願いを纏って

作者 mika

[現代ドラマ・社会派]

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4件のファンレター

着方教室の新しい生徒、菫さんはなぜかいつも不機嫌そう。
彼女が持ってくる着物や帯には、ある違和感があって……。

お題「ツンデレ」はコミュニケーションの下手な性格と解釈しています

※表紙はAdobe Stockから二本杉さまの作品を使用させていただきました。

目次

完結 全2話

2022年05月16日 21:32 更新

登場人物

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ファンレター

美しい作品

こちらの作品も大好きです。『一杯の紅茶のためなら』と同じくらいに。 mikaさんの文章はイメージがしっかりと寄り添ってくれます。 着物や模様、色彩の言葉が、存在感を持って物語をかたどってくれる。「白地に瑠璃紺の朝顔」、「藤紫色の矢羽根柄」、「梔子色の羽裏」、「深緑地に遠州椿」……ほんの一部ですが、風情あるゆかしい和の言葉は宝石のよう。 そしていつもmikaさんの作品から感じるのですが、誠実さ、温かさが行間から滲んでくるのです。 今回の登場人物二人もそれぞれに魅力的。 とても贅沢な読みご ... 続きを見る

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すごく共感

じーんと心に響く、すばらしい作品でした。この感じ、とても好きです。 「ツンデレ」をコミュニケーション下手とする解釈も秀逸。菫さんのキャラクター造形が良いですね。彼女が素直に笑えるようになるという物語の核になる部分と、着物の柄に込められた意味とがぴったり重なっていて、何とも見事です。 私も最近はコロナを理由に着物を着ていません。また引っ張り出して、お出かけしてみたくなりました。

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知らない世界

mikaさん、こんにちは。 「願いを纏って」を拝読しました。専門的な未知の領域が題材でしたが、最後まで面白く読めました。 実際、我が家でも妻が僕の祖母の代からの着物を受け継いでいたりするのですが、 着方についてはもちろん全く立ち入らず……。写真屋さんでその姿を見るだけ、という。 これも線引きがなかなか難しいのですが、もう少し関心を持とう、と思いました。 そしてストーリーですが、静かながらも力強い明るさを感じられるもので、心に残りますね。 有り難うございました。

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大人の小説

私はmikaさんのコラムやエッセイだけでなく、小説もとても好きです。久しぶりにmikaさんの物語を読ませていただき、幸せな気分になりました(*^^*) 以前に拝読した小説は2000字という縛りがあったため、かなり削られている部分があったと思うのですが、今回は5000字ということで、登場人物のしぐさや表情など、繊細な細部をたっぷり味わうことができました^^ 着方教室の先生である「わたし」という語り手の設定には、単に「和服を着た人を描写する」のとは全然違って、和服に関する深い知識が必要なことは言 ... 続きを見る

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小説情報

願いを纏って

mika  mikafone

執筆状況
完結
エピソード
2話
種類
一般小説
ジャンル
現代ドラマ・社会派
タグ
【三題噺1】, 着物
総文字数
4,948文字
公開日
2022年05月04日 17:05
最終更新日
2022年05月16日 21:32
ファンレター数
4