自動連結器
文字数 442文字
「日本の自動連結器には、もう1世紀近い歴史があるのではないか」
と思って調べてみると、やっぱりその通りで、ネジ式から自動連結器への一斉交換が1925年のことだから、2025年でちょうど100周年。
これを記念して、2025年には何かの式典をやったりするんだろうか。
いや、そんな話は聞いたこともなし。
連結器がネジ式から自動連結器に変わったことの意義は意外に大きく、まず第1に、
・連結開放作業が簡単で素早くなったこともあるけれど、それよりも何よりも、連結作業時の係員の死亡事故件数が大きく減少した。
ウィキペディアには驚くような数字があげてあり、年間の死傷者数が527名だとか。
第2に、
・連結器の強度が増したので、列車分離事故が減少した(走行中に連結器が勝手に外れること)。
だけど私の持っている電子辞書には、『自動連結器』という項目さえ存在しない。鉄道ファンでない一般の人には、100周年どころか、その意味を伝えることさえ難しいかもしれない。
ううむ、誰か言い出しっぺになりません?