クーラーキセ

文字数 255文字


 クーラーキセとは、クーラーに「着せ」ているからそう言うのかと思っていたら、辞書に「被せ」という言葉を見つけた。「きせ」と読む。
 また「被せ」は「かぶせ」とも発音して、意味は、

『かぶせること。物をおおうこと。また、そのもの。』

 とある(広辞苑)。

「きせ」のほうは裁縫用語らしい。

『裁縫における縫目の処理法。縫目を折る際に縫目より約2ミリメートル奥で折り返して縫目を隠す。』(広辞苑)

 つまり思うに、本来は「クーラーかぶせ」だったものが、いつの間にか裁縫用語と混同され、「クーラーきせ」と変わってしまったようだ。

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