1つじゃない宇宙のシンフォニー

文字数 476文字

 11次元の数式(超弦理論)が造り出すこの宇宙の他に別の宇宙が多数存在するという考え方ある。
 マルチバースと呼ぶらしい。別の宇宙といっても、私たちが住むこの宇宙のようなものではなく物理定数や物理法則が違っている宇宙なのだ。それらがどんな宇宙であるかは想像もできない。
 音楽のジャンルの違いというようなものでもないようだ。音楽のどのジャンルも基本は主旋律と和音とリズムから出来上がっている。好き嫌いはあるだろうが、人間にはどのジャンルだろうと音楽だと理解できる。
 物理定数や物理法則が違えば、もしかすると目の前に別の宇宙があったとしても人間にはそれが別の宇宙だと分からないかもしれないのだ。もしかするとじつは、別の宇宙が多数重なり合って私たちの傍に存在していても不思議はないのだ。
 その中の一つに神が存在していてもおかしくはないだろう。そして、そこで神は11次元の数式で創られた人間の住む宇宙のシンフォニーを聞いているのかもしれない。
 はたして、この宇宙のシンフォニーはこれを創った神にとって傑作だったろうか、それとも失敗作だったろうか・・・・・・・・。
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