第26話 カレー
文字数 855文字
家に帰ってきたら、お母さんもちょうど帰ってきたところだった。お母さんに事情を話すと、お母さんはあおいちゃんを歓迎してくれた。夕飯の準備に、二人で一緒に取りかかる。カレーだと、人数によって量を調整するのを、あまり意識しなくていいから、ありがたかった。
知り合ってから遊ぶのが二回目の友だちとキッチンに並ぶのって、なんていうか変な感じ。いつもと違う日常感がある。
「あおいちゃんは、料理はよくする?」
「うん、お父さんがいない日とか、遅い日は自分で作ってるよ」
「えらいなあ」
自分とか、家族のために家事を頑張るの、すごく尊敬する。
「ももかちゃんは、料理好き?」
「うん、好き。お菓子作りとかよくするんだ」
「そうなんだ、すごい!」
「今度、一緒に作ってみる?」
「いいの? やってみたい!」
あおいちゃんは、うれしそうに目をキラキラさせた。そんなにうれしそうにされると、なんだかこちらまでうれしくなる。
私がじゃがいっもをむいている間、あおいちゃんはたまねぎをむいて、切る。私がにんじんやらマッシュルームやらを切っている間に、あおいちゃんがたまねぎをいためて。いいコンビネーションだ。たまねぎがあめ色になる手前に、マッシュルームを入れた。いい焦げ色がつくと、一気においしそうになった。
ぐつぐつ具材を煮込んでいるところに、お父さんも帰ってきた。「今日の夕食はにぎやかになるぞ」なんて言って、楽しそうだ。
できあがったカレーを、お皿に盛りつけた。あおいちゃんと私が隣同士、お父さんとお母さんが向かいの席に座る。
「いただきます」
炊きたてのご飯とカレーを、口に運ぶ。ほとんどいつものカレーとかわりないはずだけど、いつもはないマッシュルームが入っているのが新鮮だ。
「おいしい」
なんでかな、いつもよりおいしく感じる不思議。
「あおいちゃんは、、夏休み明けから同じ学校に通うんだって」
「へえ、あおいちゃん、ももかをよろしくね」
「こちらこそ、よろしくお願いします」
にぎやかな夕食で、楽しい。遊びに来てくれた、あおいちゃん、さまさまだ。
知り合ってから遊ぶのが二回目の友だちとキッチンに並ぶのって、なんていうか変な感じ。いつもと違う日常感がある。
「あおいちゃんは、料理はよくする?」
「うん、お父さんがいない日とか、遅い日は自分で作ってるよ」
「えらいなあ」
自分とか、家族のために家事を頑張るの、すごく尊敬する。
「ももかちゃんは、料理好き?」
「うん、好き。お菓子作りとかよくするんだ」
「そうなんだ、すごい!」
「今度、一緒に作ってみる?」
「いいの? やってみたい!」
あおいちゃんは、うれしそうに目をキラキラさせた。そんなにうれしそうにされると、なんだかこちらまでうれしくなる。
私がじゃがいっもをむいている間、あおいちゃんはたまねぎをむいて、切る。私がにんじんやらマッシュルームやらを切っている間に、あおいちゃんがたまねぎをいためて。いいコンビネーションだ。たまねぎがあめ色になる手前に、マッシュルームを入れた。いい焦げ色がつくと、一気においしそうになった。
ぐつぐつ具材を煮込んでいるところに、お父さんも帰ってきた。「今日の夕食はにぎやかになるぞ」なんて言って、楽しそうだ。
できあがったカレーを、お皿に盛りつけた。あおいちゃんと私が隣同士、お父さんとお母さんが向かいの席に座る。
「いただきます」
炊きたてのご飯とカレーを、口に運ぶ。ほとんどいつものカレーとかわりないはずだけど、いつもはないマッシュルームが入っているのが新鮮だ。
「おいしい」
なんでかな、いつもよりおいしく感じる不思議。
「あおいちゃんは、、夏休み明けから同じ学校に通うんだって」
「へえ、あおいちゃん、ももかをよろしくね」
「こちらこそ、よろしくお願いします」
にぎやかな夕食で、楽しい。遊びに来てくれた、あおいちゃん、さまさまだ。