3.

文字数 7,469文字

「ん、もう朝――って、ええ?」
 窓に光が差し込んでいたが、どこか様子がおかしかった。
 全身に堅い感触。なんと俺は床に転がっていたのだ!
 そして、続けざまに驚くべき光景が俺の目に飛び込んでくる。
「おい、どうしてだ?」
 ベッドにはキェーンの姿があった。実に気持ちの良さそうな顔で眠っていて、その首には昨夜付けていたはずの首輪がなかった。
「ふわあ……」
「キェーン! どうしてお前がそこで寝てるんだ!」
 俺はキェーンの体を揺すって起こし、事情を説明させる。
「ああん? それはあんたをベッドから引きずり下ろしたからよ」
「そうじゃなくって、首輪をどうやって外したんだよ? あれは、取り付けた俺にしか外せないんだぞ」
「寝起きなのにそんな騒がないでよ。あの首輪は外せたから外したの……」
 そう言いながらキェーンはまたベッドにうずくまる。
 外せたから外せたって――だからあの首輪は、そう簡単に外せるものじゃないはずなんだよ。
 とりあえず俺は外された首輪を確認してみた。
「やっぱおかしいよな。これって……」
 首輪は鎖の端が壁に括りつけられている以外は、昨夜先輩から渡された状態と変わっていない。無理矢理壊したというわけではないようだ。
 もしかして首輪は不良品だったとか? いや、あのユージン先輩がそんな物を持ち歩いているわけがない。先輩がそんなミスをするなんて考えられないが……
「――今はいいか。飯を食いにいかないと」
 今日も授業があるのだった。だから、早いところ学食で朝食を取らないといけない。
 急いで着替え、キェーンを叩き起こしてから学食に向かった。首輪のことは、今はもう気にしないでおこう。マジックアイテムのことなんて俺にはわからん。
 勉強道具を鞄に詰めて、まだ寝ぼけ気味のキェーンを引っ張りながらドアを開けて部屋を出る。
 ――あれ? 今、何か違和感が……

