桶狭間伝

作者 keimei09

[歴史]

78

63,892

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有名な桶狭間の戦いは、謎の多い史実ともいえます。
織田信長は何を考え、何をしたのか。
今川義元はなぜ敗れ、なぜ命まで失ってしまったのか。
そして戦いはどのように伝わり、何が伝わらなかったのか。
そんな様々な‟何故“に迫っていったのがこの小説です。

登場人物は基本実在の人物であり、エピソードは史実を基に想像を膨らませたフィクションです。
楽しんでいただければ幸いです。

※なお、この小説は「カクヨム」でも掲載しています。

目次

連載中 全152話

2023年03月25日 03:24 更新

  1. 桶狭間の章

  2. 永禄二年 春

  3. 第1話 信長、初上洛2022年12月05日
  4. 第2話 丹羽兵蔵の注進2023年03月25日
  5. 第3話 信長暗殺計画⁉2022年12月05日
  6. 第4話 信長の推理2022年02月04日
  7. 第5話 将軍拝謁2022年12月09日
  8. 第6話 将軍拝謁22022年12月09日
  9. 第7話 蟷螂之斧 もしくは信長の悪戯心2021年05月19日
  10. 第8話 信長、堺へ2022年12月12日
  11. 第9話 鉄炮と交易2021年05月19日
  12. 第10話 永禄南蛮事情2021年05月19日
  13. 第11話 再び、京へ2022年12月13日
  14. 第12話 今川義元、即断す2022年12月16日
  15. 第13話 山口教継の回想 織田信秀の死と背信2021年05月31日
  16. 第14話 赤塚の戦い2021年05月31日
  17. 第15話 山口父子、謀殺2022年12月13日
  18. 第16話 清須の信長 浮野の戦い2022年12月16日
  19. 第17話 鳴海城始末2022年12月16日
  20. 第18話 松平元康の謁見2022年12月19日
  21. 永禄二年 夏

  22. 第19話 岩倉落城2022年12月20日
  23. 第20話 信長の青春時代2022年12月24日
  24. 第21話 信長の日常 老僧天沢の証言2022年12月27日
  25. 第22話 信長の改革 三間半の槍2022年12月27日
  26. 第23話 信長と斎藤道三 正徳寺の会見2022年12月27日
  27. 第24話 信長と斉藤道三 国譲りの噂2022年12月27日
  28. 第25話 鞠庭にて 長尾景虎の上洛2022年12月30日
  29. 第26話 鞠庭にて 長尾と武田と、将軍義輝2022年12月31日
  30. 第27話 鞠庭にて 葛山氏元と松平元康2021年07月14日
  31. 第28話 待合の人々2023年01月02日
  32. 第29話 茶室にて 信玄の名の由来2021年07月21日
  33. 第30話 茶室にて 信玄剃髪の理由2021年07月28日
  34. 第31話 茶室にて 北条と長尾景虎2021年07月28日
  35. 第32話 茶室にて 今川の印2023年01月03日
  36. 第33話 調の印、そして長尾景虎、斎藤義龍の上洛2021年08月04日
  37. 第34話 信長、覚醒す2023年01月03日
  38. 第35話 鷹狩、鳴海原の信長2023年01月02日
  39. 第36話 付城の構想2023年01月04日
  40. 第37話 大高、そして桶狭間へ2023年01月04日
  41. 第38話 桶狭間の山々2023年01月05日
  42. 第39話 付城づくり2023年01月05日
  43. 永禄二年 秋

  44. 第40話 砦づくり、今川の反応2021年08月30日
  45. 第41話 信長の仕官登用2021年09月06日
  46. 第42話 織田の砦、義元の見解2021年09月06日
  47. 第43話 簗田政綱と水野信元2023年01月09日
  48. 第44話 政綱の説得、信元の思惑2023年01月09日
  49. 第45話 鳴海城の岡部元信2023年01月09日
  50. 第46話 出陣の報せ2023年01月09日
  51. 第47話 向山の砦2023年01月14日
  52. 第48話 義元の思索 大高城の案件2021年09月27日
  53. 第49話 笄(こうがい)斬り 2023年01月09日
  54. 第50話 藤吉郎の登用2021年10月03日
  55. 第51話 駿府、江尻の市にて2023年01月10日
  56. 第52話 駿府、少将之宮 松平元康の屋敷へ2023年01月10日
  57. 第53話 丹羽兵蔵と藤吉郎2021年10月14日
  58. 第54話 松平屋敷の藤吉郎2021年10月17日
  59. 第55話 松平元康への対面2021年10月21日
  60. 第56話 信長の伝言2023年02月01日
  61. 第57話 松平家の評定2021年10月28日
  62. 第58話 兵蔵の報告、信長の思惑2023年01月14日
  63. 永禄二年 冬

