第28話 流星群

文字数 141文字

 彼女の作った流星群が夜空を覆っている。濃紺の夜空が白く感じるほどの密度だ。
「流星群って彗星の欠片なんだ。彗星の通った跡に地球がぶつかって、こんなふうに見れるんだよ」
 彼女の言葉とはしゃぐ姿がよみがえる。
 世間では英雄でもあくまで彼女は一般人だった。
 冷えた白い光に俺は唾を吐いた。
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