第9話 湖の水神

文字数 142文字

 後から知ったが近所の湖には生け贄として水神に村の子供を捧げていた歴史があった。
 だからだったのだろう、アヒルボートに乗ったガキの俺を湖に引きずり込んだのは。
 おかげで溺れかけたし毎日のルーティンが増えた。
「分かってんのか、こら」
 桟橋から猫じゃらしを振ると神様は嬉しそうにじゃれた。
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