  64. 第59話 富士山と義元2023年01月14日
  65. 第60話 義元の理想と三河守任官運動2023年01月14日
  66. 第61話 若き日の義元、京へ2021年11月11日
  67. 第62話 京の混乱 続く戦い2021年11月15日
  68. 第63話 大高城補給と三砦攻略2021年11月22日
  69. 第64話 栴岳承芳2023年01月17日
  70. 第65話 駿府の栴岳承芳2023年01月17日
  71. 第66話 寿桂尼2021年11月29日
  72. 第67話 不可解な二人の死2023年01月18日
  73. 第68話 内乱の始まりと寿桂尼の決意2023年01月17日
  74. 第69話 寿桂尼、同心す2023年01月21日
  75. 第70話 寿桂尼の覚悟、福嶋越前守の覚悟2023年01月21日
  76. 第71話 花蔵の乱 駿府の戦い2023年01月22日
  77. 第72話 花蔵の乱 そして、蜜柑2023年01月31日
  78. 永禄三年

  79. 第73話 年越しの生駒屋敷2023年01月31日
  80. 第74話 四方拝2021年12月27日
  81. 第75話 怪しげな年始客2023年01月23日
  82. 第76話 織田家の正月拝賀2023年01月24日
  83. 第77話 水野信元、口を開く2023年01月24日
  84. 第78話 品野城攻略2022年01月11日
  85. 第79話 今川家の初評定 年貢と諸役賦課2022年01月17日
  86. 第80話 今川家の初評定 金山と尾張の情勢2023年01月24日
  87. 第81話 今川家の戦支度2023年01月24日
  88. 第82話 信長の目算2023年01月24日
  89. 第83話 信長、腹をくくる2023年01月27日
  90. 第84話 おどり張行の夜2022年02月01日
  91. 第85話 信長、自嘲する2022年02月03日
  92. 第86話 信長の細心、義元の泰然2022年02月07日
  93. 永禄三年五月

  94. 第87話 織田軍、吉良侵攻2023年01月28日
  95. 第88話 源応尼の死2023年01月27日
  96. 第89話 義元、三河守任官2022年02月18日
  97. 第90話 自分の力量を以て、2023年01月27日
  98. 第91話 先陣出陣、そして十二日の朝2022年02月24日
  99. 第92話 義元、出陣2023年01月29日
  100. 第93話 藤枝、大井川2023年01月31日
  101. 第94話 掛川、十三日の夜2023年01月31日
  102. 第95話 先陣、岡崎着2023年01月31日
  103. 第96話 清須城の信長2023年02月03日
  104. 第97話 十七日 先陣、桶狭間着2023年02月01日
  105. 第98話 五月十七日の義元、信長2022年03月21日
  106. 永禄三年五月十九日

  107. 第99話 今川軍、前日の評定2023年01月31日
  108. 第100話 清須城、評定の間 2022年03月28日
  109. 第101話 夜半、知恵の鏡2022年04月05日
  110. 第102話 丸根砦、深更2023年02月05日
  111. 第103話 夜明け前、開戦2023年02月05日
  112. 第104話 丸根砦、そして鷲津砦の戦い2023年02月06日
  113. 第105話 敦盛2023年02月08日
  114. 第106話 日の出2023年02月08日
  115. 第107話 佐久間盛重の死2023年02月10日
  116. 第108話 織田秀敏の笑み2022年04月22日
  117. 永禄三年五月十九日 桶狭間

