☆番外☆ 部屋
文字数 514文字
妹が東京へ遊びに来たので、会長様に泊めてほしいとお願いした。
けど、前日、用事が出来たから無理と連絡が来た。
それを無理やりお願いして、泊めてもらった。
いろんな意味で、無理をしたなと思う。
一応、妹の前では笑っていたが、お互いに全然笑えていなかった。
「はじめまして」の挨拶 が終わると、妹を連れて会長様の部屋へ行った。
ふと、部屋を見渡すと、以前よりもモノが増えている事に気がついた。
「モノが増えて……る」
振り返って会長様に話しかけようとした言葉は、空に消えた。
独り言のようになってしまった言葉に、マズイと思ったけれど後の祭りだった。
妹が言葉を拾って、広げてくれたら……なんて思ったけれど、疲れている妹は私の言葉を聞いてもいなかった。
「あの部屋は私の部屋なのに、なぜ、自分の部屋のように言うの」
妹が帰った後、会長様から怒りのメールと言葉を貰 った。
「私に話しかけてくれるなら分かるケド、独り言で言う言葉ではないでしょ」
会長様の言葉は尤 もだった。
「ごめん。そんなつもりはなかった」
と謝ってなんとか、怒りを収めてもらった。
本当は、話しかけようと思ったけれど、会長様が怖くて話しかけられなかった……とは、言えなかった。
けど、前日、用事が出来たから無理と連絡が来た。
それを無理やりお願いして、泊めてもらった。
いろんな意味で、無理をしたなと思う。
一応、妹の前では笑っていたが、お互いに全然笑えていなかった。
「はじめまして」の
ふと、部屋を見渡すと、以前よりもモノが増えている事に気がついた。
「モノが増えて……る」
振り返って会長様に話しかけようとした言葉は、空に消えた。
独り言のようになってしまった言葉に、マズイと思ったけれど後の祭りだった。
妹が言葉を拾って、広げてくれたら……なんて思ったけれど、疲れている妹は私の言葉を聞いてもいなかった。
「あの部屋は私の部屋なのに、なぜ、自分の部屋のように言うの」
妹が帰った後、会長様から怒りのメールと言葉を
「私に話しかけてくれるなら分かるケド、独り言で言う言葉ではないでしょ」
会長様の言葉は
「ごめん。そんなつもりはなかった」
と謝ってなんとか、怒りを収めてもらった。
本当は、話しかけようと思ったけれど、会長様が怖くて話しかけられなかった……とは、言えなかった。