第15話 充電中

文字数 140文字

 彼女がずっと俺を膝に乗せたまま放してくれない。地上波のバラエティーをBGMに頭に頬をくっつけている。俺の部屋だし、そういう関係だし、ちびがりだから問題はないけどある。
「あのさ、さすがに暑いんだけど」
「んー……もうちょっとだけ」
「なんで」
「充電中」
 そう言って頬を擦り寄せてきた。
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