DF50

文字数 298文字

「DF50は電気式なのだから、発車時によく耳を澄ませれば、エンジン音に混じって、モーターの音を聞き分けることができる」

 とある時、友人が言った。
 土讃線の普通列車に乗った時、それを信じ、私は先頭の客車に陣取って、デッキでじっと耳を澄ませていた。
 数駅間、努力したのだが…
 K君、聞こえないよ。

 DF50といえば、500番台のマン製エンジンを乗せた連中はいいけれど、問題は0番台の皆様で、エンジンメーカーの名前が、解説本によって異なるという不思議があった。

「あれれ?」

 疑問が解けたのは、いつだったか。
 SULZER をドイツ語読みすれば ズルツア。
 英語読みすれば スルザー。
 ということでした。
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