 学食で飯を腹に詰め込み、始業開始の鐘が鳴るまでになんとか教室に入れた。
 俺とキェーンが教室に姿を現した瞬間、なんだか教室中の視線がこちらに集中したような……
 俺はなるべく意識せずに席に向かった。昨日もそうだったが、やっぱり人間と見た目が同じゴーレムは注目を浴びやすいのか。
「おーっす。おっ、キェーンちゃんもおはよう!」
 タンケルは相変わらず元気だ。そして、横には長身の美女――タンケルのゴーレムであるクローブがどっかりと座り込んでいた。ちなみに、タンケルは俺の隣の席だ。
「おはよう少年。昨晩はそこのちんちくりんのお嬢ちゃんとお楽しみだったのかな?」
「なっ!」
 クローブがさらっとそう言うと、教室にいた全員がこっちに注目をしてしまった。
 俺は慌てて反論する。
「そんなことしてねえよ! この馬鹿が反抗的なもんだから、首輪付けて――あ……」
 「首輪」という単語が俺の口から出た瞬間、教室の空気が変わったような気がした。こちらに向けられていた熱い視線が一転、冷たいものへと変わって行くように感じられたというか――
「いや、首輪と言ってもね? 決して変な意味じゃなくて……」
 クローブではなく、俺は教室にいる全員に対して弁解を試みたがみんなが視線を合わせてくれない。
 くそっ、タンケルもクローブも発想が同じじゃねえか。
 そういえばクローブの服装が昨夜と比べて少し変化している。お世辞にも綺麗と言えない大きな布を肩に羽織っていて、下半身には革製の腰巻を装着している。その下には下着のような際どい衣服があるのは変わっていないようだが……
「ん? 少年、そんなにジロジロ見ても私はダーリン以外の男に体を触らせる気はないぞ?」
「いや、その布や腰巻はなんで着けてるのかなあって」
「ああ、これはダーリンからのプレゼントだよ。どうやらダーリンは、私の体が他の男達からジロジロ見られるのが嫌なようでな」
 クローブは腰巻の裾をひらひら見せつけながら話した。ユージンの方に目をやるが、バツが悪そうな顔をしていて話に入って来ない。
「んー。やはりダーリンは素晴らしい。男の中の男だ!」
「や、やめろクローブ……」
 クローブは人目をはばからずにタンケルに絡み付きはじめてしまった。
 ほほう。タンケルにしちゃ珍しい行動じゃないか。しかし、布や腰巻の羽織り方がラフなせいか、動く度に胸や太ももが見え隠れして余計に気になるという……
「――いてっ!」
 急に背中を小突かれた。すぐに後ろを振り向くと、不機嫌そうな顔をしたキェーンが立っていた。
「ねえねえ。やたら人間もゴーレムも集まってるけど、今から何するの?」
「ああ、これから生成者とゴーレムが一緒に授業を受けるんだよ。生成者にゴーレムが付き従うのは当然だから、授業の間も生成者の隣にいるんだ――俺は嫌だけど……」
 俺がそう言うと、キェーンは少し不機嫌そうな顔をして椅子をいじり始めた。
 ゴーレム科の一年生は今日から、初生成によってできたゴーレムと共に授業を受けて行くことになる。そのため、ここの教室の机は通常のものより幅広で、ゴーレムが掛けるための椅子も用意されているのだ。
「ふーん」
 うちのクラスの生徒はほとんど集まっているようだ。もちろん、彼ら彼女らのゴーレムも一緒にいて、友人同士でお互いのゴーレムを見せ合ったりしている。
 小さな球体が繋がって人型を成しているゴーレムや、四足獣のような姿をしたゴーレム、ヘビのような見た目で生成者に巻きついているゴーレムなどその姿は様々だ。
 しかし、見た目から肌の感触まで人間と間違えてしまうようなゴーレムはどうやら俺のキェーンとタンケルのクローブくらいのようだ。ああ、やっぱり目立って嫌だな……
「おーっす」
 俺達の会話にクラスメイトの少女――ユリィが入ってきた。後ろには黄土色をした球形のゴーレムを引き連れている。
「おっ、君がターロのゴーレム? うーん……」
「な、なによあんた」
 ユリィは腰をかがめてキェーンに話しかけた。キェーンは身じろぎし、怪訝そうな顔をする。
「私は君の生成者の真後ろの席に座る女! ユリィ・ドルフーレンよ!」
 そんな大げさな名乗りを上げたユリィ。
