庭教師。ダエヴァのカッレ長官の姉君でもある。

キュッリッキの家庭教師になった。

【リトヴァ】

・〈才能〉:超能力、ランク:AAA

・年齢:63歳、女性

・一人称:私

ベルトルド邸のハウスキーパー。

【セヴェリ】

・〈才能〉:超能力、ランク:AA

・年齢:68歳、男性

・一人称:私

ベルトルド邸の従僕の一人だったがアルカネットが軍に復帰してから執事代理になる。

【アリサ】

・〈才能〉:戦闘系槍術、ランク:S

・年齢:24歳、女性

・一人称:私

ベルトルド邸のメイドで、キュッリッキ付きになる。

【皇王】

・〈才能〉:超能力、ランク:S

・年齢:70歳、男性

・一人称:ワシ

タイト・ヴァリヤミ・ワイズキュール。ハワドウレ皇国の皇王。

ベルトルドからは面と向かって「昼行燈の能無しボケジジイ」と言われているが気にしてない。

【ブルーベル】

・〈才能〉:戦闘系格闘複合、ランク:SSS

・年齢:72歳、男性

・一人称:ワシ

ハワドウレ皇国将軍。ガエルの伯父でもある。

【ハギ】

・〈才能〉:記憶、ランク:AA

・年齢:44歳、男性

・一人称:私

ブルーベル将軍の秘書官。

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