  118. 第109話 出陣前の今川義元2023年02月10日
  119. 第110話 熱田の宮2022年04月28日
  120. 第111話 五枚の永楽銭と二筋の煙2023年02月10日
  121. 第112話 今川本軍、出陣2023年02月14日
  122. 第113話 信長、善照寺着2023年02月17日
  123. 第114話 義元、桶狭間着陣2023年02月21日
  124. 第115話 佐々、千秋、壊滅2023年02月21日
  125. 第116話 信長、中島へ2022年05月19日
  126. 第117話 信長、策を明かす2022年05月23日
  127. 第118話 信長、鼓舞する2023年02月21日
  128. 第119話 豪雨、来る2022年05月30日
  129. 第120話 対峙2023年02月21日
  130. 第121話 驚愕 ※以降ネタバレ注意2023年02月24日
  131. 第122話 乱戦2023年02月25日
  132. 第123話 義元死す2022年06月13日
  133. 日月未だ地に堕ちず

  134. 第124話 その後 一2023年02月27日
  135. 第125話 その後 二2022年06月20日
  136. 第126話 その後 三2022年06月23日
  137. 第152話 その後 四2022年12月02日
  138. 伝の章

  139. 有ることを除かず、無きことを添えず

  140. 第127話 太田牛一と丹羽兵蔵2022年06月27日
  141. 第128話 信長の伝記2023年02月28日
  142. 第129話 落首事件と捨の誕生2022年07月04日
  143. 第130話 小田原征伐2022年07月19日
  144. 第131話 秀長、利休、そして鶴松の死2022年07月11日
  145. 第132話 唐入り 文禄の役2023年03月01日
  146. 第133話 拾の誕生2022年07月21日
  147. 第134話 秀次事件と三成の面接2022年07月21日
  148. 第135話 写本づくり2022年07月25日
  149. 第136話 慶長伏見地震と秀吉の接見2022年07月28日
  150. 第137話 秀吉の指摘と三成の衝撃 ※以降ネタバレ注意2022年08月01日
  151. 第138話 丹羽兵蔵、告白す2023年03月07日
  152. 第139話 消したい事実2023年03月07日
  153. ただ一笑をして

  154. 第140話 関ヶ原前哨戦 大津城2023年03月08日
  155. 第141話 慶長五年九月十五日2023年03月13日
  156. 第142話 関ヶ原始末2023年03月18日
  157. 第143話 論功行賞2023年03月15日
  158. 第144話 本多佐渡正信2023年03月17日
  159. 第145話 関ヶ原の文筆依頼2023年03月17日
  160. 第146話 関ヶ原と桶狭間 ※ネタバレ注意2023年03月20日
  161. 第147話 執筆と推敲の日々2022年09月06日
  162. 第148話 小瀬甫庵という男 ※ネタバレ注意2023年03月18日
  163. 第149話 牛一の奥付2023年03月21日
  164. 信長公記「今川義元討死の事」作者訳

  165. 第150話 今川義元討死の事 12023年03月21日
  166. 第151話 今川義元討死の事 22022年11月11日

登場人物

登場人物が未設定です

ファンレター

52~58話まで拝読しました

 52話冒頭、自分が松平元康の屋敷へ赴くような気分になりました。さらりと表現された詳細な描写はkeimei09さんの小説の魅力ですね。少将井の由来も(凄い知識だなあ)と唸りましたが、その後で兵蔵にさらりと触れた部分があることで、ぐいっと話に引き戻される。話が生きている感じがするなあ、とここでも唸りました。  藤吉郎の頭のキレがカッコいいですね。そして滑革と薫皮の文がまたカッコいい。戦国ものは疎いので、それがそんな意味を持つとは知りませんでした。  そしてここでまた戦国主要キャラが登場。やっぱ ... 続きを見る

返信(1)

51話まで拝読しました

 クライマックスしか知らなかった桶狭間の戦いへ至る経過がよくわかります。今川方と織田方、両方のもくろみや腹の探り合いが伝わってきて臨場感があります。戦う前から、砦や兵糧について話し合うシーンなど、とても興味深いです。鳴海城、大高城のくだりで、城の位置や相手方の海上運送の評価をする場面はワクワクしました。また、氷上が神域であり、そこに入る人選を宮司の家柄の者にするなど、深い事がさらりと書いてあり、その凄い知識量に圧倒されます。  有名な話なのかもしれませんが、利家と信長がそーーんな関係だったなん ... 続きを見る

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なつかしく

ゆっくりと読ましてもらっています。こうした話はどこで勉強されたのですか?

