ジークフリート・ノート ~白鳥とか黒鳥とか湖とか~

[恋愛・ラブコメ]

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3件のファンレター

『白鳥の湖』をもとにした青春ラブストーリーです。ハッピーエンドです。原作の登場人物によく似た若者たちの群像劇。『白鳥の湖』の楽譜が失われてしまったという設定のパラレルワールドで、彼らがその復活上演をめざします。おもにオーケストラの話ですが、最後にバレエも出てきます。
言いかえれば、イケメンだけどオタクでヘタレ、ハイスペック陰キャな王子さまが、女にも男にもモテまくり、トラブルに巻きこまれまくりつつ、愛と友情をとおして成長していく物語です。
【注】この架空の国には、同性間の恋愛に対する差別も、人種差別もありません。みんな自然に生きています。(そういうありかたに違和感を感じるかたには、面白くないかもしれません。かといって過激なBL性愛シーンもないので、そういうご期待にもお応えできません。でも、)私自身は、こんなほんわかハッピーな世界に住めたらいいなと思っています。

ファンレター

ぶっちぎりでロットバルトが好きです!

 最後まで楽しく読ませていただきました。序盤からつんのめるような駆け出しにあれよあれよと翻弄されているうちに気が付いたら読み終わっている、という不思議。魔法にかけられたのでしょうか。  どのキャラクターも素敵でしたが、個人的にロットバルトが好きすぎて彼が登場するとお腹かかえてずっと笑っていられて楽しかったです。(電車の中で何度も吹きました。危険。とても!)  実際の『白鳥の湖』が記憶の片隅にあるものですから、「いや、まさか何かあるだろう」「裏があるんだろう」なんて思わず勘ぐっていたのですが、 ... 続きを見る

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ジークフリート&オデット両方読みました^^

シリーズ完結、おめでとうございます! ジークフリート視点とオデット視点、両方読むとお互いのことが客観的に分かって面白かったです。ジーク視点では、彼が気さくな性格ゆえ、王子という身分であることがあまりピンとこないのですが、オデット視点ではそれがよく分かりました。王家の葬儀の場面を中継されて全国民が見守る、彼はそんなアイドルのような存在だったのですね。オデットが憧れる気持ちもよく分かりますね。チェーホフを引用するくだり、オデットの恋心がかわいいです^^ 何度か読み返して分からなかったのが、二人が ... 続きを見る

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オルガンの描写がリアルで素晴らしいです

「白鳥の湖」を皆で演奏するという筋書き、とても素敵ですね! 以前、マリインスキー劇場で「白鳥の湖」全幕を観たのを思い出しました。たしかに、演出家によって、終わり方がいろいろありますよね。わたしが観たのは愛の勝利(悪魔を倒して、天の国で二人が永遠に愛し合う)でした。 ワーグナーを急に罵る場面、びっくりしました。ワーグナーのファンは熱狂的だから、大丈夫かなと思いましたが。ドイツ人にもアンチはやはりいるのですね? ワーグナーの反ユダヤ主義を理由に嫌っているという話はよく聞きますが、作品が長いか ... 続きを見る

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