 そう。こいつは俺の真後ろで授業を受けているのだ。それが原因で入学時より俺はこいつに絡まれて困っている。なんでも、目の前でやる気のないオーラを出されているとイライラするとか。最近ではもう慣れっこだが、やはりうっとうしいことに変わりはない。
「アタシはキェーン。たしかにアタシはこいつのゴーレムとして生まれちゃったみたいだけど、まだ納得がいってないわ。なんでこんな奴のところに……」
「あっははは。言うじゃない! でも、気持ちはわかるよ。そしてこっちは――」
 続いてユリィは隣の席に目をやった。
「おはよう、お嬢ちゃん。私は彼のゴーレムで、名前をクローブと付けられた。ダーリンの学友ということはこれから顔を合わせる機会が多いだろうがよろしく頼むぞ」
 ユリィが話しかけるより先にクローブが挨拶をし、手を差し出した。
「あ、うん……よろしく」
 堂々とした態度を取るクローブにさすがのユリィも引き気味のようだ。
「先生が来たぞー!」
 ドアの近くにいたクラスメイトがそう言うと、急いでみんな席に着いた。
「ちょっと! この椅子、ガタガタするんだけど」
「うるせー。もう黙ってろ」
 キェーンが椅子について文句を言っていたが俺はもう無視した。
 担任の教師が部屋に入ってきて、挨拶の後で簡単な連絡事項を述べてから早速授業が開始した。
「えー。みなさんは無事に初生成の日を終え、ゴーレムを始めて手にしました。言うまでもなく、そのゴーレムと共にこれから多くのことを学んでいくことになるのですね。
 はい、そこで一番最初にするべきことは何でしょう? ――はい、そうですね。それは、自分のゴーレムについて知ることです」
 自分のゴーレムについて知る? それならもう嫌というくらい知っているさ。
 俺のゴーレムは、まるでゴーレムとは思えない尊大な態度を取りやがる。はっきり言って最悪だ。
「えー。知るというのは具体的に言うとゴーレムの特性、能力を把握することです。自分のゴーレムが何をできるのか、どのような特殊な力を有しているのか、これを知ることからみなさんに始めてもらいたいわけですね」
 特殊な力か。そういや、初生成の日の前からうちの担任がゴーレム生成の魅力としてこれを挙げていたな。
 ゴーレム生成には様々な方法があるが、大きく分けると二種類ある。
 一つ目は、生成者が土と薬品、そして血を混ぜ合わせた物からゴーレムを生成するタイプ。
 二つ目は、血を混ぜないで生成するタイプだ。
 このうちの一つ目が、俺達が昨日行った方法なのだが、これらは作業の手間が少なく初心者でも非常に成功率が高い。しかし、その分多くの不確定要素が発生し、どのような姿形、個性を持ったゴーレムが生まれるかコントロールができず、生成者によって生まれてくるゴーレムの特性も多種多様なわけだ。中には、とんでもない能力を秘めたゴーレムも生まれるとか。
「そこで、今日からの三日間を使って自分のゴーレムの能力を調べてもらいます。外で実験するもよし、図書館で文献を漁って参考にするもよし、やり方はみなさんにお任せします。そして、作業の過程と結果をレポートにまとめて提出をしてくださいね。では、本日は終礼の鐘が鳴るまで作業に励んでください」
 教室はにわかにどよめいた。俺はキェーンの方に目をやったが、案の定眠そうにしていやがる。
「おい、今の聞いてたか?」
「ん……よくわかんなかったわ」
 そう言うとキェーンは本当にそのまま眠り出そうとした。こいつ……
 担任の合図で作業開始となったが、果たしてどうしたものか?
「おいターロ。俺は外の実験場に行くけどお前はどうする?」
「うちのダーリンったら、もう閃いたらしいぞ。我が生成者ながら、惚れ惚れするほど頭が切れる!」
「そんなんじゃねえって……」
 席についたまま考え事をしていると、タンケルが声をかけてきた。どうやら外の実験場に行くみたいだ。
「じゃあ俺も行こうかな。キェーン、ついてこい」
「ふにゃあ……また移動? 面倒くさい……」
 外の実験場は言ってしまえば校庭のようなもので、基本的にゴーレム科専用の施設である。
 こんな寝ぼけゴーレムに何ができるかなんてまったく予想が付かないが、周りの状況を見るには最適だと思い俺はタンケルとクローブについていくことにした。