返信(3)

40話まで拝読しました

 秀吉との出会いがよく見る草履エピソード(後世作?)とは違って、いかにも有能「藤吉郎」。ちゃっかりくつわを握る姿も、さもありなんとうなずきながら読みました。織田秀敏はいままで全然知らないキャラでしたが、keimei09さんが描かれると、目の前に、座って渋い表情で手紙をしたためる様子が目に浮かんできます。そして受け取った斎藤道三の表情も。名前だけの存在からぐーっとキャラが浮かび上がってくるその筆力が凄いです、心底うらやましいです。ここまで滑らかに背景や人物の造形が浮かび上がるのは資料などでの裏付け ... 続きを見る

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33話まで拝読しました

 私はkeimei09さんの書かれる文章がとても好きです。読んでいて、まるでそこにいるかのような気持ちにさせられる詳細な描写。その空間の香りすら漂ってくるような。今回は「今川館には茶室がある~」(28話~)からの描写が特にそういう気分にさせてくれました。温石の品の一つ、鶴の身の入った味噌汁、鷹狩りの本を読んでいて、昔は鶴を食べていたんだなあとびっくりした覚えがありましたが、どんな味がするんでしょうね。風雅だなあ。他のメニューもあっさりとしながら逸品ぞろいで生唾ゴックンでした。茶室の会話も風景から ... 続きを見る

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20~27話まで拝読しました。

 20話、小気味よいリズムの文章で、その頃の信長の姿が眼前にあるような臨場感があります。21話の天沢の話も面白かったです。書いてあることも面白かったけど、読んでいることを忘れさせるような文章、するすると文字がそのまま絵になって浮かんできます。信長と斉藤道三の話も、緊張感があって引きずり込まれるように先に先に読んでしまいました。鞠庭での秘密の談合も、次々と知らない登場人物が出るのに、説明の妙でその人があっという間に頭の中にイメージされてしまいます。特に「葛山」の人となりは克明な描写で頭の中に姿が現 ... 続きを見る

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13~18話まで拝読しました

 惜しげも無く史実が詳細にわたって書かれており、読み応えがあります。まるで目の前でその時の歴史が動いているようです。情け容赦ない謀略、策略に、心が揺さぶられっぱなし、山口父子の顛末などいろいろな推理が上げてあり興味深かったです。私は日本史は詳しくなく、群雄割拠の戦国時代はとくに苦手でしたが、貴作を読みその魅力に気づかされています。

返信(1)

すごくわかりやすいです

 12話まで拝読しました。  私が時代小説で引き込まれるポイントに、自分がまさにその時代のその風景をみているような感覚、があります。第8話『信長が境に向かう途中の文で「信貴山から竹内街道に入ろうとする道で初めて海が見えたとき、信長は一度馬を止めた。  海といってもその向こうに淡路島が横たわっているため、それは大きな川のようだった。』は、まさにその感覚を満喫させていただきました。実際に行かれたのでしょうか、ぐーんと風景が迫っている感じがしました。  そして9話。戦国時代にマカオが貿易港だった ... 続きを見る

返信(1)

引き込まれました

 初めまして。  六話まで拝読しました。一話目から、まるで上洛する信長の姿をこの目で見ているような錯覚に陥るくらいの詳しい描写と、その描写の元となった文献などがさりげなく書いてあって引きずり込まれるようにして読みました。文章の歯切れが良くて、展開もスピーディで読んでいてワクワクします。また、読みに来させていただきます。

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小説情報

桶狭間伝

keimei09

執筆状況
連載中
エピソード
152話
種類
一般小説
ジャンル
歴史
タグ
戦国時代, 織田信長, 今川義元, 軍記, 戦記, 桶狭間
総文字数
278,127文字
公開日
2021年04月18日 23:23
最終更新日
2023年03月25日 03:24
ファンレター数
9