第1話
文字数 805文字
ぼくは親にいわれるまでもなく、というか(事実はあとで、10,000文字か20,000文字後の地点で触れざるをえないが)とにかく幼少から速読術・暗記術をつかみ、その能力を加速してきた。
なので、ここに語る某サイトに現れる作品はすべて、ぼくは利用開始以来、昼休みの僅少な時間に読み終えてきたし、一字一句たがわず暗誦できる。
(退社後は名作を各国語原書で読み、読みならがすべてが印字されるように正確にぼくの精神の記憶となる日々をおくっている。それがぼくの本質的な問題なのだというひともいる。この「問題」とされる点にも、やはり後で触れなければならない)
そんな自分だから、(失礼だが)確信としていえることだが、某サイトの企画は「受賞作なし」に終わるはずのものである。
しかし、もしも外部から、主催側主導で才能を導きいれるのなら、受賞作は確実に現れる。そう、実際、それが折り込み済みの企画なのである。
それを阻止すべく、事実を詳らかにする文章を私はここに残したいとおもう。
なぜなら(そうなのだ!)、受賞者は私の兄(仮にKとしておこう。キーパーソンの頭文字は常にKだから)と定まっているチャバンがこのコンテストの真相なのであり、兄と主催者側とで了解がおこなわれたのは昨年末のことだったのだから。
世間的には些事(の極みの)些事とはいえ、ぼくは不正が許せないというよりも、才能も要領のよさも賢人の域に達している肉親に対する近親憎悪ゆえに告発するのである。
ふつうに考えれば、天才が受賞するのは(とくに素人コンテストにあっては)、誰にも損のないことである。
ぼくが最後まで語ったとして、「どこに問題があるのか」理解できない人もいるかもしれない。否、きっと誰も理解しないのは明らかなのだ。
だから、あなたたちが読むかもしれない、というよりも、読む者は誰もいないかもしれないこの文章は、ぼくが兄を殺したあとに書いたものである。
なので、ここに語る某サイトに現れる作品はすべて、ぼくは利用開始以来、昼休みの僅少な時間に読み終えてきたし、一字一句たがわず暗誦できる。
(退社後は名作を各国語原書で読み、読みならがすべてが印字されるように正確にぼくの精神の記憶となる日々をおくっている。それがぼくの本質的な問題なのだというひともいる。この「問題」とされる点にも、やはり後で触れなければならない)
そんな自分だから、(失礼だが)確信としていえることだが、某サイトの企画は「受賞作なし」に終わるはずのものである。
しかし、もしも外部から、主催側主導で才能を導きいれるのなら、受賞作は確実に現れる。そう、実際、それが折り込み済みの企画なのである。
それを阻止すべく、事実を詳らかにする文章を私はここに残したいとおもう。
なぜなら(そうなのだ!)、受賞者は私の兄(仮にKとしておこう。キーパーソンの頭文字は常にKだから)と定まっているチャバンがこのコンテストの真相なのであり、兄と主催者側とで了解がおこなわれたのは昨年末のことだったのだから。
世間的には些事(の極みの)些事とはいえ、ぼくは不正が許せないというよりも、才能も要領のよさも賢人の域に達している肉親に対する近親憎悪ゆえに告発するのである。
ふつうに考えれば、天才が受賞するのは(とくに素人コンテストにあっては)、誰にも損のないことである。
ぼくが最後まで語ったとして、「どこに問題があるのか」理解できない人もいるかもしれない。否、きっと誰も理解しないのは明らかなのだ。
だから、あなたたちが読むかもしれない、というよりも、読む者は誰もいないかもしれないこの文章は、ぼくが兄を殺したあとに書いたものである。
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