「うおりゃあああああ!」
「おおおー!」
 またもブロックが粉々に砕かれた。
 沸き上がる歓声にクローブは手を振って応えた。タンケルはその様子を見ながらちょこちょことメモを取っている。
 実験場には様々な実験道具が用意されており、今粉々になった人の大きさくらいあるブロックは、持ち上げたり引きずったり破壊したりすることでゴーレムの腕力をはかる物である。一つあたりの重さも大人一人と同じくらいだったかな。
 そんなブロックをクローブは空中高く放り投げ、頭に落ちて来る寸前で拳を突き上げ破壊したのだ。魔法でも使わない限り、人間にはとても真似できない行為である。
「フッフッフッ! どうだダーリン、見直したか? 惚れたか?」
 クローブに向かって歓声を上げていたのはほとんどが男子だ。これは彼女の見せたブロック破壊に対してではなく、破壊をしている彼女の姿に対して叫んでいるに違いなかった。
 下半身の腰巻はそのままだが上半身を覆っていたボロ布を今は着けていないため、その豊満な胸が……それはもう躍動して止まないのだった。
 とても土からできたとは思えない、見事な弾力性を宿した胸であった。
「クローブ、その辺でいいよ。あと、それ羽織れ」
「おお。ダーリンが言うならそうしよう」
 メモを取り終えたタンケルはまた布を身に着けるようにクローブに命令した。周囲の男子はあからさまに不満の声を漏らす。
 タンケルは実験場に来るなりクローブにブロックを持ち上げて壊すように指示をして、さっきからブロックをいくつも破壊させていた。ここに来る途中に「こいつの特性の見通しはついてる」と言っていたが、どうやらそれは正解だった模様だ。
「タンケル、順調じゃないか。やっぱりクローブの能力って――」
「ああ、見ての通りの怪力だな」
 確認してみたがやはりそのようだ。
 昨夜見せたような、部屋のドアを蹴り破ることやタンケルを片手で軽々と持ち上げるといったようなことからも、クローブの尋常じゃない怪力は彼女のゴーレムとしての能力だというのは簡単にわかる。
「わかりやすくていいけど、面白みがないよなあ」
 タンケルは書いていたメモを確認しながらそう言う。
「いや、ゴーレムらしくていいんじゃないの? 色々な場面で役に立ちやすいじゃん」
 怪力というのはゴーレムの能力において最もポピュラーな部類に入る。
 そもそも、ゴーレム生成の技術が確立された頃から、この怪力こそが一番役に立つ能力と言われているのだ。危険な現場での作業、重労働、そして戦闘においてこれほど有用なものはない。
「そうだぞダーリン! ダーリンに危険が迫った時にはこの剛腕で身に降りかかる脅威を全て振り払ってみせよう」
 腰巻についたホコリを払ってから、クローブは拳を掲げて力強く宣言した。うーん、実に頼もしい……
 その一方で俺が生成したキェーンときたら――なんとも頼りない。その小さな身体通りというか、非力そのものである。
「なあ、お前はあのブロックを持ち上げられるか?」
 俺は積まれたブロックを指差してそう話を振ると、キェーンは険しい表情をしてからブロックの方に走って行った。
 そして、
「ふぎぎぎぎぎ! ふぎぃーっ!」
 ブロックの端に手をかけ、ありったけの力で持ち上げようとし始めた。
 だが、ブロックはほんの少し浮くだけでしばらくするとキェーンは手を離してしまった。
「くそう……」
「なんだよ。生成者様の期待に応えようとしたのか?」
 すごすごと戻ってきたキェーンに俺はそう声をかけた。
「期待に応える? アタシのプライドの問題よ……」
 キェーンは仏頂面をしてそう吐き捨てた。またこいつは!
「お嬢ちゃんは言うまでもなく怪力を有してはいないようだな。まあ、それを自覚して他のことで頑張るべきだな」
「キェーンちゃんはもうその可愛さが唯一無二の特性、能力だよ!」
 横からクローブとタンケルが茶々を入れてきた。キェーンは言い返せない。
「ダーリン、この私を差し置いてそんなことを言うなんてひどいじゃないか」
「う……こ、これから調べたいことがまだあるから、図書館に行くぞ! また後で会おうぜターロ、キェーンちゃん!」
 タンケルはそう言うと、絡んでくるクローブを払いのけながら実験場を後にした。
 あいつ、意外と熱心に取り組んでるんだな。
 タンケル達がいなくなってからは、キェーンはぶすっとしたまま実験場の端に座り込んでしまった。俺も特に何かやろうとは思わなかったので、実験場にいる同級生達の様子を見ていることに決める。
 一応、生成者とゴーレムが離れているのが見つかるとまずそうなので、少し距離を取りながらも隣り合うようにして俺はキェーンの横に座った。
 ――お互いにしばらくの間沈黙。横目でキェーンを見ると、不機嫌な様子はなくなったようだが何を考えているかわからない表情をしている。
 うーん。それにしてもこいつにどんな力が……とりあえず腕力がないのは明らかになったが……あっ!
 ここで俺は、ポケットの中に入っていたあれのことを思い出した。
「おい! お前はそんなに力がないのに、どうしてこれを外せたんだよ?」
 そう言いながらキェーンの目の前に突き出したのは、朝になって外されていた首輪だ。魔法によってロックされていたこの首輪を、あんなに非力なキェーンが力任せで外せるわけがないはずだ。
「あー、それね……いいわ、もう一回アタシにかけてみなさいよ」
「え?」
 キェーンは自身に満ちた表情でそんなことを言ってきた。さらに続ける。
「それで、もしアタシが自力で首輪を外すことができたなら、部屋のベッドをアタシに明け渡しなさい!」
「なんだってえ?」
「どうする? 逃げるの?」
 この挑発的な態度が非常にムカつくが、賭けの代償がベッドというのも……
しかし、今はこいつの自信の根拠を知りたいというのが正直なところだ。
「よーし、わかった。お前の挑発に乗ってやろうじゃねえか。早速取り付けてやる!」
 俺がそう宣言すると、キェーンはニヤッと笑ってから後ろを向いた。そして、長い銀髪を持ち上げ、真っ白な首を露出させる。
「――来なさい」
 その仕草に一瞬ドキッとしてしまったが、すぐさま冷静さを取り戻し俺はキェーンの首に首輪を付けた。
 留め金を確認した後、魔力を注ぎ込みロック。これで再び魔力を注がない限り、この首輪が外れることはないはずなのだ――普通ならば。
「ふん。やっぱりこの程度なら楽勝みたいね」
 取り付けられた首輪を引っ張りながら、キェーンは余裕綽々といった感じ。俺はキェーンの手元に注目をする。
「ほいっと!」
掛け声の後、キェーンの指が留め金の部分を数回なぞった。そして、気が付くと首輪は解かれていて、どうだと言わんばかりにキェーンは手に持ったそれをこちらに見せてくるのだった。
「いかがかしら? これでベッドはアタシの物よね」
 ――今はベッドのことは二の次だ。見せ付けられた首輪は無理に壊された様子はなく、ごく自然に、正規の方法で外されたようにしか思えない。
「い、いったい、どうやって……なんでそんなことが……」
「外せるんだからしょうがないじゃない。んー……でも私ってば、こういう物をいじくるのが得意みたいなのよね。どうしてなのかしら?」
 どうしてって、知りたいのはこっちなんだが――
「あと、あんたの部屋のドアも直しておいたわよ。覗かれたりしたら私も嫌だもん」
「あっ! ――ドアってもしかして!」
「ちょ、ちょっと! いきなり何すんのよ!」
 俺はキェーンを小脇に抱えて寮へと走った。
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登場人物紹介

【ターロ・アレクシオ】

主人公。

エクスぺリオン高等魔法学校ゴーレム科1年。

ゴーレム科に入学したが、とある事情からやる気がない。

【キェーン】

ターロの相方であるゴーレム。

見た目は美少女で、反抗的。

【タンケル・イグニス】

ターロの友人。

エクスぺリオン高等魔法学校ゴーレム科1年。

美少女ゴーレムのハーレムを作るという夢の為、入学をした。

【クローブ】

タンケルの相方であるゴーレム。

グラマラスな大人の女性の姿をしている。

タンケルを愛してやまないが、彼の好みではない。

【ユリィ・ドルフーレン】

ターロのクラスメイト。

エクスぺリオン高等魔法学校ゴーレム科1年。

勝気な性格だが、クラスの男子からはけっこう人気。

【パクチ】

ユリィの相方のゴーレム。

黄土色の球体に人間の腕が生えたような姿をしている。

【ユージン・ハーリンク】

ターロ達の先輩。

エクスぺリオン高等魔法学校ゴーレム科3年。

変形機能を持ちゴーレム科最強と名高いゴーレム、ペッパード六式が相方。

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